100以上の「数字」を表現するフランス語を一覧で紹介!覚え方のコツや読み方、発音とは?
ここではフランス語で100以上の数字を表す単語、または表現について紹介をしていきます。
フランス語で大きな数字を聞き取れたり相手に伝えられたりすると、とても安心であることは間違いありません。
それは、旅行でフランスを訪れたときに買い物で値段を確認したり、お金に関連することでの聞き間違いや言い間違いがなくなるためです。
また、フランス人の同僚や友人と誕生日の会話をしたり、歴史などに関する会話をしたときにも100以上の数字表現を使いこなせるととても便利なので、必ず押さえておきたいフランス語の表現になります。
100以上の数字を表す単語や表現について、数字一覧を使って、桁数の小さな数字から順に分かりやすく説明していく内容になっており、発音の音声とカタカナ読みを含めて一つ一つの数字を紹介し、解説していきますのでしっかりと身につけていきましょう。
フランス語で100の位の「数字」を表す表現の読み方と発音、意味
ここではフランス語で100から900までの3桁の数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
数字 | フランス語 | カタカナ読み | 発音の確認 |
100 | cent | サン | |
200 | deux-cents | ドゥ サン | |
300 | trois-cents | トロワ サン | |
400 | quatre-cents | カト サン | |
500 | cinq-cents | サン サン | |
600 | six-cents | シ サン | |
700 | sept-cents | セッ ツァン | |
800 | huit-cents | ユイ サン | |
900 | neuf-cents | ナフ サン |
数字の「100」をフランス語で表す単語は「cent(サン)」になり、「en」の発音はカタカナ読みの表記とやや異なりますので注意しましょう。
3桁の数字をフランス語で表現するときのコツは、100の位→10の位→1の位の順に数字を表す表現を読み上げます。
下記に例を示していきます。
【100の位の数字表現のポイント】
- 101 cent-un (サン アン)
- 102 cent-deux (サン ドゥ)
百の位と一の位が順に表現され、ここでは十の位は「0」であるため表現は省略されています。
また200からの数字の表現のポイントは以下のようになります。
【200からの数字表現のポイント】
- 200 deux-cents(ドゥ サン)
- 300 trois-cents(トロワ サン)
- 400 quatre-cents(クワトロ サン)
となり、200以上の数字表現では「cent(サン)」は複数形「cents(サン)」になりますが発音は単数形と同じです。
しかし「211」のように、「200」の表現のあと「11」を表す表現が続く数字の場合、本来ならば複数形の「cents」になるはずですが、「200」の後ろに数字表現が続くとき「cents」の「s」が省略されます。
- 211 deux-cent-onze(ドゥ サン オンズ)
また、「364」のような数字の場合、「300」「60」「4」というように順に読み上げます。
- 364 trois-cent-soixante-quatre(トロワ サン ソワサントゥ カトル)
フランス語で数字を書くとき、連なる数字表現はすべて「 - (trait d’union トレデュニオン)」で繫いで、語のまとまりを示します。
それでは、「105」をフランス語で言ってみましょう。
- 105 cent-cinq(サン サンク)
「105」の読み方をカタカナ表記すると「サン サンク」となりますが、おなじ「サン」でも「en」と「in」の発音が異なるので、口の形に注意しながら繰り返し練習しましょう。
つぎは「500」をフランス語で言ってみましょう。
- 500 cinq-cents(サン サン)
「500」の読み方をカタカナ表記すると「サン サン」となり、こちらも「in」と「en」の発音の違いに気をつけて練習しましょう。
また「5」を意味する単語「cinq(サンク)」は、後ろに続く単語によって「q」が発音されたり、発音されなかったりします。
「500」を意味する表現の「cinq-cents(サン サン)」では、「q」の発音はされない場合が多いですが、もしうまく伝えられるか自信がないときは、「サンク サン」のように「q」の音を発音し、音の違いをはっきりさせることをおすすめします。
ここまでフランス語で3桁の数の表現とその読み方や発音のコツを紹介してきました。
フランス語で1 000の位の「数字」を表す表現の読み方と発音、意味
ここではフランス語で「1 000」の位、4桁の数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
1 000以上の数を数字で表記するとき、「1.000」のように「.」(point ポワン)を付けて、もしくは「1 000 」「2 000 000」 のように半スペースあけて書きます。右から3桁ごとのまとまりで区切りを示し、相手に読みやすくする効果があります。
なお、「,」(virgule ヴィルギュル)は,フランス語で「0,99」「1,5」のように小数点の表記として使用されます。
日本の数字表記でのつかい方と逆になりますので、気をつけてください。
数字 | フランス語 | カタカナ読み | 発音の確認 |
1 000 | mille | ミル | |
2 000 | deux-mille | ドゥ ミル | |
3 000 | trois-mille | トロワ ミル | |
4 000 | quatre-mille | カト ミル | |
5 000 | cinq-mille | サン ミル | |
6 000 | six-mille | シ ミル | |
7 000 | sept-mille | セト ミル | |
8 000 | huit-mille | ユイ ミル | |
9 000 | neuf-mille | ナフ ミル |
数字の「1 000」を表すフランス語は「mille(ミル)」になります。
「mille(ミル)」は不変化であるため、常に単数形で使われ、複数形にはならないことがポイントになります。
4桁の数字をフランス語で表現する時は、1,000の位 → 100の位 → 10の位 → 1の位の順に数字を読み上げていくのがポイントになります。
- 1 001 mille-un(ミル アン)
- 1 010 mille-dix(ミル ディス)
- 1 100 mille-cent(ミル サン)/ onze-cents(オンズ サン)
