「数字」を表すフランス語を一覧で紹介!覚え方のコツや読み方、発音とは?

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ここではフランス語で「数」や「数字」を表す単語や表現について紹介をしていきます。

語学学習において、数の数え方は入門だとされますが、フランス語の場合、発音や文法、数字の書き取りなどどれをとっても、初級者にはフランス語の「数字」は、複雑な上に難解です。入門でこんなに難しいのかと悩みをかかえられる方も少なくはないでしょう。

例えば、フランス語で1アン、2ドゥ、3トロワと数を数えられるという方も多いことでしょう。
かんたんだと思われるこの3つの数字にも、実は正しく発音しないと伝わらない母音が潜んでいます。

結論から申し上げますと、フランス語の「数」を早く習得するためのポイントは、「正しい発音」です。日常生活でおもにコミュニケーションで必要とされる知識だからです。
そのため、ここでは「0~100」までの数を表す単語や表現について、分かりやすく順に説明していく内容になっています。
発音音声付きで一つひとつの単語をていねいに解説していますので、確認しながら声に出して練習をしましょう。

 

「数字」に関連するフランス語の単語や表現の読み方と発音、意味

電話の番号ボタン

まずは、フランス語の「数字」に関連する単語や表現の読み方と発音、意味についてご紹介します。

数(かず)

フランス語で

Nombreノンブル

という男性名詞の単語になります。

例えば、「この街の人口」はフランス語で「le nombre d’habitants de cette ville(ル ノンブル ダビタォン ドゥ セットゥ ヴィル)」というように、数を表す表現で用いられる単語です。

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数字(すうじ)

フランス語で

Chiffreシィフル

という男性名詞の単語になり、「数を表す文字」という意味になります。

【chiffreの活用例】

  • ローマ数字    chiffres romains(シィフル ロマン)
  • アラビア数字   chiffres arabes(シィフル ザラブ)
  • 3桁の数       nombre de 3 chiffres(ノンブル ドゥ トロワ シィフル)

というように数字にまつわる表現で使われる単語です。

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番号(ばんごう)

フランス語で

Numéroニュメロ

という男性名詞の単語になります。

【numéroの活用例】

  • 電話番号  numéro de téléphone(ニュメロ ドゥ テレフォヌ)
  • 5番    numéro cinq(ニュメロ サンク)

というように番号に関連する表現で使われる単語です。

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序数(じょすう)

フランス語で

Nombre ordinalノンブル オルディナル

という男性名詞の単語になります。

「序数」とは、「〜番目」「〜個目」など順位や配列を意味する言葉になり、フランス語では数字の後に「ier」や「ème」という接尾辞を用いて表現します。

【序数の例】

  • 1番の    premier(プルミエル)
  • 2番の      deuxième(ドゥジエム)
  • 10番目の   dixième(ディジエム)

という表現になります。

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偶数(ぐうすう)

フランス語で

nombre pairノンブル ペール

という表現になります。

「pair(ペール)」は「偶数の」という意味の形容詞になります。

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奇数(きすう)

フランス語で

nombre impairノンブル アンペール

という表現になります。

「impair(アンペール)」は「奇数の」という意味の形容詞になります。

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「数字」で0と1から10の数え方を表すフランス語の単語と読み方、発音

ここではまず、基本となる「0から10」までの数を表すフランス語の単語について、日本語の意味とカタカナでの読み方、発音の音声を含めて紹介していきます。

上達のポイントは、カタカナ読みにあまりとらわれないことです。

そして、発音音声に続いて、イントネーションに気をつけて発音を真似してみましょう。

語頭にアクセントを置き、語尾は抜けるようなやさしい音に仕上げるようなイメージを持って発音し、何回も繰り返し唱えて発音を身につけていきましょう。

注意点として、「6」のフランス語表記「six」は英語とまったく同じ表記ですが、発音は異なり、間違えやすいので気をつけましょう。

また、「deux」「neuf」の「eu」の発音はとくに難しいので、少しずつ耳を慣らし発音できるようにしていきましょう。

数字 フランス語 カタカナ読み 発音の確認
0 zero ゼロ
1 un アン
2 deux ドゥ
3 trois トロワ
4 quatre カャトル
5 cinq サンク
6 six シス
7 sept セットゥ
8 huit ユイットゥ
9 neuf ナフ
10 dix ディス

 

「数字」で11から20の数え方を表すフランス語の単語と読み方、発音

ここでは、フランス語で「11〜20」までの数字を表す単語や表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

「11〜16」までは単語になるため、発音音声を聞き、発音練習を繰り返していくことで、正しい発音を耳と声で覚えていきましょう。

「12」の発音は、「2」の発音と似ているため、それぞれの発音音声をしっかりと聞き、会話の中で使われているときの「2」を表す「deux(ドゥ)」の発音と、「12」を表す「douze(ドゥーズ)」の違いをしっかりと聞き取れるようにしておくことがポイントです。

