「5」はフランス語で「サンク」?数字の正しい発音と使い方
ここでは数字の「5」を表すフランス語と、「5」に関連して日常の中でよく使うフランス語の言葉を紹介していきます。
数字は私たちの日常生活の中でなくてはならない存在であり、正確に物事を伝えるときには必ず使います。
例えば何かを数えて正しく伝えるときや時間を伝えるとき、距離を測ったり、計算をするときなど、生活の中でとても大切なコミュニケーションの一部にもなっています。
その中でも「5」という数字は、一つの区切りにもなる大切な数字表現になり、とてもよく使う数字表現でもあります。
ここでは「5」を表すフランス語の単語や関連する言葉を含めて詳しく紹介していますので、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。
フランス語で数字の「5」を表す単語と関連する言葉
ここでは数字の「5」を意味するフランス語の単語や「5」関連する言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
5
フランス語で
cinq
という単語になります。
数字の「5」を意味するフランス語になり、「5個」「5つ」という意味で使います。
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5月
フランス語で
Mai
という単語になります。
1年の中で年始から5番目の月の「5月」を表す男性名詞の単語になります。
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5つ星
フランス語で
cinq étoiles
という言葉になります。
「5つ星」「ファイブスター」という意味になり、特にホテルやレストランの格付けや評価などを客観的に表すときに使う言葉になります。
「5つ星」は格付けの中で高い評価であることを示しており、最高ランクを表します。
「étoiles(エトワル)」は「星」「スター」を意味する女性名詞の複数形になり、単数形は「étoile(エトワル)」になります。
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5番目・第5の
フランス語で
cinquième
という単語になります。
「5番目」「第5の」や「5つ目の」という意味の形容詞になり、修飾する名詞が男性名詞、女性名詞であるかに関係なく同じ形になります。
他にビルやマンションなどの「5階の」や、学年が「5年生の」、順位などが「5位」という意味でもよく使います。
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5時・5時間
フランス語で
cinq heures
という言葉になります。
「5時」や「5時間」という意味になります。
「heures(ウール)」は「時間」「時刻」という意味の女性名詞の複数形になり、単数形は「heure(ウール)」になります。
「1」以外の時刻を表すときには、必ず複数形の「heures」を使います。
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5分
フランス語で
cinq minutes
という言葉になります。
「5分」という意味で、時間の長さや待ち時間、また未来の時刻を表すときに使います。
「minutes(ミニットゥ)」は「〜分」という意味の女性名詞になり、時間の長さや単位を表すときに使います。
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五感
フランス語で
les cinq sens
という言葉になります。
「五感」という意味になり、人間が外界を感じ取るために使う5つの感覚(味覚、聴覚、嗅覚、触覚、視覚)を表すときに使います。
「les(レ)」は複数形に付く定冠詞になり、英語の「the」に相当します。
ここでは「cinq sens(サンク ソォンス)」が複数であるため、複数形の定冠詞「les(レ)」を使っています。
「sens(ソォンス)」は「感覚」「意味」という意味の男性名詞の複数形になりますが、単数形も同じ「sens(ソォンス)」であるため、ここでは単数形、複数形の区別は数詞の「cinq(サンク)」と複数形に付く定冠詞「les(レ)」になります。
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5日間
フランス語で
cinq jours
という言葉になります。
「5日」や「5日間」という意味になり、時間の経過や日数を数えるとき、必要な日数を表すときに使います。
「jours(ジュール)」は「日」や「〜日」「〜日間」という意味の男性名詞の複数形になり、単数形は「jour(ジュール)」になります。
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数字の5
フランス語で
le chiffre cinq
という言葉になります。
「数字の5」や「5という数字」という意味で使います。
「le(ル)」は定冠詞になり、男性名詞の単数形に付きます。
