pourはフランス語でどんな意味?使い方と正しい読み方、発音とは?

ここではフランス語の「pour」について、意味と正しい使い方、発音について紹介していきます。
「pour」は主に前置詞として文中で使われることが多く、他に副詞と男性名詞としての意味もあります。
【pourのよく使う意味】
- 「〜に向かって」という方向を表す
- 「〜に賛成して」という賛成を表す
- 「〜のために」という目的を表す
- 「〜にとって」という対象を表す
- 「〜の間」という予定を表す
- 「〜宛の」という宛先を表す
- 「賛成して」という意味
- 「賛成」という意味
会話や文章の中で必ずと言っていいほど使うため、代表的な意味だけでも知っておいて損はありません。
主に前置詞としての意味と使い方を紹介し、その後に副詞、男性名詞として「pour」が持つ意味と使い方を紹介していきます。
前置詞としてのpourの意味と使い方
「pour」はとてもよく使われる前置詞になり、いくつかの意味や用法があり、「〜のために」「〜にとって」「〜用の」という意味で使いますが、文脈によって意味や役割も変化します。
英語の「to」や「for」、「in order to」とほぼ同じ意味、役割の前置詞になります。
1, 目的や目標を表す「〜のために」という意味のpour
目的や目標を達成する「〜のために」「〜のための」という意味になり、対象となる人や物事に対して、利益や意図が向けられれるような状況を表す働きになります。
下記に例文を紹介していきます。
私は生活を立てるために働いています
フランス語で
Je travaille pour gagner ma vie
という表現になります。
日常の会話の中で仕事や職業についての会話でよく使う表現になります。
「Je(ジュ)」は「私は」「私」という意味の一人称の主語代名詞になります。
「travaille(トラヴァイユ)」は「働いている」「勤めている」「勤務している」や「勉強している」という意味の一人称単数現在形の動詞になり、原形は「travailler(トラヴァイエ)」になります。
「pour(プール)」は、「〜のために」という意味になり、目的や理由、用途を表す働きの前置詞になります。
英語の「for」と同じ意味、働きの前置詞になります。
「gagner(ガニエ)」は、「〜を稼ぐ」「〜を儲ける」「獲得する」「〜に勝つ」という意味の動詞になり、ここでは「お金を稼ぐ」という意味で使っています。
「ma(マ)」は、「私の」という意味の女性名詞の単数形に付く所有を表す形容詞になります。
「vie(ヴィ)」は、「人生」「生活」や「命」「一生」「生涯」という意味の女性名詞になります。
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これは君へのプレゼントです
フランス語で
C’est un cadeau pour toi
という表現になります
「C’est(セ)」は「Ce + est(指示代名詞+動詞)」の意味合わせの短縮形になり、「これは〜です」「それは〜だ」という意味になります。英語の「It is」「this is」「that is」と同じ意味、働きになります。
「un(アン)」は、「ある」という意味の男性名詞につく不定冠詞になり、特定されていない名詞につきます。
「cadeau(カドゥ)」は、「プレゼント」「贈り物」という意味の男性名詞になります。
「pour(プール)」は、「〜のための」「〜向けの」「〜宛の」という意味の前置詞になり、宛先や目的、用途を表す働きになります。
「toi(トワ)」は、「きみ」「あなた」という意味の人称代名詞になり、強調や前置詞の後ろで使われ、「あなた」という意味の代名詞になります。
主語の人称代名詞「tu(テュ)」とは違い、独立して使われることが多くあり、ここではプレゼントを受け取る人を表す働きをしています。
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2, 対象を表す「〜にとって」という意味のpour
「〜にとって」「〜向けの」という意味になり、行動や物事、物が誰を対象としているのか、または誰に関係があるのかということを示す働きになります。
例えば、主観的な意見を話すときや対象者をはっきりさせる目的で使います。
この本は子供向けです
フランス語で
Ce livre est pour les enfants
という表現になります。
「Ce(ス)」は、「これ」「それ」「あれ」という意味の指示代名詞になり、英語の「this」「that」「it」と同じ働きになります。
「livre(リーヴル)」は、「本」「書籍」「書物」という意味の男性名詞になります。
「pour(プール)」は、「〜向けの」「〜のための」「〜用の」という意味の前置詞になり、対象、用途を表す働きになります。
「les(レ)」は、複数形の名詞につく定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「enfants(アンファン)」は、「こども」「児童」や親に対する「子」「息子」「娘」という意味の名詞になり、男の子、女の子どちらを表す場合も同じ形になります。
