「メルシー(merci)」の意味は「ありがとう!」という感謝を伝えるフランス語?
ここではフランス語の「メルシー(merci)」という言葉の意味や関連する言葉の意味、また適切な使い方について紹介をしていきます。
「メルシー(merci)」という言葉を一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「メルシー(merci)」を使っている場面を見て、感謝を伝えたり、「お礼の気持ちを伝える言葉なんだろうな」と想像がつくと思いますが、ここではその「メルシー」という言葉で伝わる意味をしっかりと理解し、使いこなせるようにするための情報を紹介していきます。
ぜひ覚えてカッコよく使いこなせるようにしていきましょう。
「メルシー(merci)」は意味はフランス語で「ありがとう!」という感謝の言葉
では感謝の気持ちを伝えるフランス語の「メルシー(merci)」について、詳しく見ていきましょう。
merci
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える間投詞になります。
また「merci(メルスィ)」には男性名詞としての意味と、女性名詞としての意味があります。
- merci 男性名詞 感謝の言葉、お礼という意味
- merci 女性名詞 恩恵、慈悲という意味
女性名詞としての意味「恩恵」や「慈悲」は、主に文章の中で使われる表現になります。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える言葉は、フランス語に限らずどの言語でも、まず最初に覚えるとても大切な言葉なのでしっかりと意味を知って使っていきましょう。
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「メルシーボーク(merci beaucoup)」と「メルシー(merci)」の意味の違い
ここでは感謝の気持ちをより的確に伝えるフランス語「メルシーボーク(merci beaucoup)」について紹介していきます。
「merci(メルスィ)」は、フランスに行くとレストランや街の中、電車の駅、タクシー、空港などあらゆるところで耳にする感謝の言葉ですが、使い方によっては社交辞令のような、気持ちのこもっていない言葉として相手に伝わってしまう可能性もあります。
merci beaucoup
「ありがとうございます!」や「本当にありがとう!」「どうもありがとう!」という意味で、「merci(メルスィ)」だけよりも、感謝の気持ちがこもった「ありがとう」が伝わる言葉になります。
とても汎用性が高く、どんな場面、どんな相手に対しても使うことができる感謝の言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。
「beaucoup(ボークゥ)」は「大変」「とても」「大いに」「非常に」という意味の副詞になり、英語の「much」や「many」と同じ働きの単語になります。
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「メルシー(merci)」に関連するフランス語の言葉と使い方
ここでは「メルシー(merci)」を使ったさまざまなフランスの表現と使ってもいい場面や適切な使い方について、詳しく紹介していきます。
フランス語で丁寧に礼儀正しく「ありがとうございます」と伝える表現は、
Merci, monsieur
または
Merci, madame
または
Merci, mademoiselle
になり、礼儀正しく感謝の気持ちを伝えるとともに、相手に敬意を表す表現として使う言葉になります。
それぞれの表現の使い分けは以下の通りになります。
- merci, monsieur 男性へ敬意を表す感謝の言葉
- merci, madame 既婚女性への敬意を表す感謝の言葉
- merci, mademoiselle 未婚女性への敬意を表す感謝の言葉
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感謝の気持ちに真心と熱意を込めて伝える表現は、
Merci mille fois
という言葉になります。
「本当にありがとうございます!」「心から感謝しています」という意味になり、「メルシー(merci)」に熱意のこもった感謝の気持ちや、本当に困っているとき助けてくれた人に心から感謝の気持ちを伝えたいときに使うと良い言葉になります。
「mille(ミル)」は「たくさんの」「多くの」「多数の」や「1000の」という意味の形容詞になります。
「fois(フォワ)」は「〜回」「〜度」「〜倍」という意味の女性名詞になり、英語の「time」と同じ意味の単語になります。
「何千回とお礼を言っても言い足りない」というニュアンスのこもった感謝の言葉になります。
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あまり嬉しくないとき、皮肉や嫌味がこもった言い方の表現は
Merci bien
になり、「結構です」「そんなのごめんだね」「ごめんこうむるよ」という意味や、「本当ありがとう」という意味でも、本当は断りたいけど、残業を無理やり任されたりしたとき、嫌味や皮肉を込めて返事をするときに使うことが多い表現になります。
もちろん、前向きな意味で「ありがとうございます」と使うこともありますが、自分の意思通りに伝わるかどうか自信がないときには使わないほうが無難な言葉です。
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「結構です」と断りたいときに使える表現は、
Non, merci
という表現になります。
何かを勧められたり、提案を受けたときや誘いを受けたりしたとき、都合が悪いやあまり乗り気ではないなどの理由で断らなければならないとき、「いいえ、結構です」「遠慮します」というときに使える言葉になります。
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「メルシー」より丁寧に「ありがとう」と伝えたいときの表現は、
Je vous remercie
になり、丁寧に「ありがとうございます」と相手に感謝の気持ちを込めて伝えたいときに使う言葉になります。
「je(ジュ)」は「私は」という意味の1人称の人称代名詞、「vous(ヴ)」は「あなた」「あなたがた」という意味の2人称の人称代名詞になります。
「remercie(ルメルスィ)」は「remercier(ルメルスィエ)」が原形の動詞になり、「〜に感謝する」「〜についてお礼を言う」という意味になります。
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フランス語で感謝を伝える言葉「メルシー(merci)」のまとめ
ここではフランス語で「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える「メルシー(merci)」の意味や、「メルシー(merci)」を使ったさまざまな言葉について紹介してきました。
お礼や感謝の気持ちを表す言葉は、フランス語に限らずどんな言語でも一番最初に覚える大切な言葉だと思います。
日本語のお礼や感謝の気持ちを表す言葉にさまざまな言い回しや表現があるのと同じように、他の言語も同様にさまざまなシチュエーションで使える表現が数多くあります。
ここではフランス語で最もよく使う機会の多い「メルシー(merci)」に関連する言葉を紹介してきました。
まずはここで紹介している言葉をしっかりと覚えていきましょう。