「アデュー(adieu)」の意味はフランス語で「さようなら」という意味の言葉?
ここでは「アデュー(adieu)」というフランス語の言葉の意味や、近い意味の言葉について、使い方や使う場面の説明も含めて紹介していきます。
「アデュー(adieu)」の意味はフランス語で「さようなら」になります。
しかし「さようなら」という意味のフランス語には大きく2つの状況で使う言葉があります。
- 永遠の別れや長い間会えなくなるときに使う「さようなら」の言葉
- いつでもすぐに会える相手との一時的な別れに使う「さようなら」の言葉
2つの状況のうち、ここでは永遠の別れのときに使う「さようなら」のフランス語について紹介していきます。
「アデュー(adieu)」は「さようなら」という意味のフランス語
フランス語の言葉「アデュー(adieu)」について、詳しく見ていきましょう。
adieu
「さようなら」「ではまたいつか」という意味の間投詞になり、しばらくの間会えない相手との別れや、生まれた土地をしばらく離れるときなどに使う言葉になります。
「adieu(アデュー)」はこれから長期間の間会えないことがわかっている、またはもう二度と会えない相手に対して使う言葉であるため、恋人同士や友人同士などの間で日常的には使わない言葉です。
「adieu(アデュー)」の語源は、「Á Dieu(ア ディュ)」になり、意味は「神の御許へ」「神とともにあれ」という意味になります。
この語源からも「adieu(アデュー)」が、永遠の別れや次にいつ会えるかわからないような別れのときに使う言葉であることが理解できます。
南フランスでは「こんにちは」という意味や、すぐに会えることが前提で一時的に別れるときの挨拶として「さようなら」という意味で使われていますので、フランスでも地域によっては簡単な別れの挨拶として使っているところもあります。
また、男性名詞としての意味で「別離」「別れの挨拶」や「別れ」という意味でも使います。
日常生活の中で、またすぐに会うことがわかっていて、一時的な別れの挨拶で使える「さようなら」のフランス語は、
Au revoir
になります。
この言葉も一緒に覚えておくととても役に立ちます。
⬇️adieuの発音の確認はこちら⬇️
⬇️Au revoirの発音の確認はこちら⬇️
「アディオス」の意味と「アデュー」との違いは?
ここでは別れ際の挨拶として、なんとなく耳に残っている「アディオス」という言葉の意味や由来、「アデュー」との違いなどについて、詳しく紹介をしてきます。
「アディオス」はスペイン語で「adiós」になり、「さようなら」という意味の別れの挨拶の言葉になります。
「アディオス(adiós)」も二度と会うことがない相手や、長い間会うことができず、次にいつ会えるかもわからない相手への別れの挨拶として使う言葉になります。
日本でもディズニーランドやディズニーシーで、キャストがゲストに対して「アディオス!」と声をかけますが、これは「さようなら」の意味ではなく、「行ってらっしゃい!」や「楽しんで!」というような気持ちの込められた言葉として使われていいます。
世界観や顧客体験を非常に大切にするテーマパークなので、その世界観を崩さないようにキャストが使う言葉も世界観に合ったものを使っているということだと考えられます。
フランス語で「さようなら」という意味の言葉「アデュー」のまとめ
ここでは「さようなら」という意味のフランス語「アデュー(adieu)」について紹介してきました。
「さようなら」という意味のフランス語には、大きく分けて2つがありました。
- 長期間会えない、または二度と会えない相手との別れを意味する「さようなら」の言葉
- またすぐに会うことがわかっている相手との一時的な別れの挨拶の「さようなら」の言葉
この2つの意味をしっかりと理解した上で、必要な場面や状況で「アデュー(adieu)」を使い分けられるようにしていきましょう。