1 100の表現例のように、1 100~1 999までの数字を言い表すときは表現方法が2種類ありますので、以下に詳しく紹介していきます。
とくに西暦で年号を伝えるときによく使う表現なのでしっかりと覚えていきましょう。
「1 100」は「onze-cents(オンズ サン)」で「11×100」という意味、または 「mille-cent(ミル サン)」になります。
「1 550」は「quinze-cent-cinquante(キャンズ サン サンカントゥ)」で「 15×100+50」という意味、または 「mille-cinq-cent-cinquante(ミル サン サン サンカントゥ)」になります。
「1 970」は「dix-neuf-cent-soixante-dix(ディズ ナフ サン ソワサンッ ディス)」で「19×100+60+10」という意味、またはは「 mille-neuf-cent-soixante(ミル ナフ サン ソワサントゥ)」になります。
西暦年号を表記するとき、「mille 」の後ろに数詞を伴う場合 「mil」 と書くこともありますが発音は「mille(ミル)」と同じになり、「mil」も不変化の単語になるため、複数形になることはありません。
- 1988 年に en mil-neuf-cent-quatre-vingt-huit(オン ミル ヌフ サン カトル ヴァン ユイ)
ここまでフランス語で4桁の数の表現とその読み方や発音のコツを紹介してきました。
フランス語で10 000の位の「数字」を表す表現の読み方と発音、意味
ここではフランス語で「10 000」の位、5桁の数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
数字 | フランス語 | カタカナ読み | 発音の確認 |
10 000 | dix-mille | ディ ミル | |
20 000 | vingt-mille | ヴァン ミル | |
30 000 | trente-mille | トラントゥ ミル | |
40 000 | quarante-mille | カラントゥ ミル | |
50 000 | cinquante-mille | サンカントゥ ミル | |
60 000 | soixante-mille | ソワサントゥ ミル | |
70 000 | soixante-dix-mille | ソワサンッディ ミル | |
80 000 | quatre-vingt-mille | カトルヴァン ミル | |
90 000 | quatre-vingt-dix-mille | カトルヴァンディ ミル |
数字の「10,000」を表すフランス語は「dix-mille(ディ ミル)」となり、「10×1 000」という意味になります。
つまりかけ算を用いた表現の方法になります。
【10 000の位の数字の表現例】
- 10 001 dix-mille-un(ディ ミル アン)= 10×1 000+1
- 10 010 dix-mille-dix(ディ ミル ディス)= 10×1 000+10
- 10 100 dix-mille-cent(ディ ミル サン)= 10×1 000+100
- 11 000 onze-mille(オンズ ミル)= 11×1 000
ここまでフランス語で5桁の数の表現とその読み方や発音のコツを紹介してきました。
フランス語で100 000以上の「数字」を表す表現の読み方と発音、意味
ここではフランス語で「100 000」の位、6桁の数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
数字 | フランス語 | カタカナ読み | 発音の確認 |
100 000(十万) | cent-mille | サン ミル | |
1 000 000(百万) | un million | アン ミリオン | |
10 000 000(千万) | dix-millions | ディ ミリオン | |
100 000 000(一億) | cent-millions | サン ミリオン | |
1 000 000 000(十億) | un milliard | アン ミリヤール | |
10 000 000 000(百億) | dix-milliards | ディ ミリヤール | |
100 000 000 000(一兆) | cent-milliards | サン ミリヤール |
数字「100 000」を表すフランス語は「cent-mille(サン ミル)」になり、「100×1 000」という意味になります。
また、数字「1 000 000(百万)」を表すフランス語は、「un million(アン ミリヨン)」になります。
以下は「二億ユーロ」をフランス語で表す表現になり、「million(ミリヨン)」は男性名詞の複数形であるため、数形容詞の「cent(サン)」に「-s」が付き、複数形「cents(サン)」になります。
- 二億ユーロ deux cents millions d’euros(ドゥ サン ミリヨン デュ―ロ)
さらに、数字「1 000 000 000(十億)」を表すフランス語は「un milliard(アン ミリヤール)」になります。
「milliard(ミリヤール)」も男性名詞のため、数形容詞を伴うときその語形は変わるので注意して書きましょう。
ここまでフランス語で6桁以上の数の表現とその読み方や発音のコツを紹介してきました。
100以上の「数字」を表すフランス語についてのまとめ
ここではフランス語で100以上の数字をフランス語で表す単語や表現について紹介してきました。
フランス語での数の数え方は、やはり不規則で覚えにくいなと感じられたかもしれません。
しかし表現方法には3桁の数字のかたまりごと一定の規則性があり、その規則を頭に入れておくことで、100以上の数でも頭に入ってくるようになります。
楽に覚えるポイントは、おなじ規則性のある3桁数字のまとまりごとに順に覚えていくことです。
フランス語の「100」以上の数字表現をしっかり身につけることで、物の値段を正確に伝えたり、聞き取ることができます。
また、自分の生年月日を伝えたり、相手のそれを正しく聞き取ったりすることができるようになります。
ここでは、日常生活において必要最低限しっかり押さえておきたい内容を中心にお伝えしてきました。
フランス語で数字の表現を早く習得するためのポイントは「正しい発音」を身につけることであり、主に日常生活でのコミュニケーションで頻繁に必要とされる知識、スキルだからです。
フランスへの旅行やフランス語でニュースを聞くときなどすぐに役立つ内容になるので、繰り返し発音練習し、耳に触れて覚えていきましょう。