「17〜19」をフランス語で表す場合、数を10の位の数字と1の位の数字に分解して表現をします。

表記するときは、分解した数と数を「-」(trait d’union トレデュニオン)で結びます。

【「-」を使った数字の表現例】

  • 17    dix-sept (10+7)
  • 18   dix-huit (10+8)
  • 19   dix-neuf (10+9)

「-」(trait d’union トレデュニオン)は、数を表す語が一つの単語以上で表現するとき、それぞれの単語を結ぶために使われます。

フランス語で数字を表す表現でよく使われますので覚えておきましょう。

数字  フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
11 onze オンズ
12 douze ドゥーズ
13 treize トレーズ
14 quatorze カトルズ
15 quinze カンズ
16 seize セズ
17 dix-sept ディセット 10+7
18 dix-huit ディズュイㇳ 10+8
19 dix-neuf ディズナフ 10+9
20 vingt ヴァン

 

「数字」で21から30の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「21〜30」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

覚えるときに注意するポイントは、21を表す表現の「vingt-et-un」にある「et」は、英語の 「and」 に相当する単語になり、「20と1」という意味になります。

11以外の数字で、21、31、41、51、61、、、のように、1の位の数字が1の場合、「et」が間に入ると覚えると便利です。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
21 vingt-et-un  ヴァンテアン 20と1
22 vingt-deux ヴァンッドゥ 20+2
23 vingt-trois ヴァンットロワ 20+3
24 vingt-quatre ヴァンッカトル 20+4
25 vingt-cinq ヴァンッサンㇰ 20+5
26 vingt-six ヴァンッシス 20+6
27 vingt-sept ヴァンツェット 20+7
28 vingt-huit ヴァンテュィット 20+8
29 vingt-neuf ヴァンッナフ 20+9
30 trente トラント

 

「数字」で31から40の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「31〜40」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

発音のポイントは、語尾の「e」は無音で発音されないという点です。

【30の数字の発音のポイント】

  • 30   trente(トラント)

語尾の「‐te」の発音は、カタカナ読み表記にある「‐ト」とは少し違う発音になるので気をつけて発音練習しましょう。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
31 trente-et-un トランテアン 30と1
32 trente-deux トランッドゥ 30+2
33 trente-trois トランットロワ 30+3
34 trente-quatre トラントゥカトル 30+4
35 trente-cinq トランツァンク 30+5
36 trente-six トランチス 30+6
37 trente-sept トランツェット 30+7
38 trente-huit トランテュイット 30+8
39 trente-neuf トラントナフ 30+9
40 quarante カラント

 

「数字」で41から50の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「41〜50」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

発音のポイントは、「30」の発音のときと同じく、語尾の「e」は無音で発音されないという点です。

【40の数字の発音のポイント】

  • 40   quarante (カラント)
数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
41 quarante-et-un カランテアン 40と1
42 quarante-deux カランッドゥ 40+2
43 quarante-trois カランットロワ 40+3
44 quarante-quatre カラントゥカトル 40+4
45 quarante-cinq カラントゥサンク 40+5
46 quarante-six カラントゥシス 40+6
47 quarante-sept カラントゥセット 40+7
48 quarante-huit カランテュイット 40+8
49 quarante-neuf カラントナフ 40+9
50 cinquante サンカント

 

「数字」で51から60の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「51〜60」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

発音のポイントは、「30」「40」の発音のときと同じく、語尾の「e」は無音で発音されないという点です。

【50の数字の発音のポイント】

  • 50   cinquante (サンカント)
数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
51 cinquante-et-un サンカンテアン 50と1
52 cinquante-deux サンカンッドゥ 50+2
53 cinquante-trois サンカンットロワ 50+3
54 cinquante-quatre サンカントゥカトル 50+4
55 cinquante-cinq サンカントゥサンク 50+5
56 cinquante-six サンカントゥシス 50+6
57 cinquante-sept サンカンツェット 50+7
58 cinquante-huit サンカンテュイット 50+8
59 cinquante-neuf サンカントゥナフ 50+9
60 soixante ソワサントゥ

 

「数字」で61から70の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「61〜70」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

「17〜69」までの数字の覚え方としてようやく規則性が見えてきていたところですが、フランス語で「70」以降の数字を考えるときには、これまでの数字の表現の規則性を一旦クリアにして、頭を空っぽにしましょう。

数字「70」をフランス語で表す語は、「soixante-dix(ソワサンッディス)」になり、「60+10」という意味になります。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
61 soixante-et-un ソワサンテアン 60と1
62 soixante-deux ソワサンッドゥ 60+2
63 soixante-trois ソワサンットロワ 60+3
64 soixante-quatre ソワサントゥカトル 60+4
65 soixante-cinq ソワサントゥサンク 60+5
66 soixante-six ソワサントゥシス 60+6
67 soixante-sept ソワサントゥセット 60+7
68 soixante-huit ソワサンテュイット 60+8
69 soixante-neuf ソワサントゥナフ 60+9
70 soixante-dix ソワサンッディス 60+10