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私にとって、それは良いアイデアです
フランス語で
Pour moi, c’est une bonne idée
という表現になります。
「Pour(プール)」は、「〜にとって」「〜のために」という意味の前置詞になり、対象や目的を表す働きになります。
「moi(モワ)」は、「私」という意味の一人称単数の人称代名詞の強勢形になり、前置詞や強調の後ろて使うことが多いです。
ここでは「pour moi」で「私にとって」という意味の前置詞句を作っています。
「une(ユヌ)」は、「ある」「1つの」という意味の単数形の女性名詞につく不定冠詞になります。
「bonne(ボンヌ)」は、「良い」「優れた」という意味の形容詞の女性形になります。
「idée(イデェ)」は、「アイデア」「思いつき」や「考え」「思考」という意味の女性名詞になります。
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3, 理由や原因を表す「〜のために」という意味のpour
「〜のために」「〜ゆえに」という意味になり、行動の理由や目の前の状況の原因を説明するための働きになります。
例えば、「〜のおかげで」と相手の行動への感謝、好意に対する感謝の理由を説明するようなときにも使います。
あなたの助けに感謝します
フランス語で
Merci pour votre aide
という表現になります。
「Merci(メルスィ)」は、「ありがとう」「ありがとうございます」という意味の間投詞、または「感謝の言葉」や「お礼」という意味の男性名詞になり、ここでは感謝の気持ちを伝える間投詞で使っています。
「pour(プール)」は、「〜のために」や「〜のおかげで」「〜のゆえに」という意味の前置詞になり、理由や原因を表す働きをしています。
「votre(ヴォトル)」は、「あなたの」「あなたたちの」という意味の単数形の所有形容詞になります。
「aide(エードゥ)」は、「助け」「援助」や「助力」という意味の女性名詞になります。
日本語のニュアンスでは、「ご協力ありがとうございます」「力を貸していただきありがとうございます」という意味の言葉にななります。
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彼は彼の仕事で称賛されました
フランス語で
Il a été félicité pour son travail
という表現になります。
「Il(イル)」は、「彼」「彼は」という意味の三人称単数の人称代名詞になります。
「a été(ア エテ)」の形で「〜された」という受動態の過去形を表しています。
「a(ア)」は、原形が「avoir(アヴォワール)」となる助動詞になり、複合過去形を作る働きをしています。
「été(エテ)」は、原形の動詞「être(エートル)」の過去分詞形になります。
「félicité(フェリスィテ)」は、「称賛された」「祝福された」「褒められた」という意味の動詞の過去分詞になり、原形は「féliciter(フェリスィテ)」になります。
「pour(プール)」は、「〜のために」「〜によって」「〜ゆえに」という意味の前置詞になり、理由や原因を表しています。
「son(ソン)」は、「彼の」「彼女の」や「その」という意味の三人称単数の所有形容詞になり、英語の「his」「her」「its」と同じ意味になります。
「travail(トラヴァイユ)」は、「仕事」「作業」「労働」や「勉強」という意味の男性名詞になります。
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4, 方向や目的地を表す「〜に向けて」という意味のpour
「〜に向かって」「〜向けの」という意味になり、どこに向かっているのか、どこを目指しているのかを表す働きになります。
特に、行き先や目的地、到達点を表すときに使います。
私たちは明日パリに向かいます
フランス語で
Nous partons pour Paris demain
という表現になります。
「Nous(ヌ)」は、「私たち」「私たちは」「私たちを」という意味の一人称複数の人称代名詞になり、英語の「we」「us」と同じ意味になります。
「partons(パァルトン)」は、「出発する」「出かける」や「動き出す」という意味の一人称複数現在形の動詞になり、原形は「partir(パルティール)」になります。
「pour(プール)」は、「〜へ」「〜に向かって」「〜向けに」という意味の前置詞になり、目的地や方向を表す働きになります。
「demain(ドゥマン)」は、「明日」や「まもなく」「近い将来」という意味の副詞になります。
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この列車はマルセイユ行きです
フランス語で
Ce train est pour Marseille
という表現になります。
「Ce(ス)」は、「これ」「それ」「あれ」という意味の指示代名詞になります。
「train(トラン)」は、「電車」「列車」「汽車」という意味の男性名詞になります。
