「癒し」はフランス語でどんな単語?「癒し」を意味するフランス語の言葉一覧
ここでは「癒(いや)し」を意味する単語や「癒し」のイメージに関連するさまざまなフランス語の単語について、詳しく紹介していきます。
「癒し」につながるイメージの言葉は大きく3つの種類があります。
- 休息や日常の平穏から生まれる「癒し」という意味
- 怪我や病気を治す、痛みから解放される「癒し」という意味
- ストレスや悩みなど精神的な痛みから解放される「癒し」という意味
それぞれの種類のフランス語について紹介していきますので、正しく覚えて使えるようにしていきましょう。
「癒し」を意味するフランス語とは?意味や発音、読み方
ここではフランス語で「癒し」という意味やニュアンスを持つ言葉「休息・平穏」や「治癒(ちゆ)」、「慰め」の3種類について、それぞれ紹介をしていきます。
「癒し」という意味の「休息」や「平穏(へいおん)」を表すフランス語
ここでは「癒し」というニュアンスで、「休息」や「平穏」「平和」という意味のフランス語について、フランス語の単語から日本語の意味を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
paix
「平穏」「安らぎ」や「平和」「和平」「講和(こうわ)」や、「安全」「和解(わかい)」という意味の女性名詞になり、英語の「peace」と同じ意味の単語になります。
「en paix(アォン ペ)」の形で「安らかに」や「仲良く」「静かに」という意味の言葉になります。
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calme
「calme(カャルム)」は形容詞と名詞の意味があります。
形容詞としては、「穏(おだ)やかな」「静(しず)かな」や人の性格や言動が「落ち着いた」「物静かな」という意味で使います。
名刺としては、心の「落ち着き」「平静(へいせい)さ」や、場所などの「静寂(せいじゃく)」「静けさ」、社会情勢や病気の状態について「平穏」「安定」という意味の男性名詞として使います。
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repos
「休息(きゅうそく)」「休み」「休養(きゅうよう)」や心の「平穏」「安らぎ」、社会の「平和」「平安」や、文章の中では「安眠(あんみん)」「眠(ねむ)り」という意味で使う男性名詞の単語になります。
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sieste
元はスペイン語の言葉になり、「休息」「昼寝(ひるね)」という意味のスペイン語の女性名詞になり、主に暑い地域、地方でのランチ後や昼下がりの休憩や昼寝を表現する言葉になります。
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confort
「快適(かいてき)」「快適な生活」や住居の「設備(せつび)」という意味の男性名詞の単語になり、英語の「comfort」と同じ意味の単語になります。
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soulagement
「安らぎ」「安堵(あんど)」や苦痛や苦しみからの「緩和(かんわ)」「軽減(けいげん)」という意味の男性名詞の単語になります。
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tranquillité
「平穏」「穏やかさ」「静けさ」や心の「平静」「安心」、社会の「安定」「安寧(あんねい)」という意味の女性名詞の単語になります。
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「癒し」という意味の「傷の痛みを癒す」や「治癒(ちゆ)」を表すフランス語
ここでは「癒し」というニュアンスで、怪我や病気などからの「治癒(ちゆ)」という意味のフランス語について、フランス語の単語から日本語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
guérison
病気や怪我などからの「回復(かいふく)」「治癒」という意味の女性名詞の単語になります。
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médication
「薬による治療」「治療」や「投薬(とうやく)」という意味の女性名詞の単語になります。
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「癒し」という意味の「心を癒す」「慰(なぐさ)め」を表すフランス語
ここでは「癒し」というニュアンスで精神的な苦痛などからの「心の癒し」や「慰(なぐさ)め」という意味のフランス語について、フランス語の単語から日本語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
consolation
「慰め」や「慰めとなるもの」「慰めとなる人」という意味の女性名詞の単語になります。
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relaxation
「くつろぎ」「リラックスすること」や「息抜き」「休息」という意味の女性名詞の単語になります。
また医学用語で筋肉などの「弛緩(しかん)」や「リラクゼーション」という意味でも使います。
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「癒し」に関連するフランス語のさまざまな表現と意味
ここでは「癒し」を意味するフランス語に関連する言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
心地よい空間
フランス語で
espace confortable
という言葉になり、「快適な空間」「心地よい場所」という意味でも使います。
「espace(エスパス)」は「スペース」「空間」や物や人が占める「場所」「地域」、空間的または時間的な「距離」「間隔」という意味の男性名詞の単語になります。
「confortable(コンフォルターブル)」は「心地よい」「快適な」という意味の形容詞になります。
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癒しの空間
フランス語で
espace de guérison
という言葉になります。
また「guérison(ゲリゾン)」の代わりに「calme(カャルム)」を使っても良いですが、その際の冠詞は「du(デュ)」になり、「du calme」となります。
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癒しの時間
フランス語で
temps de réconfort
という言葉になり、「快適な時間」という意味でも使います。
「temps(タォン)」は「時間」「時」や「時期」「時代」という意味の男性名詞の単語になります。
「réconfort(レコンフォール)」は「慰め」「励(はげ)まし」や「力づけ」という意味の男性名詞になります。
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安らぎの空間
フランス語で
espace de sérénité
という言葉になり、「安らぎの場所」という意味でも使います。
「sérénité(セレニテ)」は「平静」「平穏」という意味の女性名詞になります。
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小さな癒し
フランス語で
petit réconfort
という言葉になります。
「petit(プチィ)」は「小さい」「小さな」や「少ない」「ちょっとした」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「réconfort(レコンフォール)」が男性名詞であるため、男性形の形となっています。
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癒しの花
フランス語で
fleur réconfortante
という言葉になります。
「fleur(フルー)」は「花」や「花飾り」という意味の女性名詞になります。
「réconfortante(レコンフォルタォーントゥ)」は「元気を回復させる」「励(はげ)ましの」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「fleur(フルー)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 réconfortantの変化と使い分け】
- réconfortant(レコンフォルタォン) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- réconfortante(レコンフォルタォーントゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
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心が和む
フランス語で
calmer l’esprit
という言葉になり、「心が落ち着く」「心が和(やわ)らぐ」という意味でも使います。
「calmer(カャルメ)」は人の気分や気持ちなどを「落ち着かせる」「なだめる」や苦痛や争いごと、感情などを「鎮める」「和らげる」という意味の動詞になります。
「l’esprit(レスプリ)」は「le + esprit」の組み合わせになり、「le(ル)」の直後の単語の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなって「l’esprit(レスプリ)」の形となっています。
「le(ル)」は男性名詞に付く定冠詞になり、お互いの会話の中で既に話題に上がったもの、目の前にあるものや世界に1つだけのものを指すときに使います。
「esprit(エスプリ)」は「心」「精神」や「知性」「思考力」という意味の男性名詞になります。
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私の癒し
フランス語で
mon réconfort
という言葉になります。
「mon(モン)」は「私の」という1人称の所有形容詞になり、ここでは修飾する名詞「réconfort(レコンフォール)」が男性名詞であるため男性形の形になっています。
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フランス語で「癒(いや)し」を表す単語や言葉についてのまとめ
ここでは「癒し」という意味やニュアンスのフランス語の単語や、関連するフランス語について紹介してきました。
「癒し」と一言に言っても、それぞれの人が置かれている状況や気持ちによって、精神的な「癒し」を求めているのか、肉体的な「癒し」なのか、また時間的、空間的な「癒し」なのかニュアンスは異なってくると思います。
それぞれのニュアンスの「癒し」を表すフランス語について、ここで紹介している言葉をしっかり覚えていきましょう。