「トレビアン(très bien)」の意味はフランス語でどんな意味の言葉?

同僚同士で喜び合う場面

ここでは「トレビアン(très bien)」という言葉について、どんな意味の言葉なのか、どんな場面で使うのかという内容を含めて紹介していきます。

「トレビアン」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないかと思います。

例えば映画の俳優のセリフやアニメのキャラクターのセリフとして、フランスっぽい雰囲気を出すために使っているのを聞いたことがあるのではないかと思います。

その中で「トレビアン」が使われているシーンのシチュエーションや、使うタイミングでなんとなく意味を理解できた感じになっている方も少なからずいると思います。

「トレビアン(très bien)」というフランス語の正しい意味や使い方について紹介していきますので、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。

 

「トレビアン(très bien)」はフランス語で「素晴らしい」という意味の言葉

恋人同士でハートを作る手

フランス語の「トレビアン(très bien)」について、詳しく見ていきましょう。

très bienトレ ビヤン

「très(トレ)」は「とても」「非常に」「きわめて」という意味の副詞になります。

「bien(ビヤン)」は、同意を表す「わかりました」「よろしい」という意味の副詞、また「優れた」「良い」や成績の評価の「優」という意味の形容詞の単語になります。

「トレビアン(très bien)」はさまざまな場面で使うことができ、幅広い意味で使われる言葉になります。

【トレビアンを使う場面】

  1. 人や作品などを褒めたり、賞賛するとき
  2. 挨拶で「元気?」と聞かれて返事をするとき
  3. 了承や承諾したことを返事として伝えるとき
  4. 学校の評価や成績のグレードを表すとき

1, 人や作品、物などを褒めたり、賞賛をするとき

人の仕事ぶりや行動を褒めたり、また作品などを見て感動したときなどに「とても素晴らしいです!」「すごくいいですね!」「本当に良い作品です!」ということを伝えたいときに使います。

2, 挨拶のときに「元気?」と聞かれて良い返事をするとき

人との会話の中で「元気ですか?」「調子はどう?」と聞かれて、「とても元気ですよ!」「すごくいいです!」と返事をするときの言葉としてよく使います。

3, 依頼された内容について了解、承諾したことを伝えるとき

レストランやお店の店員に注文や依頼をしたときの返事として「かしこまりました」「承りました」と伝えるときに使ったり、「今度ドライブに行かない?」などの誘いに「いいね!行こう!」というニュアンスで返事をするときの言葉として使います。

4, 学校などの成績の評価ランクの1つを表すとき

フランスの学校の成績の評価ランクの1つ「TB(Très Bien)」として表すときに使います。

フランスの学校の成績表の評価表現の1つとして以下のような評価があります。

評価グレード(略式) 評価グレード(正式) カタカナ読み 評価の基準
TB+ Très Bien + トレ ビヤン プリュス 最高の評価
TB Très Bien  トレ ビヤン 優秀の評価
B Bien ビヤン 良の評価
AB Assez Bien アッセ ビヤン 可の評価
P Passable パッサーブル 普通の評価

フランスには評価の表現方法として上記のような評価基準と表現があるということを覚えておくと役立ちます。

⬇️発音の確認はこちら⬇️

 

「トレビアン」は「美味しい」という意味の「セボン(c’est bon)」と同じ意味?

味見をするシェフ

ここではフランス語の「トレビアン」と「セボン」の意味の違いと使い方について詳しく紹介していきます。

c’est bonセ ボン

食べ物や飲み物が「美味しい!」「美味い!」という意味の言葉になります。

「トレビアン(très bien)」は「美味しい!」という意味でも使いますが、「c’est bon(セ ボン)」よりもさらに強く「美味しい!」と表現したいときに使うイメージになります。

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「トレビアン(très bien)」の意味と近いニュアンスで使うフランス語の言葉

オフィス街の美しい夜景

ここからは前に紹介した「トレビアン(très bien)」と近い意味やニュアンスでよく使うフランス語の言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて紹介していきます。

素晴らしいです!

フランス語で

C’est formidableセ フォルミダーブル

という言葉になり、「ものすごく良いです!」「とても素敵です!」という意味でも使います。

「c’est(セ)」は「ce + est」の組み合わせになり、「ce(ス)」の直後の単語「est(エ)」の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなり「c’est(セ)」の形になっています。「c’est(セ)」は「それは〜です」という意味になり、英語の「it is 〜」「this is 〜」「that is 〜」と同じ働きの言葉になります。

「formidable(フォルミダーブル)」は会話の中で「素晴らしい」「とても良い」や「驚くべき」という意味や、「並外れた」「ものすごい」という意味の形容詞の単語になります。

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素晴らしい!

フランス語で

Magnifiqueマニフィック

という形容詞になり、「見事な」「豪華な」という意味の単語になります。

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承知しました

レストランの店員

フランス語で

Bien sûrビヤン スュール

という言葉になり、「もちろんです」「わかりました」という意味でも使います。

「sûr(スュール)」は「自信がある」「確信している」や「確実な」「信頼できる」という意味の形容詞になります。

会話の中で相手からの頼み事に対して、承諾したことを伝えるときの返事として使う言葉になります。

⬇️発音の確認はこちら⬇️

 

わかりました!

フランス語で

D’accordダッコール

という言葉になります。

会話の中で「了解です!」「わかった!」「いいですよ」という意味で、相手の頼み事や提案に対する返事として使う言葉になります。

「accord(アコール)」は「同意」「意見の一致」「賛成」や物事の「調和」、「協定」という意味の男性名詞になります。

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フランス語で「素晴らしい!」という意味の言葉「トレビアン」のまとめ

ここではフランス語の「トレビアン(très bien)」という言葉について、どんな場面でどんな意味で使われているのか紹介してきました。

「トレビアン(très bien)」という言葉には、意外にも4つの使い方があるということを学びました。

【トレビアンを使う4つのシーン】

  1. 人の行動や作品などを褒めるとき
  2. 「元気?」と尋ねられたとき「すごくいいよ」と返すとき
  3. 依頼に対して承諾したことを伝えるとき
  4. 学校の成績や物事の評価のグレードの「TB」を表すとき

この4つのシーンとそのときに使われる意味をしっかりと覚えて、使えるようにしていきましょう。

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