「est(エ)」は、「〜です」「〜だ」「〜である」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「pour(プール)」は、「〜向けの」「〜へ」という意味の前置詞になり、目的地や方向を示す働きをしています。
「Ce + 名詞 + est pour 行き先」の形は目的地や行き先を伝えるときによく使われる表現になり、電車やバスの行き先を確認するときにとても役立ちます。
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5, 期間や期限を表す「〜の間」「〜にわたって」という意味のpour
「〜の間」「〜の予定で」「〜にわたって」という意味になり、物事の予定の時期や期間を表す働きになります。
例えばどのくらい滞在するなど意図している期間を表すとき、いつ誰に会うなどの意図する予定を表すニュアンスになります。
私はここに2週間滞在します
フランス語で
Je suis ici pour deux semaines
という表現になります。
「suis(スュィ)」は、「〜です」「〜である」という意味の一人称単数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「ici(イスィ)」は、「ここ」や電話はテレビやラジオの放送などで「こちらは」という意味の副詞になり、英語の「here」と同じ意味になります。
「pour(プール)」は、「〜の間」「〜の予定で」という意味の前置詞になり、予定の期間や時期を示す働きになります。
「deux(ドゥ)」は、数字の「2」を意味する数詞になります。
「semaines(スメーヌ)」は、期間を表す「週」や「1週間」、「平日」「ウィークデー」という意味の女性名詞に複数形になります。
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彼は今夜のためにテーブルを予約しました
フランス語で
Il a réservé une table pour ce soir
という表現になります。
「Il(イル)」は、「彼」「彼は」という意味の男性、または男性を含むものなどを表すときに使う三人称単数形の主語代名詞になります。
「a réservé(ア レゼルヴェ)」は、「予約しました」という意味になります。
「a(ア)」は助動詞の役割になり、原形「avoir(アヴォワール)」の三人称単数現在形になります。
「réservé(レゼルヴェ)」は、「〜を予約する」「〜をとっておく」「用意しておく」という意味の動詞の過去分詞になり、原形は「réserver(レゼルヴェ)」になります。
「une(ユヌ)」は、「ある」「一つの」という意味の単数形の女性名詞に付く不定冠詞になります。
「table(ターブル)」は、「テーブル」「机」や「食卓」という意味の女性名詞になり、ここではレストランで使う「予約したテーブル」を表しています。
「pour(プール)」は、「〜のために」「〜に向けて」という意味の前置詞になり、予定の時期や期間を示す働きになります。
ここでは「今夜のために」という予定の時期を表す働きをしています。
「soir(ソワール)」は、「夜」「晩」という意味の男性名詞になり、「ce soir」の形で「今夜」「今晩」という意味になります。
この表現は、何かの予約や予定について話すときによく使います。
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6, 用途や使用目的を表す「〜用の」という意味のpour
「〜のための」「〜用の」という意味になり、何かの用途や使い道、目的を表す働きになります。
道具などの使用目的などを表す働きになります。
ワイン用のグラス
フランス語で
Un verre pour le vin
という表現になります。
「Un(アン)」は、「一つの」「ある一つの」という意味の単数形の男性名詞に付く不定冠詞になります。
「verre(ヴェール)」は、「ガラス」「グラス」や、「グラス一杯分」や「一杯のお酒」という意味の男性名詞になります。
「pour(プール)」は、「〜用の」「〜のための」という意味の前置詞になり、用途や使用目的を表す働きになります。
「le(ル)」は、「その」という単数形の男性名詞に付く定冠詞になり、特定のものを表す働きになります。
「vin(ヴァン)」は、「ワイン」「ぶどう酒」という意味の男性名詞になります。
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これはフランス語を学ぶためのアプリです
フランス語で
C’est une application pour apprendre le français
という表現になります。
「application(アプリカスィヨン)」は、ここでは「アプリケーション」「アプリ」という意味の女性名詞になります。
他には「貼り付け」や「適用」「応用」、「実行」「専念」という意味でも使います。
「pour(プール)」は、「〜用の」「〜のための」「〜の目的の」という意味の前置詞になります。
「apprendre(アプラォーンドル)」は、「〜を学ぶ」「〜を覚える」や情報などを「得る」「知る」という意味の動詞になり、英語の「study」「learn」と同じ働きになります。
