フランス語で「茶色」を表す単語とさまざまなフレーズの意味や読み方、発音とは?

茶色い木の壁にもたれかかったギターを持った人

ここではフランス語で「茶色」という色を表す単語と関連するさまざまな色の表現、またフランス語の「茶色」を表す単語を使った表現やフレーズについて紹介をしていきます。

フランス語で「茶色」という色を表す単語として「brun(ブラン)」と「marron(マロン)」が使われます。

この2つの単語の使い分けについて、以下に紹介していきます。

【2つの単語の主な使い分け】

  • 「brun(ブラン)」は「褐色の髪」や「褐色の肌、目」という表現で使われ、黒系の茶色を表現するときに使われます。
  • 「marron(マロン)」は「茶色の服」や「茶色のバッグ」という表現で使われ、赤系の茶色を表現するときに使われます。

一部例外的な使い方をしているケースはありますが、ほとんどの場合はこのような使い分けをしていますので、単語やフレーズを覚えていくときに、この使い分けについても一緒に覚えると便利です。

 

フランス語で「茶色」を表す単語とその意味

夕焼けの雲と大地

ここではフランス語で「茶色」を表す単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて紹介していきます。

茶色①

フランス語で

brunブラン

という男性名詞の単語になり、「褐色」や「褐色の塗料、絵具」を表現するときに使われます。

⬇️発音の確認はこちら⬇️

 

茶色②

フランス語で

marronマロン

という男性名詞の単語になり、「栗色」や「栗の実」を表すときに使われます。

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茶色の①

フランス語で

brunブラン

という形容詞の単語になり、「褐色の」や「褐色の髪の」「褐色の肌の」という表現をするときに使われます。

また、修飾する名詞の性が男性名詞か女性名詞かによって、下記のように変化します。

【形容詞 brunの変化と使い分け

  • brun(ブラン)   男性形  男性名詞を修飾する形
  • brune(ブリュヌ)   女性形  女性名詞を修飾する形

男性形と女性形でスペルと発音ともに異なっていますので、会話で使うときと文章で使うときに気をつけて使いましょう。

⬇️brunの発音の確認はこちら⬇️

 

⬇️bruneの発音の確認はこちら⬇️

 

茶色の②

殻から出た栗

フランス語で

marronマロン

という形容詞の単語になり、「栗色の」という表現で使われます。

「marron(マロン)」は修飾する名詞の性によって、スペルや発音を変化させる必要はありません。

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褐色にする

フランス語で

brunirブリュニール

という単語になり、「〜を日焼けさせる」や「日焼けする」「日に焼いて黒くなる」という表現で使われます。

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日焼け

ビーチで日焼けする人

フランス語で

brunissementブリュニースマォン

という男性名詞の単語になり、髪の毛や肌の色が日に焼けて「褐色になること」を表現するときに使われます。

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栗色

フランス語で

châtainシャタン

という男性名詞の単語になります。

「marron(マロン)」で表現する「栗色」との違いは、「châtain(シャタン)」で表現する栗色は、「金色がかった茶色」になります。

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栗色の①

フランス語で

châtainシャタン

という形容詞の単語になり、「栗色の髪の」という表現としても使われます。

また「châtain(シャタン)」も修飾する名詞の性によって下記のように変化しますが、女性形が使われることは本当に稀であり、基本的には男性形が使われることがほとんどです。

【形容詞 châtainの変化と使い分け】

  • châtain(シャタン)  男性形  男性名詞を修飾する形
  • châtaine(シャテヌ)   女性形  女性名詞を修飾する形

男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章で使うときと会話で使うときともに気をつけて使いましょう。

⬇️châtainの発音の確認はこちら⬇️

 

⬇️châtaineの発音の確認はこちら⬇️

 

栗色の②

フランス語で

châtaigneシャテニェ

という形容詞の単語になり、修飾する名詞の性によってスペルや発音が変化することはありません。

「châtaigne(シャテニェ)」は「灰色がかった明るい茶色」という色味の「栗色」を表現するときに使われます。

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フランス語で「茶色」を表す単語「brun」と「marron」に関連するさまざまな色の表現

茶色い街路の街並み

ここではフランス語の「茶色」に関連するさまざまな色について、日本語の色名からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

フランス語で「茶色」を表現する単語には「brun(ブラン)」と「marron(マロン)」があります。

この2つの単語で表現できる意味の違いは以下の通りです。

  • 「brun(ブラン)」は「褐色の髪」「褐色の肌」「褐色の目」のような表現で使われ、主に黒系の茶色を表現するときに使われ流ことの多い単語です。
  • 「marron(マロン)」は「茶色の服」「茶色のスカート」「茶色のバッグ」のような表現で使われ、主に赤系の茶色を表現するときに使われルことが多い単語です。

