フランス語で「じゃがいも」を表すフレーズの読み方と発音、意味とは?
ここではフランス語で「じゃがいも」を表すフレーズや「じゃがいも」を使った料理を表すフレーズについて紹介していきます。
フランス語で「じゃがいも」は「pomme de terre(ポンム ドゥ テール)」という表現になり、「pomme(ポンム)」は「りんご」を表す単語です。
この言葉をそのまま翻訳すると「土の中のりんご」や「大地のりんご」という意味になり、このように呼ばれるようになったきっかけは、「じゃがいもを生のままかじったときの食感がりんごに似ているから」だと言われています。
フランスで「じゃがいも」は食材の中でも“王道”と言われ、肉料理や魚料理の付け合わせとして、またじゃがいものスープなどじゃがいも自体をメインとしたさまざまな料理で使われ、その年間消費量は1人あたりおよそ70kgにもなるそうです。
そのためか、フランスの街中のマルシェやスーパーで見かけるじゃがいもの種類は大変豊富で、料理の用途や食べ方、好みに合わせて使い分けています。
フランスに旅行や仕事などで訪れたとき、フランスのじゃがいも料理を楽しんでみてください。
フランス語で「じゃがいも」を表すフレーズの読み方と発音、意味
ここではフランス語で「じゃがいも」を表すフレーズについて、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
じゃがいも
フランス語で
pomme de terre
という女性名詞の表現になり、料理の用語としてはよく「pomme(ポンム)」と略して使われます。
「pomme(ポンム)」は「りんご」という意味の女性名詞としても使われる単語です。
「terre(テール)」は「地球」「地面」「土」「農地」という意味の女性名詞の単語で、英語の「earth」や「land」と同じ意味の単語になります。
「pomme de terre(ポンム ドゥ テール)」はそのまま翻訳すると「大地のりんご」「土の中のりんご」という表現になります。
このように呼ばれるようになったきっかけは、「生でじゃがいもをかじったときの感覚がりんごに似ているから」と言われていますが、生でじゃがいもを食べるときには、食中毒になる可能性があるので、じゃがいもの芽が出ていないか、緑色のじゃがいもでないか十分に注意してください。
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じゃがいも(複数形)
フランス語で
pommes de terre
という表現になり、「pomme(ポンム)」に「s」がついて「pommes(ポンム)」となります。
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じゃがいも(さつまいも)
フランス語で
patate
という女性名詞の単語になり、フランスでは主に「さつまいも」を表すときに使われ、カナダでは話し言葉で「じゃがいも」を表すときに使われます。
また「さつまいも」は「patate douce(パタトゥ ドゥース)」というフレーズで表すこともあります。
「douce(ドゥース)」は「甘い」「甘口の」という意味の形容詞となり、ここでは修飾する名詞「patate(パタトゥ)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
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フランス語で「じゃがいも」を使った料理を表すフレーズの読み方と発音、意味
ここではフランス語で「じゃがいも」を使った料理を表すフレーズについて、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
フライドポテト①
フランス語で
pommes de terre frites
という表現になります。
「frite(フリットゥ)」は「フライドポテト」という意味の女性名詞の単語になり、この単語だけで「フライドポテト」を表すこともあります。
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フライドポテト②
フランス語で
pommes frites
という表現も使われます。
「焼きリンゴ」という意味に取って間違えやすいので注意しましょう。
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細切りのフライドポテト
フランス語で
pommes allumettes
という表現になります。
「allumette(アリュメットゥ)」は「マッチ棒」という意味の女性名詞の単語で、細いものの象徴となる単語です。
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マッシュポテト
フランス語で
purée de pomme de terre
という表現になります。
「purée(ピュレ)」は「ピューレ」という意味の女性名詞の単語になり、特に「マッシュポテト」という意味で「purée(ピュレ)」単体で使われることもあります。
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ふかしたじゃがいも
フランス語で
pommes à la vapeur
という表現になります。
「vapeur(ヴァプール)」は「蒸気」「水蒸気」という意味の女性名詞の単語になります。
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じゃがいもの冷製スープ
フランス語で
Crème de vichyssoise glacée
という表現になります。
「crème(クレェム)」はここでは「クリームポタージュ」というスープを表す女性名詞の単語となります。
「glacée(グラッセ)」はここでは「冷やした」という意味の形容詞の単語になり、ここでは修飾する名詞「crème(クレェム)」が女性名詞のため、女性形の形になっています。
【形容詞 glacéの変化と使い分け】
- glacé(グラッセ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- glacée(グラッセ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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フランス語で「じゃがいも」を表すフレーズのまとめ
ここではフランス語で「じゃがいも」を表すフレーズや「じゃがいも」を使った料理を表すフランス語のフレーズについて紹介してきました。
「じゃがいも」はフランスでは王道の食材になり、その年間の消費量は1人あたりおよそ70kgにもなると言われており、各家庭で購入するときも1kgとか2kgという単位で購入するようです。
また、フランスではさまざまな種類の「じゃがいも」があり、それぞれの品種が持つ味や素材の特徴ごと、料理の用途や好みに合わせて使い分けをしています。
農業大国でもあるフランスのじゃがいもはとても美味しいと評判なので、フランスに旅行や出張、留学で訪れたときには、ぜひフランスのじゃがいもを使った料理を楽しんでみてください。