「français(フラォンセ)」は、ここでは「フランス語」という意味の男性名詞になります。
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7, 取引条件や交換を表す「〜に対して」「〜と引き換えに」という意味のpour
「〜と引き換えに」「〜を支払って」や「〜に対して」「〜の代わりに」という意味になり、取引や代価、交換条件を表す働きになります。
それを20ユーロで買いました
フランス語で
Je l’ai acheté pour 20 euros
という表現になります。
「Je(ジュ)」は、「私は」「私」という意味の一人称単数の主語代名詞になります。
「l’」は、「le(ル)」または「la(ラ)」の縮約形になり、「それ」「それを」や「そのことを」という意味や、「le」の場合「彼を」、「la」の場合「彼女を」という意味で代名詞の役割で使います。
「ai(エ)」は、「持っている」という意味の一人称単数現在形の動詞になり、原形は「avoir(アヴォワール)」で、ここでは助動詞の役割をしています。
「acheté(アシュテ)」は、「買った」「購入した」という意味の過去分詞になり、原形は「acheter(アシュテ)」になります。
ここでは「l’ai acheté(レ アシュテ)」の形で、「それを買いました」「それを購入しました」という意味を作っています。
「pour(プール)」は、「〜を支払って」「〜と引き換えに」や「〜の代わりに」という意味の前置詞になり、ここでは交換をするときの条件や代価を表す働きになります。
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彼は自転車をバイクと交換しました
フランス語で
Il a échangé son vélo pour une moto
という表現になります。
「a(ア)」は、「〜を持っている」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「avoir(アヴォワール)」で、ここでは複合過去形を作るための助動詞の役割をしています。
「échangé(エションジェ)」は、「交換した」「取り換えた」という意味の動詞の過去分詞になり、原形は「échanger(エションジェ)」になります。
ここでは「a échangé」の形で「交換した」という意味を作っています。
「son(ソン)」は、「彼の」「彼女の」や「その」という意味の三人称単数の所有形容詞になります。
「vélo(ヴェロ)」は、「自転車」「サイクリング」という意味の男性名詞になります。
「pour(プール)」は、「〜と引き換えに」や「〜の代わりに」という意味の前置詞になり、ここでは交換をするときの条件を表す働きをしています。
「une(ユヌ)」は、「ある」「1つの」という意味の単数形の女性名詞につく不定冠詞になります。
「moto(モト)」は、「オートバイ」「バイク」という意味の女性名詞になります。
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9, 慣用表現として使われるpour
ここでは寛容表現の成句として使われる「pour」の例文を紹介していきます。
今のところ全て順調です
フランス語で
Pour le moment, tout va bien
という表現になります。
「pour(プール)」は、「〜に関して」という意味の前置詞になり、ここでは特定の時間、状況を表す働きになります。
「moment(モマォン)」は、「瞬間」「少しの間」や「時間」「時」「機会」という意味の男性名詞になります。
ここでは「Pour le moment」の形で、「今のところ」「これまでのところ」という意味を作っています。
「tout(トゥ)」は、「すべて」「全部」「なんでも」という意味の不定の代名詞になります。
「va(ヴァ)」は、「〜である」や物事が「うまくいく」「順調にいっている」という意味の動詞の三人称単数現在形になり、原形は「aller(アレェ)」になります。
「bien(ビヤン)」は、「良い」「うまく」「順調に」「都合よく」という意味の副詞になります。
ここでは「va bien」の形で「うまくいっている」「順調にいっている」という意味を作っています。
この表現は、今の状況や物事の進み具合を伝えるのに、シンプルでよく使う表現になり、日常会話で使えます。
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永遠に
フランス語で
Je t’aimerai pour toujours
という表現になります。
「t’aimerai(テムレェ)」は「te + aimerai」の組み合わせの縮約形になります。
「te(トゥ)」は、「あなたを」「君を」や「あなたに」、「あなたにとって」という意味の二人称の目的語代名詞になります。
「aimerai(エムレェ)」は、「愛します」「愛するだろう」という意味の動詞に一人称単数の未来形になり、原形「aimer(エメ)」の活用形になります。
ここでは、「将来の出来事」や「決意」を表現していて、「これからもずっと愛する」という強い意志を表しています。
