「大好き」とフランス語で伝える最もふさわしい言葉とは?

赤いハートのモニュメント

フランス語で「大好き!」や「〜が大好き!」と伝える表現や、「大好き」と同じニュアンスで使う言葉について詳しく紹介していきます。

ここでは主に男性から女性へ、女性から男性へ愛情表現をしたいときに使える表現をメインに紹介していますが、友人や家族に対して愛情を表現するとき、また自分の好きなものを伝えるための表現も含めて紹介しています。

感情表現の言葉は、相手との関係をより良いものとするためにとても大切な言葉になるので、相手にどんなニュアンスで伝わるのか、どんな気持ちを伝えたいときに使うと最適なのかについても詳しく解説しています。

ここで紹介する感情表現のフランス語について、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。

 

「大好き」をフランス語で正しく気持ちを伝えるときに使う言葉

母と子供

ここではフランス語で「大好き」という気持ちをストレートに伝えるときによく使う言葉を5つに絞って紹介していきます。

とてもよく使う言葉ばかりなので、しっかりと覚えて身につけていきましょう。

大好き

フランス語で

J’adoreジャドォール

という言葉になります。

「大好き」のほかに「私は~が大好きだ」という意味の言葉になり、物や行動、人に対して「大好き」と言いたいときによく使います。

とてもカジュアルな表現ですが、強い好意や愛着を表現したいときに使います。

「J’」は「Je(ジュ)」の縮約形になり、「私」という意味の主語代名詞の単語で、英語の 「I」に相当します。

「Je(ジュ)」は母音で始まる動詞の前に来ると、「Je + 動詞」の形が発音しやすくなるように「J’」という縮約形になります。

「adore(アドォール)」は、「大好きだ」や「敬愛する」「崇拝する」という意味の動詞になり、原形が「adorer(アドレ)」になります。

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あなたのことが大好きです

フランス語で

Je t’aime beaucoupジュ テェム ボクゥ

という言葉になります。

「君のことがとても好きだ」や「あなたのことがとても好きです」「あなたをとても愛しています」という意味の言葉になり、相手に対して強い好意や愛情を伝えるときに使います。

「t’」は「君を」または「あなたを」という意味の目的語代名詞 「te(トゥ)」 になり、ここでは母音で始まる動詞の前に置かれているため、発音をしやすくするために縮約の形になっています。

「aime(エム)」は「愛する」「好きだ」という意味の一人称単数の現在形の動詞になり、原形が「aimer(エメ)」になります。

「aimer(エメ)」は文脈によってロマンティックな愛から友情まで、さまざまな「愛」の意味を表現する動詞になります。

「beaucoup(ボクゥ)」は「たくさん」や「とても」「大いに」という意味の副詞になり、英語の 「a lot」や 「very much」に相当する単語になります。

ここでは「 aime(エム) 」に強調の意味を加えることで、相手に対する好意や愛情の強さを表現しています。

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あなたが大好きです

フランス語で

Je t’adoreジュ タ ドォール

という言葉になります。

「君が大好き」や「あなたのことが大好きです」という意味の言葉になり、相手に対してとても強い好意や愛情を表現する言葉になります。

恋愛感情だけでなく、友人や家族など親しい関係の相手に対して使うことが多い表現になり、カジュアルで親しみやすい印象を含みますが、強い愛情を持っていることを相手に伝える言葉としてよく使います。

相手に対する深い好意や親愛の感情を真っ直ぐに、かつカジュアルに伝えるのに最適な言葉になるので、覚えておきましょう。

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あなたのことがとても好きです

フランス語で

Je t’aime bienジュ テェム ビヤン

という言葉になります。

「君のことが好きだ」や「君のことが好きだよ」、「あなたが好きです」という意味の言葉になります。

この言葉は相手に対する軽い好意や親しみをカジュアルに伝えるためによく使うため、「好きだ」という意味は伝わりますが、相手に対して深い恋愛感情があるわけではなく、友好的な気持ちや好意を伝えるときに最適な言葉になります。

