フランス語で「牡蠣」を表す単語や表現の読み方と発音、意味とは?
ここでは「牡蠣(カキ)」を表すフランス語の単語や、関連する表現、フレーズについて紹介していきます。
フランスで「牡蠣(カキ)」を美味しく食べることができるのは“r”のつく月、つまり、9月から翌年の4月頃までになります。
フランスで最も「牡蠣(カキ)」の消費量が多くなるのは、クリスマスシーズンであるため、この時期に合わせて育つように養殖をしています。
また、「牡蠣(カキ)」の身が大きくなり、一番味が美味しくなるのは3月頃だと言われています。
そしてフランスでは、白ワインと一緒に「牡蠣(カキ)」を楽しむのが定番になっていて、白ワインが「牡蠣(カキ)」の味に合うからという理由はもちろんですが、白ワインに殺菌効果がある、ということも理由の1つです。
特にブリュターニュ地方は「牡蠣(カキ)」の養殖が盛んに行われており、美味しい「生牡蠣」を安価に楽しむことができます。
旅行やビジネス、留学などでフランスを訪れたときには、フランスの「牡蠣(カキ)」を楽しんでみてください。
「牡蠣(カキ)」を表すフランス語の単語の読み方と発音
ここではフランス語で「牡蠣(カキ)」を表す単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方について紹介していきます。
牡蠣(カキ)
フランス語で
huître
という女性名詞の単語になり、単語のスペルが「huitre(ユイートル)」になることもあります。
英語の「oyster」と同じ意味の単語になります。
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牡蠣の
フランス語で
huîtrier
という形容詞の単語になり、修飾する名詞が男性名詞なのか、女性名詞なのかによって、下記のように変化します。
【形容詞 huîtrierの変化と使い分け】
- huîtrier(ユイトリエ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- huîtrière(ユイトリエール) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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牡蠣養殖場
フランス語で
huîtrière
という女性名詞の単語になり、「カキ床」という意味としても使います。
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柿
フランス語で
kaki
という男性名詞の単語になり、「柿の実」「柿の木」という意味でも使います。
果物の「柿」は日本語の読み方そのままになります。
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「牡蠣(カキ)」に関連するフランス語の表現の読み方と発音、翻訳
ここでは「牡蠣(カキ)」に関連するフランス語のさまざまな表現について、日本語の翻訳や意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
生牡蠣
フランス語で
huître crue
という表現になります。
「crue(クリュ)」は「生の」「新鮮な」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になります。
【形容詞 cruの変化と使い分け】
- cru(クリュ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- crue(クリュ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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焼き牡蠣
フランス語で
huître grillée
という表現になります。
「grillée(グリィエ)」は焼き網などで「焼かれた」「トーストされた」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 grilléの変化と使い分け】
- grillé(グリィエ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- grillée(グリィエ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが、発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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蒸し牡蠣
フランス語で
huître à la vapeur
という表現になります。
「vapeur(ヴァプール)」は「水蒸気」「湯気」という意味の女性名詞の単語になります。
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加熱した牡蠣
フランス語で
huître chaude
という表現になります。
「chaude(ショードゥ)」は「熱い」「加熱した」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 chaudの変化と使い分け】
- chaud(ショ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- chaude(ショードゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルと発音の両方ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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カキフライ
フランス語で
huître frite
という表現になります。
「frite(フリットゥ)」は「(油で)揚げた」「フライにした」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 fritの変化と使い分け】
- frit(フリィ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- frite(フリットゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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牡蠣の養殖①
フランス語で
culture des huîtres
という表現になります。
「culture(カュルチュール)」はここでは魚介類などの「養殖」という意味の女性名詞の単語になります。
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牡蠣の養殖②
フランス語で
ostréiculture
という女性名詞の単語になります。
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牡蠣養殖の業者
フランス語で
ostréiculteur
という名詞の単語になり、対象となる「牡蠣養殖業者」が男性なのか、女性なのかにより、下記のように変化します。
【名詞 ostréiculteurの変化と使い分け】
- ostréiculteur(オストレイキュルチュール) 男性形 男性のカキ養殖業者を表す形
- ostréicultrice(オストレイキュルトリス) 女性形 女性のカキ養殖業者を表す形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
⬇️ostréiculteurの発音の確認はこちら⬇️
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真牡蠣
フランス語で
huître creuse
という表現になり、日本でも馴染みのある牡蠣で、縦長で下にくぼみのある牡蠣のことになります。
「fine de Claire(フィン ドゥ クレール)」とも呼ばれます。
「creuse(クルーズ)」は「くぼんだ」「くぼみのある」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 creuxの変化と使い分け】
- creux(クルー) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- creuse(クルーズ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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平牡蠣
フランス語で
huître plate
という表現になり、丸型の牡蠣で数も少なく、高価な牡蠣になります。
「ブロン牡蠣」とも呼ばれ、ブルターニュ沖で獲れる珍しい牡蠣であるため、日本では食べることができない種類になります。
「plate(プラートゥ)」は「平たい」「平らな」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「huître(ユイートル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 platの変化と使い分け】
- plat(プラ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- plate(プラートゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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「牡蠣」に関連するフランス語フレーズの読み方と発音、翻訳
ここではフランスに旅行などで訪れ、レストランやマルシェなどで使うことのある、「牡蠣(カキ)」に関連するフランス語の表現やフレーズについて、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
生で食べられますか?
フランス語で
Puis-je manger cru?
という表現になり、「生で食べても大丈夫ですか?」という意味でも使います。
「puis(ピュイ)」は「pouvoir(プヴォワール)」が原形となり、「〜することができる」という意味の動詞になります。
ここでは英語の「can」と同じ意味になります。
「manger(マンジェ)」はここでは「〜を食べる」という意味の動詞になります。
「cru(クリュ)」は「生の」という意味の形容詞になります。
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この牡蠣の一番美味しい食べ方を教えて!
フランス語で
Dites-moi la meilleure façon de manger cette huître !
という表現になります。
「dites(ディトゥ)」は「dire(ディール)」が原形となり、ここでは「〜を教える」「〜だと言う」という動詞で、「dites-moi(ディトゥ モワ)」で「教えてください」という表現になります。
「meilleure(メイユール)」は「より良い」「より美味しい」「最も美味しい」という意味の形容詞になります。
「façon(ファソン)」は「やり方」「仕方」「流儀」という意味の女性名詞の単語になります。
「cette(セットゥ)」は「この」「あの」「その」という指示を表す形容詞の女性形になります。
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フランス語で「牡蠣(カキ)」を表す単語や表現、フレーズのまとめ
ここでは「牡蠣(カキ)」を表すフランス語の単語や、「牡蠣(カキ)」に関連するさまざまな表現、フレーズについて紹介してきました。
フランスの「牡蠣(カキ)」のシーズンは、9月から翌年の4月頃までになり、“r”の付く月が「牡蠣(カキ)」が美味しい時期になります。
その中でも特に3月は「牡蠣(カキ)」の身が大きくなり、味も豊かになり、最も美味しく食べられる時期になります。
フランスのブリュターニュ地方は、「牡蠣(カキ)養殖」がとても盛んな地域で、安くて美味しい生牡蠣やさまざまな牡蠣料理を楽しむことができ、牡蠣好きにはたまらない観光地になっています。
「牡蠣(カキ)」を表すフランス語を覚え、フランスを訪れたときには、ぜひ「牡蠣(カキ)」を楽しんでみてください。