フランス語で「傘(かさ)」を表す単語やさまざまなフレーズの読み方と発音、意味とは?
ここではフランス語で「傘(かさ)」を表す単語や「傘(かさ)」に関連するさまざまなフレーズについて紹介していきます。
フランス人は雨が降っていても「傘(かさ)」をさしていない人がとても多く、「傘」をささない代わりに、ナイロンや撥水性のコートや帽子、フード付きのコートで雨の中を歩いている人が多いです。
フランス人が「傘」を持ち歩かないのは人それぞれ理由があるかと思いますが、よくある理由は以下の通りです。
【フランス人が傘を持たない代表的な理由】
- 歩くとき「傘」が邪魔になるから
- 雨が降ってきたら雨宿りをすればいいから
- 湿気が少ない気候なので雨に濡れてもすぐに乾くから
- 学校では「傘」は危険なものとして持ち込みが禁止されている
どれも理解できる理由ですが、日本人は濡れること自体を嫌う人が多いため、雨が降っていればほとんどの人は「傘」をさしています。
日本とフランスの「傘」の使い方には、その土地の気候による大きな違いがあります。
このような違いも含めて「傘」に関連するフランス語を覚えてみましょう。
フランス語で「傘(かさ)」を表す単語の読み方と発音
ここではフランス語で「傘(かさ)」を表す単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
傘
フランス語で
parapluie
という男性名詞の単語になり、「雨傘」を表すときに使われる単語です。
「para–(パラァ)」は「〜から守る」「〜から保護する」「〜を防ぐ」という意味を持つ接頭語になり、ここでは「para–」に続く「pluie(プリュイ)」が「雨」を表す女性名詞であるため、「雨を防ぐもの」という意味として使われています。
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日傘
フランス語で
ombrelle
という女性名詞の単語になり、紫外線から守るために女性が持つ小型の「日傘」を表すときに使われる単語になります。
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パラソル
フランス語で
parasol
という男性名詞の単語になり、海辺やオープンテラスのカフェなどで見かける大型の「傘」を表すときに使われます。
「para–(パラァ)」は「〜を防ぐ」という接頭語、「sol(ソル)」はここでは「太陽」を意味しており、「太陽の光から守る」という意味の単語になります。
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フランス語で「傘」の種類を表す表現の読み方と発音、その意味
ここでは「傘(かさ)」の種類を表す表現や関連する表現について、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
折りたたみ傘
フランス語で
parapluie pliant
という表現になります。
「pliant(プリヤォン)」は「折りたたみ式の」という意味の形容詞の単語になり、ここでは修飾する名詞の「parapluie(パラァプリュイ)」が男性名詞のため、男性形の形になっています。
【形容詞 pliantの変化と使い分け】
- pliant(プリヤォン) 男性形 男性名詞を修飾する形
- pliante(プリヤォーントゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なっておりますので、会話と文章で変化に周囲して使いましょう。
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ワンタッチ式の傘
フランス語で
parapluie automatique
という表現になります。
「automatique(オトマティック)」は「自動の」「自動式の」「機械的な」という意味の形容詞の単語になります。
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ビーチパラソル
フランス語で
parasol de plage
という表現になります。
「plage(プラージュ)」は「海辺」「浜辺」「海辺のリゾート」「海水浴場」という意味の女性名詞の単語になります。
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傘立て
フランス語で
porte-parapluie
という表現になります。
「porte(ポルトゥ)」は「玄関」「出入り口」「ドア」という意味の女性名詞の単語になります。
ここではそのまま翻訳すると「玄関の雨傘」という意味の表現になり、「傘立て」という意味の単語として使われます。
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フランス語で「傘」を表す単語を使った例文の読み方と発音、翻訳
ここではフランス語で「傘(かさ)」を表す単語を使った表現や例文について、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
傘をさす
フランス語で
s’abriter sous un parapluie
という表現になります。
「s’abriter(サブリィテ)」は「避難する」という意味の動詞、「sous(スゥ)」は「〜の下に」という意味の前置詞の単語になります。
ここではそのまま翻訳すると「傘の下に避難する」という意味となり、雨が降ってきた、または降っているので「傘の下に避難する」となり、「傘をさす」という表現として使われます。
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傘を開く
フランス語で
ouvrir son parapluie
という表現になります。
「ouvrir(ウゥヴリィール)」は「〜を開く」「開ける」という意味の動詞、「son(ソン)」はここでは「その」や「自分の」という意味の形容詞の単語になります。
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傘を閉じる
フランス語で
fermer son parapluie
という表現になります。
「fermer(フェルメ)」は「〜を閉じる」「〜を閉める」という意味の動詞の単語になります。
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相合傘
フランス語で
un parapluie pour deux
という表現になります。
「pour(プゥ)」はここでは「〜用の」「〜のための」という意味の前置詞、「deux(ドゥ)」はここでは「2人の」という意味の形容詞または名詞のの単語になります。
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フランス語で「レインコート」や「長靴」を表す表現の読み方と発音
ここではフランス語で雨を防ぐ「レインコート」や「長靴」を表す単語やフレーズについて、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
レインコート
フランス語で
imperméable
という男性名詞の単語になり、「雨がっぱ」という意味としても使われます。
会話においては「imper(アンペール)」と略して使われることが多いため、覚えておくと便利です。
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長靴
フランス語で
bottes de pluie
という表現になり、ここでは主に雨の日に履く「長靴」「レインブーツ」を表すときに使われます。
「bottes(ボッツ)」は「ブーツ」「長靴」を表す女性名詞の単語の複数形で、単数形は「botte(ボッツ)」で「ブーツ」1足を表すため、基本的には複数形で使われます。
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フランス語で「傘(かさ)」を表す単語やフレーズのまとめ
ここではフランス語で「傘(かさ)」を表す単語や「傘」に関連するさまざまなフレーズ、表現について紹介してきました。
フランス人は雨が降っていても「傘(かさ)」を使う人が少なく、雨に濡れてもそのまま歩いている人や、あまりにもひどい雨が降ってきてときは、近くにあるバーやカフェで雨宿りをして、雨をやり過ごしたりします。
濡れることを嫌う日本人の私たちからすると理解しづらい感覚ですが、フランス人は「傘」を持ち歩く手間よりも雨に濡れることのほうが気にならないということですね。
日本人とフランス人の「傘」に対する認識の違いも含めて、フランス語で「傘」に関連する言葉を覚えていきましょう。