フランス語で「牛」を表す単語やさまざまなフレーズの読み方と発音、翻訳とは?
ここではフランス語で「牛」を表す単語や「牛」に関連するさまざまな表現やフレーズについて紹介していきます。
フランス人にとって「牛」はとても重要な、なくてはならない家畜という位置付けになっています。
それは牛乳からバター、チーズを作るという点においてはもちろんですが、食材としての牛肉やソースやスープの出汁(だし)として使われることも多く、またファッションや服飾の分野においても、牛革という形で「牛」が活躍しており、人々の生活や命の糧として、非常に重要な役割を担っています。
このように一口に「牛」といっても、乳製品を作るための「牛」、食肉としての「牛」、またそれに伴う「牛」の性別によっても表現する単語が違いますので、それぞれの「牛」を表す単語を覚えていきましょう。
フランス語で「牛」を表す単語の読み方と発音、意味
ここではフランス語で「牛」を表すさまざまな単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
牛①
フランス語で
bovin
という男性名詞の単語になります。
家畜としての「牛」やその性別に関係なく「ウシ」を表現するときに使われる単語です。
英語の「cattle」と同じ意味の単語になります。
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牛②
フランス語で
bœuf
という男性名詞の単語になり、「牛」の中でも主に「去勢した牛」「去勢牛」を表す単語になります。
また「牛肉」「牛肉料理」という意味としても使われる単語になり、英語の「beef」と同じ意味の単語になります。
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雄牛
フランス語で
taureau
という男性名詞の単語になり、去勢をしていない「雄牛」を表すときに使われます。
複数形は「taureaux(トロオゥ)」となります。
英語の「bull」と同じ意味の単語になります。
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雌牛
フランス語で
vache
という女性名詞の単語になり、「雌の牛」「乳牛用の牛」や「雌牛の肉」「牛革」を表すときに使われます。
英語の「cow」と同じ意味の単語になります。
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仔牛
フランス語で
veau
という男性名詞の単語になり、1才未満までの「仔牛」や「仔牛の肉」を表すときに使われます。
英語の「calf」と同じ意味の単語になります。
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牛の
フランス語で
bovin
という形容詞の単語になり、「牛のような」という意味としても使われます。
また修飾する名詞が男性名詞か女性名詞かによって、下記のように変化をします。
【形容詞 bovinの変化と使い分け】
- bovin(ボヴァン) 男性形 男性名詞を修飾する形
- bovine(ボヴィヌ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なっていますので、文章と会話両方で変化に注意しましょう。
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フランス語で「牛」に関連するフレーズの読み方と発音、翻訳
ここではフランス語で「牛」に関連する単語やフレーズについて、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
食肉牛
フランス語で
bœuf de boucherie
という表現になり、「食肉用の牛」を表す表現になります。
「boucherie(ブゥシェリ)」は「肉屋」「食肉業」という意味の女性名詞の単語になります。
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乳牛
フランス語で
vache laitière
という表現になります。
「laitière(レティエール)」はここでは「乳用の」という意味の形容詞の単語になり、ここでは修飾する名詞「vache(ヴァッシュ)」が女性名詞のため、形容詞の女性形になっています。
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闘牛の牛
フランス語で
taureau de combat
という表現になります。
「combat(コンバ)」は「戦闘」「試合」「闘技」という意味の男性名詞の単語になり、そのまま翻訳をすると「闘技用雄牛」という表現になります。
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闘牛
フランス語で
course de taureaux
という表現になります。
「course(クゥルス)」はここでは「競争」「争い」という意味の女性名詞の単語になり、そのまま翻訳をすると「雄牛同士の競争」という表現になります。
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種付けの牛
フランス語で
taureau reproducteur
という表現になります。
「reproducteur(ルゥプロデュクター)」は「繁殖用の種畜」「繁殖用の家畜」という意味の男性名詞の単語になります。
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牛小屋
フランス語で
bouverie
という女性名詞の単語になり、「牛舎」という表現でも使われます。
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牛飼い
フランス語で
bouvier
という名詞の単語になり、この単語で表現しようとする「牛飼い」の性別が男性か女性かにより、下記のように変化します。
【名詞 bouvierの変化と使い分け】
- bouvier(ブゥヴィエ) 男性形 男性の牛飼いを表すときの形
- bouvière(ブゥヴィエール) 女性形 女性の牛飼いを表すときの形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話両方で使うときに注意しましょう。
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フランス語で「牛」を表す単語やフレーズのまとめ
ここではフランス語で「牛」を表す単語や「牛」に関連するさまざまなフレーズ、表現について紹介をしてきました。
フランス人にとっての「牛」は、さまざまな部分においてとても重要な役割を担っています。
それは種類が豊富なチーズやバターなどの乳製品やその消費量、また食材としての牛肉という点においてもすぐに理解ができると思います。
そのため、乳製品を作るために飼育されている「牛」や食肉としての「牛」など、その役割ごとに表現が異なっており、大きく分けると下記の単語で表現されます。
【役割による牛を表す単語】
- bovin(ボヴァン) 「牛」全般を表す、または家畜として「牛」を表すときに使う
- bœuf(ブフ) 食肉としての「牛」や「牛肉」を表すときに使う
- vache(ヴァッシュ) 乳製品を作る「牛」や「乳牛」を表すときに使う
同じ「牛」でもそれぞれの役割によって、このように表現する単語が全く変わってきますので、しっかりと覚えていきましょう。