「セボン(C’est bon)」の意味はフランス語でどんな意味の言葉?
ここでは「セボン(C’est bon)」というフランス語の言葉について、どんな意味を持ち、どんなときに使う言葉なのか詳しく見ていきましょう。
「セボン(C’est bon)」という言葉は、日本でも商品名やサービス名、お店の名前などで目にしたり、聞いたことがあるという方はとても多いと思います。
しかし、フランス語でどんな意味の言葉なのかを知ることで、商品やサービスに込められた意味が理解できたり、反対に「なんかおかしいな」と感じることもできると思います。
「セボン(C’est bon)」の意味や、その言葉を使う場面についてしっかりと身につけていきましょう。
「セボン」の意味はフランス語で「おいしい!」という意味の言葉?
「セボン(C’est bon)」について詳しく見ていきましょう。
C’est bon
「c’est(セ)」は「ce + est」の組み合わせになり、ここでは「ce(ス)」の直後の単語「est(エ)」の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなり「c’est(セ)」の形になっています。
「c’est(セ)」は「それは〜です」という意味になり、英語の「it is 〜」「this is 〜」「that is 〜」と同じ働きの言葉になります。
「bon(ボン)」は、ここでは味や香りなどが「良い」「美味しそうな」「美味しい」、「良い」「正しい」「〜できる」「楽しい」という意味の形容詞になります。
フランス語の「セボン(c’est bon)」は大きく以下の3つの意味、シチュエーションで使います。
- 食事が「おいしい」と言いたいとき
- 同意や承諾して「いいね」と言いたいとき
- 諦めて「もういいよ」と言いたいとき
1, 「おいしい」と言うとき
食べ物や飲み物について「おいしい!」「美味い」と伝えたり、レストランなどで料理を食べて「美味しいです!」と褒めるときに使う言葉になり、「おいしい」という意味で最も一般的な言葉になり、とてもよく使います。
2, 「いいね」「いいですか?」「大丈夫です!」と言うとき
相手の意見や考えに同意して「いいですね!」「大丈夫」と言うときや、問題ないか、大丈夫かどうか確認をするときに「問題ない?」「これでいい?」「大丈夫?」と言うときによく使います。
3, 諦めやうんざりした気持ちを込めて「もういいよ」と言うとき
ネガティブな意味で、諦めの気持ちを声やボディランゲージに込めて「もう結構です」「わかった、もういいよ」と言うときや、うんざりとした気持ちを込めて「もうわかったよ」「勘弁してよ」と言うニュアンスを込めて使います。
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「セボン(C’est bon)」に関連するさまざまなフランス語の言葉と意味
ここでは「セボン(C’est bon)」に関連する、または近い意味のフランス語について日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方について解説していきます。
セシボン(とても美味しい)
フランス語で
C’est si bon
という言葉になり、「とても美味しい!」「すごくいい!」という意味で「セボン(C’est bon)」を強調して使いたいときの表現の1つになります。
「si(シ)」は、ここでは「それほど」「そんなに」「大変」「とても」という意味の副詞になり、英語の「so」と同じ働きの単語になります。
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ウィ セボン(はい、大丈夫です)
フランス語で
Oui, c’est bon
という表現になり、「わかりました」「はい、それで大丈夫です」という意味の言葉になります。
「oui(ウィ)」は肯定の意味で「はい」や「わかりました」と返事をしたり、「そうですね」「その通りです」と相槌を打つときに使う副詞になります。
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とてもおいしい
フランス語で
délicieux
という形容詞の単語になり、「甘美な」「とても心地の良い」や「とても魅力的な」という意味でも使います。
「délicieux(デリスィユ)」は形容詞の男性形になり、修飾する名詞の性によって以下のように変化をします。
【形容詞 délicieuxの変化と使い分け】
- délicieux(デリスィユ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- délicieuse(デリスィユーズ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
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フランス語で「おいしい!」という意味の言葉「セボン」のまとめ
ここでは「おいしい!」という意味のフランス語の言葉「セボン(C’est bon)」について詳しく紹介してきました。
「セボン」という言葉の響きや何かの商品やサービスとともに聞くと、そのときのイメージに合わせて無意識に意味を想像してしまい、その想像した意味で記憶してしまうということがよくあるのではないかと思います。
この記事をご覧いただいたことで「セボン(C’est bon)」の意味を正しく理解いただけたと思います。
しっかりと覚えて、フランスに旅行したときやフランス料理を食べたときに「セボン(C’est bon)」を使って感想を伝えていきましょう。