 

「数字」で71から80の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「71〜80」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

つづいて、数字の「80」をフランス語で表す場合、「quatre-vingts(カトル ヴァン)」になり、「4×20」という意味になります。

これまでの規則性とは異なり、かけ算を用いて表現をし、「-」(trait d’union トレデュニオン)で結びます。

また、「80」を表現するとき、「vingts」の語尾の「-s」を付け忘れないように注意しましょう。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
71 soixante-et-onze ソワサン テ オンズ 60+11
72 soixante-douze ソワサンッドゥーズ 60+12
73 soixante-treize ソワサンットレーズ 60+13
74 soixante-quatorze ソワサントゥカトルズ 60+14
75 soixante-quinze ソワサントゥカーンズ 60+15
76 soixante-seize ソワサントゥセーズ 60+16
77 soixante-dix-sept ソワサンッディセット 60+17
78 soixante-dix-huit ソワサンッディジュイット 60+18
79 soixante-dix-neuf ソワサンッディズナフ 60+19
80 quatre-vingts カトルヴァン 4×20

 

「数字」で81から90の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「81〜90」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

「80」を表すフランス語「quatre-vingts」の「vingt」の語尾についていた「-s」は、「81」以降の数字を表すときは「quatre-vingts」の後ろにさらに数字表現が続くため、「-s」が省かれるているので注意しましょう。

そして数字の「90」をフランス語で表現する場合、かけ算とたし算のハイブリッド方式で表します。

数字「90」は、「quatre-vingt-dix(カトル ヴァン ディス)」となり、「4×20+10」という意味になります。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
81 quatre-vingt-un カトル ヴァン アン 4×20+1
82 quatre-vingt-deux カトル ヴァン ドゥ 4×20+2
83 quatre-vingt-trois カトル ヴァン トロワ 4×20+3
84 quatre-vingt-quatre カトル ヴァン カトル 4×20+4
85 quatre-vingt-cinq カトル ヴァン サンク 4×20+5
86 quatre-vingt-six カトル ヴァンシス 4×20+6
87 quatre-vingt-sept カトル ヴァン セット 4×20+7
88 quatre-vingt-huit カトル ヴァン チュイット 4×20+8
89 quatre-vingt-neuf カトル ヴァン ナフ 4×20+9
90 quatre-vingt-dix カトル ヴァン ディス 4×20+10

 

「数字」で91から100の数え方を表すフランス語の読み方と発音、覚え方

ここではフランス語で「91〜100」までの数字を表す表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

数字の「100」をフランス語で表す単語「cent」の「en」の発音は、カタカナ読みの表記とやや異なりますので、発音音声をよく聞いて繰り返し練習して覚えましょう。

数字 フランス語 カタカナ読み 意味 発音の確認
91 quatre-vingt-onze カトル ヴァン オーンズ 4×20+11
92 quatre-vingt-douze カトル ヴァン ドゥーズ 4×20+12
93 quatre-vingt-treize カトル ヴァン トレーズ 4×20+13
94 quatre-vingt-quatorze カトル ヴァン カトーズ 4×20+14
95 quatre-vingt-quinze カトル ヴァン カーンズ 4×20+15
96 quatre-vingt-seize カトル ヴァン セーズ 4×20+16
97 quatre-vingt-dix-sept カトル ヴァン ディセット 4×20+17
98 quatre-vingt-dix-huit カトル ヴァンディズュイット 4×20+18
99 quatre-vingt-dix-neuf カトル ヴァン ディズナフ 4×20+19
100 cent サン

 

「数字」を表すフランス語についてのまとめ

ここではフランス語で「数」や「数字」を表す単語と、「0〜100」までをフランス語で表す単語や表現について紹介してきました。

フランス語での数の数え方は不規則で覚えにくいように感じるかもしれません。

しかしよく見てみると、数字のかたまりごとにある一定の規則性があり、その規則を頭に入れておくことで、「0〜100」まで数を数えるときに役立ちます。

楽に覚えるポイントは、規則性のある数字のまとまりごとに覚えていくことです。

フランス語の入門の1つである「数字」をしっかり身につけることで、正しく数を伝えたり、大事な番号を聞き取ったりすることができるようになります。

これだけで、日常生活における必要最低限のコミュニケーションはできてしまうといっても過言ではないほど、しっかり押さえておきたい内容をお伝えしてきました。

フランスへの旅行やフランス語でニュースを聞くときなどすぐに役立つ内容になるので、繰り返し練習し、耳に触れて覚えていきましょう。

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