「chiffre(シフル)」は「数字」や「数」という意味の男性名詞になり、特に0から9までの個別の数字を指すときに使います。
また、「数」を意味する単語として「nombre(ノーンブル)」がありますが、これは「数」そのものを指し、桁の大きな数も含めて表すときに使います。
そのため、「chiffre」と「nombre」は区別されるので覚えておきましょう。
【chiffreとnombreの区別と違い】
- chiffre(シフル) 0から9まで個別の数字を表すときに使う
- nombre(ノーンブル) 数そのものを表し、10や1,000など桁の大きい数字も含めて表すときに使う
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「5」を使ったフランス語のさまざまな言葉と使い方
ここでは日常の生活の中でよく使う数字の「5」を表す単語「cinq(サンク)」を使ったフランス語の表現を紹介していきます。
覚えておくととても便利で、他の数字を使って応用できる表現もありますので、しっかりと覚えていきましょう。
映画が始まるまであと5分です
フランス語で
Il reste cinq minutes avant que le film commence
という言葉になります。
「Il(イル)」はここでは「それ」という意味の非人称の代名詞になります。
「reste(レストゥ)」は「残っている」という意味の3人称単数現在形の動詞で、原形の動詞は「rester(レステ)」になり、「Il reste ~」の形で「~が残っている」という意味になります。
「avant que(アヴァン ク)」は「~の前に」「~までに」という意味の接続詞になり、未来の出来事が起こる前の時点を表していて、接続法を伴う表現になります。
「le(ル)」は「その」という意味の男性名詞の単数形に付く定冠詞になり、「film(フィルム)」を指しています。
「film(フィルム)」は「映画」という意味の男性名詞になります。
「commence(コマォンス)」は「始まる」という意味の接続法の現在形の動詞になり、原形の動詞は「commencer(コマォンセ)」になります。
上記の「avant que(アヴァン ク)」が接続法を要求するため、ここでは接続法の現在形の形の「commence(コマォンス)」になっています。
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バスは5時に出発します
フランス語で
Le bus part à cinq heures
という言葉になります。
「bus(ビュス)」は乗り物の「バス」という意味の男性名詞になります。
「part(パァ)」は「出発する」「発車する」という意味の動詞の3人称単数現在形になり、原形の動詞は「partir(パルティール)」になります。
「bus(ビュス)」が単数名詞であるため、動詞も単数形の形になります。
「à(ア)」は「〜に」「〜へ」という意味の前置詞になり、ここでは「〜時に」という意味になります。
「heures(ウール)」は「時間」や「〜時」という意味の女性名詞の複数形になります。
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私の息子は5歳です
フランス語で
Mon fils a cinq ans
という言葉になります。
「Mon(モン)」は「私の」という意味で所有を表す形容詞になり、1人称単数の名詞に使います。
「fils(フィス)」は「息子」という意味の男性名詞になります。
「a(ア)」は「〜歳である」「持っている」という意味の動詞の3人称単数形になり、原形の動詞は「avoir(アヴォワール)」になります。
「ans(アン)」は「〜年」「〜歳」「年」という意味の男性名詞の複数形になり、年齢や期間を表すときに使います。
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彼女はこの本を5回読みました
フランス語で
Elle a lu ce livre cinq fois
という言葉になります。
「Elle(エレ)」は「彼女」という意味の主語代名詞になり、3人称単数形になります。
「a(ア)」は「持っている」「ある」という意味の動詞の3人称単数形になり、原形の動詞は「avoir(アヴォワール)」で、ここでは過去形の助動詞として使っています。
フランス語では、動作の完了を表す複合過去で動詞の「avoir(アヴォワール)」が助動詞として使われることがよくあるので、覚えておくと便利です。
「lu(リュ)」は「読んだ」という意味の動詞の過去分詞になり、原形の動詞は「lire(リール)」になり、上記「avoir」を使った複合過去の組み合わせの「a lu(ア リュ)」は「読んだ」という意味の完了形になります。
「ce(ス)」は「この」「その」という意味の指示代名詞になり、男性名詞の単数形に使います。
「livre(リーヴル)」は「本」「書籍」という意味の男性名詞になります。
「fois(フォワ)」は「〜回」「〜度」という意味の女性名詞になり、回数や頻度を表すときに使います。
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そのホテルは5つ星に格付けされています
