「フレンチ(french)」の意味はフランス語でどんな意味?
ここでは「フレンチ(french)」という言葉について、正しくはどんな意味の言葉なのか、フランス語なのかなど、モヤッとした感覚をスッキリさせるため、詳しく紹介していきます。
「フレンチ(french)」という言葉を聞いたことがない、という方はほぼいないのではないでしょうか。
そしてほとんどの方は「フランス料理」という意味で理解して使っているのではないかと思います。
決して間違いではありませんが、正しい意味を知ることで、さまざまな場面、場所で使っている「フレンチ(french)」という言葉に込められた意味を理解できますので、一緒に学んでいきましょう。
「フレンチ(french)」は「フランス料理」という意味の言葉?
結論から言いますと「french」はフランス語ではなく、英語になります。
french
「フランスの」「フランス人の」「フランス風の」「フランス語の」という意味の形容詞と、「フランス人」「フランス語」「フランス風」という意味の名詞の単語になります。
「french(フレンチ)」と同じ意味で使うフランス語はどんな単語なのか見ていきましょう。
français
「フランスの」「フランス語の」「フランス人の」や「フランスらしい」「フランス的な」という意味の形容詞としての意味と、「フランス人」という名詞としての意味、また男性名詞の場合「フランス語」という意味で使う言葉になります。
形容詞のとき、修飾する名詞が男性名詞か女性名詞なのか、また名詞のとき、表す対象の人が男性なのか女性なのかによって下記のように変化します。
【形容詞または名詞 françcaisの変化と使い分け】
- français(フラォンセ) 男性形 男性名詞を修飾、または男性のフランス人を表すときに使う形
- française(フラォンセーズ) 女性形 女性名詞を修飾、または女性のフランス人を表すときに使う形
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「フレンチ(french)」に関連するフランス語の意味と読み方
ここでは英語の「french(フレンチ)」、またはフランス語の「français(フラォンセ)」に関連するフランス語の言葉や表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
フランス
フランス語で
France
という固有の女性名詞になります。
国家、国として、国に関連する機関としての「フランス」という意味で使う単語になります。
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フランス料理
フランス語で
cuisine française
という言葉になります。
「cuisine(キュイズィーヌ)」は「料理」や、「台所」「調理場」「キッチン」という意味の女性名詞の単語になります。
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フランス語を話す人
フランス語で
francophone
という形容詞または名詞の単語になります。
「フランス語圏の」「フランス語使用の」という形容詞、また「フランス語を話す」「フランス語圏の人」という名詞としての意味で使う単語になります。
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フランス人同士の
フランス語で
franco-français
という形容詞になります。
会話の中で「いかにもフランス的な」や「フランス人に特有な」「フランスだけの」という意味でも使う言葉になります。
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フランス文化
フランス語で
francité
という女性名詞の単語になります。
フランス語圏内の「フランス文化」という意味、また「フランス的なもの」という意味でも使う単語になります。
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「フレンチ(french)」という言葉と関連するフランス語のまとめ
ここでは「フレンチ(french)」という言葉の正しい意味と、関連する意味のフランス語の言葉について紹介をしてきました。
正しい意味や使い方を知ってみると、今まで間違ってはいないまでも、なんとなく雰囲気で言葉を理解して使っていたんだということに気づかれた方も多いのではないでしょうか。
和製英語としては相手に意味が伝わりますが、実際に英語やフランス語での会話の中で使ったときに、相手に間違って伝わってしまったり、意図しない方に話が進んでしまったり、そもそも理解されなかったりするということがあります。
海外の方とコミュニケーションを円滑に進めていく上でも、正しく意味を理解して使っていく、ということはとても大切なことになりますので、先入観を捨て、正しい意味を覚えて使っていきましょう。