「3月」はフランス語で「mars(マルス)」?「3月」の正しい発音と使い方

ここでは「3月」を意味する単語や「3月」に関連する言葉や表現を紹介していきます。
3月のフランスは、冬から春に移り変わっていき、木々や花々が芽吹き始める美しい季節です。
寒さが和らいで少しづつ暖かくなり、春分の日を境にして太陽が顔を出している時間が徐々に長くなっていきます。
そのため、草木や花、鳥などの動物たちも目覚めるように、街も新しいエネルギーに満たされていくような月です。
フランスでは3月に文化的なイベントが多く開催され、フランスらしい豊かな日常を感じることができるので、この時期にフランスを訪れて楽しんでみるのもおすすめです。
フランス語で「3月」を表す単語と使い方
ここでは「3月」を表すフランス語の単語について紹介していきます。
3月
フランス語で
mars
という単語になります。
グレゴリオ暦の1年で3番目の月「3月」という意味の男性名詞になり、英語の「March」と同じ意味になります。
フランス語で月名は小文字で表し、省略形の表記もそのままで「mars」となります。
ローマ神話の神「マルス」に由来していて、「マルス」がギリシャ神話におけるの戦の神「アレス」に相当する神です。
また、天体の火星を表す単語としても使い、天体の名前として使うとき、語頭は大文字になり「Mars」となります。
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3月に
フランス語で
en mars
という言葉になります。
「en(アォン)」は「〜に」「〜で」という意味の前置詞になり、時間や場所を示す役割になります。
また、「〜の中に」「〜の中で」のような意味でも使います。
「〜月に」と言いたいときは「en + 月名」の形になります。
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「3月」に関連するさまざまなフランス語の言葉やフレーズ
ここでは「3月」に関連して、フランスの日常生活のなかでよく使うフレーズや言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
春は3月に始まる
フランス語で
Le printemps commence en mars
という言葉になります。
「Le(ル)」は単数形の男性名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「printemps(プランタォン)」は「春」や文学的な表現では「青春」「若さ」という意味で使う男性名詞になります。
「commence(コマォンス)」は「始まる」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「commencer(コマォンセェ)」になります。
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花は3月に咲き始める
フランス語で
Les fleurs commencent à pousser en mars
という言葉になります。
「Les(レ)」は複数形の名詞につく定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「fleurs(フルール)」は「花」「花飾り」という意味の女性名詞になります。
「commencent(コマォンス)」は「始まる」という意味の三人称複数形の動詞になり、原形は「commencer(コマォンセェ)」になります。
「à(ア)」は「〜に」や「〜するために」という意味の前置詞になり、動詞の不定詞と組み合わせて、目的や行動の方向性を示す働きになります。
ここでは「pousser」の不定詞と組み合わせて「咲き始める」という動作を表す意味になっています。
「pousser(プッセェ)」は植物や歯やひげなどが「生える」「伸びる」や「成長する」「大きくなる」という意味の動詞の不定詞になります。
ここでは「commencer à pousser」の形で、「咲き始める」という意味になり、植物や花が成長したり、咲いたりすることを表しています。
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私たちは3月1日に出発する
フランス語で
Nous partons le premier mars
という言葉になります。
「3月1日に私たちは出発します」という意味でも使います。
「Nous(ヌ)」は「私たちは」という意味の主語代名詞になります。
「partons(パァルトン)」は「出発する」「出かける」や「動き出す」という意味の一人称複数形の動詞になり、原形は「partir(パルティール)」になります。
「le premier mars(ル プルミエ マァルス)」は「3月1日」という特定の日付を表す形になります。
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3月の春分は春の始まりを告げる
フランス語で
L’équinoxe de mars annonce le début du printemps
という言葉になります。
「L’équinoxe(レキノックス)」は「le + équinoxe(定冠詞+名詞)」の組み合わせになり、ここでは「le」の直後の単語の語頭が母音であるため、エリズィヨンが発生して縮約形となり、「L’équinoxe」の形に変化しています。
「équinoxe(エキノックス)」は「昼夜平分時」や「春分」「秋分」という意味の男性名詞になり、昼と夜の長さが等しい日を表す単語です。
「de(ドゥ)」は「〜の」という意味の前置詞になり、ここでは所有や属性を表す働きになります。
「annonce(アノンス)」は「知らせる」「告げる」「発表する」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「annoncer(アノンセ)」になります。
「début(デビュ)」は「初め」「最初」や「デビュー」「初登場」「〜の初めに」という意味の男性名詞になります。
「du(デュ)」は「de + le(前置詞+定冠詞)」の組み合わせの短縮形になり、「〜の」という意味で使っています。
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3月のにわか雨はよくあることです
フランス語で
Les giboulées de mars sont fréquentes
という言葉になります。
「3月特有のにわか雨はよく降ります」という意味でも使います。
「giboulées(ジブゥレ)」は雨やあられを伴う春先の「にわか雨」という意味の女性名詞になります。
「sont(ソン)」は「〜です」「〜である」という意味の三人称複数形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「fréquentes(フレクォントゥ)」は「頻繁な」「よく起こる」という意味の形容詞の女性形になります。
ここでは、「giboulées」を形容しており、「頻繁に起こるにわか雨」という意味を作っています。
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「3月」を表すフランス語「mars」のまとめ
ここではフランス語で「3月」を表す単語や表現について紹介してきました。
フランスの3月は、自然が寒い季節から少しづつ息を吹き返してくような美しさを感じられる月です。
文化的な催しが豊富な季節でもあり、フランスの豊かな暮らしや風景を体験するのに一番いい時期だと感じます。
また、パリなど都市部の観光地は比較的人が少なく、普段は混雑していることの多いルーブル美術館やオルセー美術館などをゆっくりと楽しむことができるので、3月は観光にはおすすめの時期でもあります。