フランス語で
L’hôtel est classé cinq étoiles
という言葉になります。
「L’」は男性単数名詞に付く定冠詞「le(ル)」の縮約形になり、後ろに来る名詞の語頭が、母音または無音の「h」で始まるとき、縮約されて「L’」の形に変化します。
ここでは「hôtel(オテル)」が男性名詞で、語頭が「h」のため「L’」が使われています。
「hôtel(オテル)」は「ホテル」という意味の男性名詞になります。
「est(エ)」は「〜である」「〜だ」「〜にある」という意味の動詞の3人称単数形になり、原形の動詞は「être(エートル)」になります。
「être(エートル)」は英語のbe動詞と同じ意味、働きの動詞になります。
「classé(クラッセ)」は「格付けされた」「ランク付けされた」という意味の動詞の過去分詞になり、原形の動詞は「classer(クラッセ)」になります。
ここではホテルが主語となって受け身の形になり、「est classé(エ クラッセ)」で「格付けされている」という意味になります。
「étoiles(エトワル)」は「星」「スター」という意味の女性名詞の複数形になり、ここではホテルの評価やランクを表す基準としての「星」という意味で使っています。
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5月5日は友達の誕生日です
フランス語で
Le cinq mai, c’est l’anniversaire de mon ami
という言葉になり、「5月5日は私の友達の誕生日です」という意味になります。
「c’est(セ)」は「それは〜です」「それは〜である」という意味の動詞「cela est(スラ エ)」の省略形になります。
「l’anniversaire(ラニヴェルセル)」は男性名詞に付く定冠詞「le(ル)」と「anniversaire(アニヴェルセル)」の組み合わせになり、「le(ル)」は後ろに続く名詞の語頭が母音のため、縮約形の「l’」に変化しています。
「anniversaire(アニヴェルセル)」は「誕生日」や「記念日」「記念祭」という意味の男性名詞になります。
「de(ドゥ)」は「〜の」という意味の前置詞になります。
「mon(モン)」は「私の」という意味の所有形容詞になります。
「ami(アミ)」は「友達」「友人」という意味の男性名詞になります。
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5時に駅の前で会いましょう
フランス語で
On se retrouve à cinq heures devant la gare
という言葉になり、「私たちは5時に駅の前で会います」という意味になります。
「On(オン)」は「私たちは」「私は」「彼らは」や一般的に不特定の「人々は」「人は」という意味の代名詞になり、ここでは主語になります。
「se(ス)」は「お互いに」や「自分自身」「自分を」という意味の再帰代名詞になり、主語が行う動作が主語自身、またはお互いに向かうことを示しています。
「retrouve(ルトォーヴ)」は「再会する」「また会う」という意味の動詞の3人称単数形になり、原形の動詞は「retrouver(ルトォーヴェ)」になります。
「à(ア)」は「〜に」という意味の時間や場所を表すときに使う前置詞になります。
「devant(ドゥヴァン)」は「〜の前で」という意味の場所を示す前置詞になります。
「la(ラ)」は「その」という意味の女性名詞に付く定冠詞になります。
「gare(ギャー)」は鉄道の「駅」や乗り物などの「発着所」という意味の女性名詞になります。
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私には兄弟姉妹が5人います
フランス語で
J’ai cinq frères et sœurs
という言葉になります。
「J’」は「私は」という意味の1人称単数の主語代名詞「je(ジュ)」の縮約形になり、後ろの動詞「ai」の語頭が母音であるため、縮約形になっています。
「ai(エ)」は「持っている」「ある」「いる」という意味の動詞の1人称単数の現在形になり、原形の動詞は「avoir(アヴォワール)」になります。
「frères(フレール)」は「兄弟」という意味の男性名詞の複数形になります。
「et(エ)」は二つの語やフレーズをつなげる接続詞になり、ここでは「兄弟と姉妹」をつなげる働きになります。
「sœurs(スゥール)」は「姉妹」という意味の女性名詞の複数形になります。
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数字の「5」を表すフランス語「サンク」のまとめ
ここではフランス語で数字の「5」を表す単語や「5」に関連してよく使う表現を紹介してきました。
「5」という数字は、1つの区切りにもなり、私たちの日常生活の中でとてもよく使う数字です。
この記事では数字の「5」を使った日常の生活の中でよく使う表現や単語を紹介していますので、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。