そのため、恋愛感情を抱いている相手に使うと、言われた相手は「あなたのことは好きだけど、愛しているわけではない」というニュアンスで受け取る可能性が大いにあります。

そのため、相手に恋愛感情を強く伝えたいときには、「Je t’aime」を使うことでしっかりと気持ちを伝えられます。

より軽いニュアンスの「好き」です。友人に対して使うことが多い表現で、ロマンティックな意味合いは少なめです。

「bien(ビヤン)」は「よく」、「上手に」、「かなり」という意味の副詞になり、ここでは「かなり」や「そこそこ」といった意味で使われているため、感情の強さをやや和らげる働きをしています。

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チョコレートが大好きです

フランス語で

J’adore le chocolatジャドォール ル ショコラ

という言葉になります。

「私はチョコレートが大好きです」という意味の言葉になり、チョコレートが本当に好きであることを表現したい、伝えたいときに使う言葉になります。

チョコレートだけではなく、食べ物や趣味、スポーツなどに対する強い興味や愛着を伝えるのに使える表現になり、非常に多くの場面で使うことができるので、覚えておくと便利です。

「le(ル)」は男性名詞に付く定冠詞で「その」や「その特定の」という意味になり、英語の「the」に相当します。

「chocolat(ショコラ)」は「チョコレート」という意味の男性名詞の単語になります。

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「大好き」の気持ちが伝わるフランス語の言葉

クリスマスの恋人同士

ここでは「大好き」の気持ちがさらに深く、具体的に伝わる感情表現の言葉について詳しく紹介していきます。

相手に対する強い愛情や好意を伝えるときに使える表現をピックアップし、その言葉で相手に伝わるニュアンスも含めて紹介していきます。

しっかりと覚えて、フランス語で愛情表現をできるようにしていきましょう。

あなたがいなくてとても寂しいです

フランス語で

Tu me manques beaucoupテュ ム マォンク ボクゥ

という言葉になります。

「君がとても恋しい」や「あなたがとても恋しいです」という意味の言葉になり、相手がいなくて寂しい気持ちや恋しさを伝えたいときに使います。

直訳すると「君がいなくてとても寂しい」という意味になり、遠く離れた相手に対して、自分がどれほど寂しいか、恋しいかを伝えるときに使います。

「Tu(テュ)」は「あなた」「君」という意味の二人称単数の主語代名詞になり、英語の「you」に相当する単語になります。

「me(ム)」は「私に」「私を」という意味の目的語代名詞になり、英語の「me」に相当する単語になります。

ここでは「あなたが私に」という意味で使われています。

「manques(マォンキ)」は「欠ける」や「不足する」「足りない」また、「寂しい」「恋しい」という意味の二人称単数形の現在形の動詞になり、原形は「manquer(マォンケ)」になります。

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君のことしか見えない(男性→女性)

フランス語で

Je suis fouジュ スュイ フゥ

という言葉になります。

「君に夢中だ」という意味の言葉になり、ロマンティックな関係で使われることが多い表現になります。

この言葉は、男性が主語となって女性に気持ちを伝えるときに使う表現になります。

「Je suis fou」を直訳すると「私は狂っている」や「私は気が狂いそうだ」という意味の言葉になり、ここでは、何かに強く心を奪われたり、非常に驚いたり、また感情が激しく揺さぶられている状態を表現するために使っています。

日常会話において、何かに強く心を奪われた状態や、極端な感情を表現するための比喩としても使うことができるので覚えておくと便利です。

「suis(スュイ)」は「〜である」「〜です」「いる」という意味の一人称単数形の動詞になり、英語のbe動詞に相当する言葉になります。

「fou(フゥ)」は「狂った」「気が狂った」や「非常識な」という意味の形容詞になり、ここでは主語「Je(ジュ)」が男性であるため、男性形の「fou」の形になっています。

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あなたのことで心がいっぱい(女性→男性)

フランス語で

Folle de toiフォル ドゥ トゥワ

という言葉になります。

「あなたに夢中」という意味の言葉になり、直訳すると「あなたに狂っている」という意味になります。

「あなたに対して夢中になっている」または「あなたに心を奪われている」という意味の言葉で、誰かに対する強い愛情や恋愛感情を表現するときに比喩的に使うことが多く、女性が主語となって男性に気持ちを伝えるときに使う表現になります。

