「人参(にんじん)」を表すフランス語の単語と表現の読み方と発音、意味とは?
ここでは「人参(にんじん)」を表すフランス語の単語や「人参(にんじん)」に関連するフランス語の表現やフレーズについて紹介していきます。
「人参(にんじん)」は、1年中手に入れることができ、食べることができる野菜の1つですが、本来の旬の時期は秋から冬にかけてになります。
特に冬は「にんじん」が最も美味しくなる時期になり、秋に獲れる「にんじん」は味付けがしやすく、これも調理して美味しく食べることができます。
フランスでは、「にんじん」をスープにしたり、千切りのサラダにしたり、肉料理や魚料理の付け合わせとして出てくる「にんじん」のグラッセなど、さまざまに調理して食べられています。
フランスで「にんじん」料理を楽しむために、「にんじん」に関連するフランス語の単語や表現を覚えていきましょう。
フランス語で「人参(にんじん)」を表す単語の読み方と発音
ここではフランス語で「人参(にんじん)」を表す単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
人参(にんじん)
フランス語で
carotte
という女性名詞の単語になります。
「carotte(キャロットゥ)」は、「人参」という意味の他に、渡すと約束をした「褒美」、「報酬」、またタバコ屋の看板として使われている「赤い看板」を意味する単語としても使われます。
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人参(複数)
フランス語で
carottes
という女性名詞の単語になります。
「人参」を使った料理を表すときには、基本的に複数形で使います。
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にんじん色の
フランス語で
carotte
という形容詞の単語になり、「赤茶色の」という意味としても使います。
形容詞の「carotte(キャロットゥ)」は、修飾する名詞の性によって男性形、女性形に変化しない単語になります。
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「人参(にんじん)」に関連するフランス語の表現の読み方と発音、意味
ここでは「人参(にんじん)」を表すフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
千切りの人参サラダ
フランス語で
carottes râpées
という表現になり、「すりおろした人参」という意味でも使います。
「râpée(ラペェ)」はおろし金などで「すりおろした」、服などが「擦り切れた」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「carotte(キャロットゥ)」が女性名詞のため、女性形の形になっています。
【形容詞 râpéの変化と使い分け】
- râpé(ラペェ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- râpée(ラペェ) 女性形 女性形紙を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが、発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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人参の根の毛
フランス語で
poil de carotte
という表現になります。
「poil(ポワル)」は、ここでは植物の「毛」「軟毛」という意味の男性名詞の単語になり、主に人間の「体毛」「毛」や動物の「毛」「毛並み」という意味で使うことの多い単語です。
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ニンジンジュース
フランス語で
jus de carottes
という表現になります。
「jus(ジュ)」は「ジュース」、野菜や果物の「汁」「果汁」という意味の男性名詞の単語になります。
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ニンジンスープ①
フランス語で
potage de carottes
という表現になり、「ニンジンポタージュ」という意味としても使います。
「potage(ポタージュ)」は「スープ」「ポタージュ」という意味の男性名詞の単語になります。
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ニンジンスープ②
フランス語で
potage à la Crécy
という意味の表現になります。
「Crécy(クレシィ)」は、ニンジンを使って作った料理やニンジンと一緒に提供される料理を表すフランス料理の言葉です。
フランスでニンジンに関する料理が「Crécy(クレシィ)」と呼ばれるのは、ニンジンの産地として有名な、フランスの北部のピカルディ地方にあるクレシーという街の名前に由来しています。
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「人参(にんじん)」を表す単語を使ったフランス語の表現の読み方と発音、翻訳
ここでは「人参(にんじん)」を表すフランス語の単語を使った表現について、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
万事休す
フランス語で
Les carottes sont cuites
という表現になり、会話の中や、映画のセリフ、小説のフレーズとして使われます。
もともとは、人が「亡くなる」という意味で使われていた言葉で、現在ではもう少し砕けた表現として使われます。
例えば、万策尽きてしまった状態や問題にぶち当たって解決方法がなかなか見つからない、また今の状況では勝ち目がない状態や追い詰められている状態、回復の兆しがない状況などを表現するときに使います。
「sont(ソン)」は「être(エトル)」が原形となり、「〜である」「〜になる」という意味で、英語の「be動詞」と同じ働きを持つ単語になります。
「cuite(キュイトゥ)」は食べ物が「焼けた」「煮えた」、また物事が「失敗した」「ダメになった」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞の「carotte(キャロットゥ)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 cuitの変化と使い分け】
- cuit(キュイ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- cuite(キュイトゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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飴(アメ)と鞭(ムチ)
フランス語で
la carotte et le bâton
という表現になります。
「bâton(バトン)」は、ここでは懲罰用の「鞭(ムチ)」「棒(ボウ)」という意味の男性名詞の単語になります。
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フランス語で「人参(にんじん)」を表す単語や表現のまとめ
ここではフランス語で「人参(にんじん)」を表す単語や関連する表現やフレーズについて紹介してきました。
「にんじん」は、今では1年中安定して食べることができる野菜の1つになっていますが、「にんじん」の本来の旬の季節は秋から冬にかけてになり、特に冬の「にんじん」は最も栄養価が高く、甘みも増して美味しくなる季節です。
「にんじん」はフランスの人々の食生活の中で、よく使われる食材の1つです。
ここで紹介をしている「にんじん」を表すフランス語を覚えることで、フランスを訪れたときやフランス料理を楽しむとき、今まで以上に楽しむことができると思います。