表現における一部例外もありますが、ほとんどの場合、このような違いに当てはまります。

赤褐色の

フランス語で

brun rougeブラン ルゥージュ

という表現になります。

「rouge(ルゥージュ)」はここでは「赤い」という意味の形容詞になり、修飾する名詞の性によってスペルや発音は変化しません。

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濃い茶色

抽出されるエスプレッソ

フランス語で

marron foncéマロン フォンセ

という表現になります。

「foncé(フォンセ)」は「(色が)濃い」「暗い」「暗い色」という意味の形容詞となり、修飾する名詞の性によって変化します。

ここでは修飾する名詞「marron(マロン)」が男性名詞のため、「foncé(フォンセ)」は男性形になっています。

【形容詞 foncéの変化と使い分け】

  • foncé(フォンセ)  男性形  男性名詞を修飾する形
  • foncée(フォンセ)   女性形  女性名詞を修飾する形

男性形と女性形でスペルは変化しますが発音は同じであるため、文章で使うときに注意して使いましょう。

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⬇️foncéの発音の確認はこちら⬇️

 

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明るい茶色

茶色に染まったビル

フランス語で

brun clairブラン クレィア

という表現になります。

「clair(クレィア)」はここでは「(色が)明るい」や「薄い」「淡い」という意味の形容詞になり、修飾する名詞の性によって変化します。

ここでは修飾する名詞「brun(ブラン)」が男性名詞であるため、「clair(クレィア)」は男性形になっています。

【形容詞 clairの変化と使い分け】

  • clair(クレィア)  男性形  男性名詞を修飾する形
  • claire(クレィア)   女性形  女性名詞を修飾する形

男性形と女性形でスペルは変化しますが発音は同じであるため、文章で使うときに気をつけましょう。

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「茶色」を表す単語「brun」と「marron」を使ったさまざまなフレーズ

収穫後の麦畑

ここではフランス語の「茶色」を表す単語の「brun(ブラン)」と「marron(マロン)」を使ったさまざまなフレーズや表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。

褐色の髪

フランス語で

avoir les cheveux brunsアヴォワ レ シュヴー ブラン

という表現になります。

「avoir(アヴォワール)」はここでは「(体の特徴や精神的特徴として)〜を持っている」や「〜である」という意味の動詞、「cheveux(シュヴー)」は「髪の毛」という意味の男性名詞の単語になります。

そのまま翻訳すると「褐色の髪の毛を持っている」という表現になります。

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褐色の肌

フランス語で

peau bruneポゥ ブリュヌ

という表現になります。

「peau(ポゥ)」はここでは「肌」や「皮膚」という意味の女性名詞の単語になります。

修飾する名詞「peau(ポゥ)」が女性名詞のため、形容詞の「brun(ブラン)」は女性形の「brune(ブリュヌ)」に変化しています。

⬇️発音の確認はこちら⬇️

 

褐色の目

フランス語で

yeux brunsイユ ブラン

という表現になります。

「yeux(イユ)」は「目」や「両眼」という意味の男性名詞になります。

⬇️発音の確認はこちら⬇️

 

黒ビール

黒ビール

フランス語で

bière bruneビエル ブリュヌ

という表現になります。

「bière(ビエル)」は「ビール」という意味の女性名詞になります。

そのため、形容詞の「brun(ブラン)」は女性形の「brune(ブリュヌ)」に変化しています。

そのまま翻訳をすると「茶色いビール」という表現になりますが、黒ビールとはいえ、実際の色は濃い茶色なのでこのような表現になったのではないでしょうか。

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ブラウンソース

フランス語で

sauce bruneソォース ブリュヌ

という表現になります。

「sauce(ソォース)」は「ソース」や「肉汁」という意味の女性名詞の単語です。

ブラウンソースとは、別名でエスパニョールソースとも言われ、ブイヨンに小麦粉とバターで作ったルーを入れて煮込んだ茶色のソースになります。

ハヤシライスなどの煮込み料理屋や、オムライスのソースとして使われます。

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茶色の服を着ている

フランス語で

porter du marronポルテェ デュ マロン

という表現になります。

「porter(ポルテェ)」はここでは「(服や装身具など)〜を身につけている」「〜を着ている」という意味の動詞になります。

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栗色の髪

落ち葉の上に寝そべる女性

フランス語で

cheveux châtainsシュヴー シャタン

という表現になります。

「châtain(シャタン)」で表現する栗色は、「金色がかった茶色」になります。

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フランス語で「茶色」を表す単語やフレーズのまとめ

ここではフランス語で「茶色」を表す単語や関連するさまざまな茶色の表現、また「茶色」という単語を使ったさまざまな表現やフレーズについて紹介をしてきました。

フランス語で「茶色」という色を表現する単語は大きく2つあり、「brun(ブラン)」と「marron(マロン)」があります。

この2つの単語が表す「茶色」という色のおおよその違いは、「brun(ブラン)」が黒系の茶色、「marron(マロン)」が赤系の茶色を表すときに使われます。

さらに「金色がかった茶色」を表す単語として、「châtain(シャタン)」が使われることもあります。

このようにフランス語で「茶色」を表す単語には色味によって使う単語が異なりますが、まずは「brun(ブラン)」と「marron(マロン)」だけの違いを覚えましょう。

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