「folle(フォル)」は「狂った」や「夢中になった」という意味の形容詞の女性形になります。

「de(ドゥ)」は「〜の」「〜に対して」「〜について」という意味の前置詞になり 、後ろの「toi」に対する感情を示す働きになります。

「toi(トゥワ)」は「あなた」という意味の強調形の代名詞になります。

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あなたのことを心から愛している

フランス語で

Je t’aime à la folieジュ テェム ア ラ フォリィ

という言葉になります。

「君のことが狂おしいほど大好き」や「狂おしいほど君を愛している」「君を非常に愛している」という意味の言葉になります。

感情を激しく表現したいときに使う表現になり、相手に対する愛情が非常に深く、強いことを伝えたいときに使います。

普通の「愛している」よりもさらに強調された愛の表現であり、稀に理性を超えていることを表す表現としても使う表現になり、ロマンチックなシチュエーションで相手に対する深い愛を伝えるのにとてもぴったりな言葉です。

「à(ア)」は「〜へ」や「〜に」「〜で」といった意味の前置詞になり、ここでは「〜の程度まで」という意味になります。

「la folie(ラ フォリィ)」は「狂気」「熱狂」や「非常識な行動」という意味の女性名詞になり、「la(ラ)」は女性名詞に付く定冠詞になります。

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あなたは私のすべてです

フランス語で

Tu es tout pour moiテュ エ トゥ プゥール モワ

という言葉になります。

「君は私にとって全てだ」や「あなたは私にとって全てです」という意味の言葉になります。

相手が自分にとってどれほど大切で、かけがえのない存在であるかを強く伝える表現になり、相手がいないと自分は何も意味をなさない、というような非常に強い愛情や依存の感情のニュアンスが含まれた言葉になります。

親密な関係にある相手に対して、自分の気持ちを深く伝えるときに使うことが多く、特に恋人同士や家族や夫婦の関係性で使われることが多い表現になります。

「es(エ)」は「〜である」「〜だ」という意味の二人称単数現在形の動詞になり、原形が「être(エートル)」で英語のbe動詞の「are」と同じ意味になります。

「tout(トゥ)」は「全て」や「すべてのもの」「すべてのこと」という意味の形容詞または代名詞になり、ここでは「すべて」という意味の代名詞で使われています。

「pour(プゥール)」は「〜のために」や「〜にとって」「〜のための」という意味の前置詞になり、英語の「for」に相当する前置詞になります。

「moi(モワ)」は「私」という意味の強調形の代名詞になり、文の中で強調したいときに使い、英語の「me」や 「myself」 に相当する単語になります。

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君の全てを心から愛しています

フランス語で

J’adore tout chez toiジャドォール トゥ シェ トゥワ

という言葉になります。

「あなたの全てが大好きです」という意味の言葉になります。

相手の全てに対して強い愛情や好意を示し、全てを受け入れるというニュアンスの言葉になり、相手の性格や外見、行動など、すべての面において相手を称賛していることを伝えるために使う言葉になります。

この表現は、ただ単に「好き」というより、さらに強い「大好き」という感情を表現したいときに使われ、相手の欠点や弱点も含めて、その人全体を愛していることを伝えたいときに適した言葉になります。

「chez(シェ)」は「〜のところで」や「〜に関して」「〜の中で」という意味の前置詞になり、ここでは「〜の中で」や「〜に関して」という意味で使われています。

「toi(トゥワ)」は「あなた」という意味の強調形の代名詞になります。

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フランス語で「大好き」と伝える言葉のまとめ

ここでは「大好き」という愛情や気持ちをフランス語で伝えるときによく使う表現について紹介してきました。

主には恋愛感情や夫婦の関係の中で、相手に深い愛情を伝えるのに最も適した表現に絞って紹介しているため、ここで紹介している愛情表現の言葉を全部覚えておくだけでも十分です。

またそれぞれの愛情表現の言葉が、どんな関係の相手に使うのが適しているのか、その言葉から相手に伝わるニュアンスや気持ちの説明も含めて紹介しています。

そっかりと覚えて、大切な場面で使えるようにしていきましょう。

 

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