「pour(プール)」は、「〜の間ずっと」「〜のために」という意味の前置詞になり、ここでは「時間的な永続性」を表す働きをしています。
「toujours(トゥジュール)」は「いつも」「常に」「ずっと」という意味の副詞で、英語の「always」と同じ意味になります。
この表現は、そのまま日本語に訳すと「私はあなたを永遠に愛します」「私はあなたを永遠に愛し続けます」という意味になります。
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私は無駄にそれをしているわけではありません
フランス語で
Je ne fais pas ça pour rien
という表現になります。
そのまま翻訳すると、「私はそれを無駄にするためにやっているわけではありません」や、「私は理由もなくそれをしているのではありません」という意味になります。
「ne 〜 pa」の形は、「〜ではない」という意味の構文になり、「〜」には動詞が入ってその動作を否定する意味になります。
「fais(フェ)」は、「〜をする」「〜を行う」という意味の動詞の一人称単数の現在形になり、原形は「faire(フェール)」になります。
「ça(サ)」は、「それ」「これ」「あれ」や「それを」「あれを」という意味の指示代名詞になり、英語の「that」「this」「it」と同じ働きになります。
「pour(プール)」は、「〜を理由として」「〜ために」という意味の前置詞になり、ここでは目的、理由を表す働きになります。
「rien(リヤン)」は、否定を表す「ne(ヌ)」とともに使って、「何も〜ない」という意味の不定代名詞になり、ここでは「理由もなく」という意味を作っています。
英語の「nothing」や「anything」と同じ働きになります。
この表現は、「何かをするのにはしっかりとした目的がある」ということを強調して伝えるための表現になります。
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私はこの提案に賛成です
フランス語で
Je suis pour cette proposition
という表現になります。
「suis(スュイ)」は、「〜です」「〜である」「〜だ」という意味の一人称単数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「pour(プール)」は、「〜に対して賛成」「〜の味方をして」という意味の前置詞になり、賛成や支持を表す働きになります。
「cette(セットゥ)」は、「この」「あの」「その」という意味の指示代名詞の女性形単数になります。
ここでは「proposition」を修飾していて、特定の提案について示す働きをしています。
「proposition(プロポズィスィヨン)」は、「提案」「申し出」や、「命題」「定理」という意味の女性名詞になります。
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副詞・男性名詞としてのpourの意味と使い方
ここでは副詞、男性名詞の意味の「pour」の例文について紹介していきます。
賛成の人は誰ですか? 反対の人は誰ですか?
フランス語で
Qui est pour ? Qui est contre ?
という表現になります。
「Qui(キィ)」は、「誰」「誰を」という意味の疑問代名詞になり、英語の「who」「whom」と同じ働きになります。
「est(エ)」は、「〜です」「〜である」という意味の動詞の三人称単数現在形になり、原形は「être(エートル)」になります。
「pour(プール)」は、「賛成して」「支持して」という意味の副詞になります。
「contre(コーントル)」は、「反対して」という意味の副詞になります。
この表現は、相手に対して意見や立場を明らかにするときに使える表現になります。
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支持者
フランス語で
les pour
という言葉になります。
「les(レ)」は、複数形の名詞に付く定冠詞になり、「その」「これらの」という意味で使います。
「pour(プール)」は、「賛成」「同意」「支持」という意味の男性名詞になります。
この表現は、「賛成者」「支持者」や「賛成意見」という意味で使います。
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フランス語のpourの意味、使い方のまとめ
ここではフランス語の「pour」ついて紹介してきました。
「pour」にはまとめると以下の意味と使い方がありました。
【pourの意味と使い方のまとめ】
- 「〜に向かって」という方向を表す前置詞
- 「〜に賛成して」という賛成を表す前置詞
- 「〜のために」という目的を表す前置詞
- 「〜にとって」という対象を表す前置詞
- 「〜の間」という予定を表す前置詞
- 「〜宛の」という宛先を表す前置詞
- 「賛成して」という副詞
- 「賛成」という男性名詞
英語の「for」や「to」「in order to」と同じ意味や働きになるので、文章や会話の中で必ず使います。
何度も使って、体の感覚として覚えられるととても便利です。