フランス語で「自由」を意味する「liberté(リベルテ)」の意味と関連する言葉

夕焼け空に映える自由の女神

ここではフランス語で「自由」という意味の言葉や、「自由」に関連するフランス語の表現や言葉について紹介していきます。

「自由・平等・友愛」はフランス共和国の標語となっている言葉で、フランス革命のときに標語として掲げられ、1848年にフランス共和国の原理として憲法に明記されました。

この標語は、フランス国旗のトリコロールカラーの「青・白・赤」でも表現されていると言われています。

【トリコロールカラーの色が表す標語】

  • 青  自由
  • 白  平等
  • 赤  友愛

フランスにおいて「自由」はとても大切な言葉であり、国民の権利の一つの言葉でもあるので、フランス語で「自由」を表す言葉について覚えてみましょう。

 

「自由」という意味のフランス語の単語や関連する単語

波打ち際で手を広げる女性

ここではフランス語で「自由」という意味の単語や関連する言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて紹介していきます。

自由

フランス語で

libertéリベルテ

という女性名詞の単語になります。

「自由な状態」や「自由時間」「暇」、「自由自在さ」「気まま」「奔放(ほんぽう)」という意味でも使います。

また「libertés(リベルテ)」と複数形で使う場合もあり、複数形の場合は「人権」「自治権」という意味で使います。

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自由な

美しい朝焼け

フランス語で

libreリーブル

という形容詞になります。

人が仕事ややることがなく「暇な」という意味や、男女関係において特定のパートナーがいない状態で「独身の」、時間や場所などが「使っていない」「空いている」という意味、「無料の」やスポーツや競技において形式などが「自由な」「フリースタイルの」という意味でも使う単語になります。

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自由に

フランス語で

librementリーブルマォン

という副詞になります。

「自由自在に」や「思い通りに」「気兼ねなく」「縛られずに」という意味でも使う単語になります。

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自由化

売りと買いのプレート

フランス語で

libérationリベラスィヨン

という女性名詞の単語になります。

経済活動などの「自由化」「規制解除」や「解放」「釈放」、また「フランスの解放」という意味の言葉になります。

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自由化する

フランス語で

libérerリベレ

という動詞になります。

経済の活動など「〜を自由化する」「〜の規制を解除する」、「〜を解放する」、捕虜や囚人など「〜を釈放する」、時間や場所など「〜を空ける」や自分の気持ちなど「〜を解き放つ」「〜を明かす」という意味でも使う言葉になります。

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自由になる

砂の上を歩く女性

フランス語で

se libérerス リベレ

という代動詞になります。

「暇ができる」「解放される」や「体があく」という意味でも使う言葉になります。

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「自由」に関連するさまざまなフランス語の言葉や表現

部屋で椅子に座る女性

ここでは「自由」に関連するさまざまなフランス語の言葉について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。

自由人

フランス語で

homme libreオム リーブル

という表現になり、「自由な人」という意味でも使う言葉になります。

「homme(オム)」は「人間」「人類」「人」という意味や「男性」「男」「一人前の男」という意味の男性名詞の単語になります。

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自由の女神

自由の女神

フランス語で

la Libertéラ リベルテ

という表現になります。

「la(ラ)」は定冠詞になり、世界に一つしかないもの、目の前にあるもの、お互いの会話の中ですでに話題に出てきたものや知っているものを特定して表現したいときに使います。

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自由奔放な

2人乗りのバイク

フランス語で

libertinリベルタン

libertineリベルティヌ

という形容詞の単語になります。

「自由思想の」や「無信仰の」という意味でも使います。

また名詞としての意味もあり、「道楽者」「放蕩者(ほうとうもの)」や「自由主義者」という意味でも使います。

2つの単語の使い分けは以下の通りになります。

【形容詞 libertinの変化と使い分け】

  • libertin(リベルタン)   男性形  男性名詞を修飾するときの形
  • libertine(リベルティヌ)   女性形  女性名詞を修飾するときの形

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自由な心

フランス語で

esprit libreエスプリ リーブル

という表現になります。

「esprit(エスプリ)」は「心」「精神」や記憶や思考の元となる「頭脳」「知性」「思考力」や「能力」「才能」、「気性」「気質」という意味の男性名詞の単語になります。

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自由演技

フィギュアスケートをする女性の姿

フランス語で

libresリーブル

という女性名詞の単語になります。

「libre(リーブル)」の複数形の形で、フィギュアスケートの「自由演技」「フリースタイル」という意味で使います。

フィギュアスケートのフリースタイル演技と言うとき、「figures libres(フィギュル リーブル)」という表現を使うこともあります。

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自由競争

フランス語で

libre concurrenceリーブル コンキュラォーンス

という表現になります。

「concurrence(コンキュラォーンス)」は「競争」「競争相手」や「商売での競争」という意味の女性名詞の単語になります。

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自由な意志

フランス語で

libre arbitreリーブル アルビットル

という表現になります。

「arbitre(アルビットル)」は、ここでは「意志」という意味の男性名詞の単語になりますが、他に「仲裁者」「調停者」やスポーツの「審判員」「レフェリー」や「鑑識者」という意味の男性名詞としての意味でも使うときがあります。

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空席

列車の空席

フランス語で

place libreプラス リーブル

という表現になります。

「place(プラス)」は人や物などが占有している「場所」「スペース」「空間」という意味や、劇場やスタジアム、乗り物などの「座席」「シート」、「指定の場所」「広場」「地位」「順位」という意味の女性名詞の単語になります。

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空車

空車のタクシーを待つ女性

フランス語で

taxi libreタクスィ リーブル

という表現になります。

「taxi(タクスィ)」は「タクシー」や会話などでは「タクシーの運転手」、「チャーター機」という意味でも使います。

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言論の自由

吹き出しの絵

フランス語で

liberté d’opinionリベルテ ドピニヨン

という表現になります。

「d’opinion(ドピニヨン)」は「de + opinion」の組み合わせになり、「de(ドゥ)」の直後の単語の語頭が母音から始まっているため、エリズィヨンとなって「d’opinion(ドピニヨン)」の形になっています。

「opinion(オピニヨン)」は「意見」「見解」や一般的な大衆の「意識」「一般的な意見」「世論」という意味の女性名詞の単語になります。

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表現の自由

朝日に向かってポーズをとる人の姿

フランス語で

liberté d’expressionリベルテ デェクスプレスィヨン

という表現になります。

「expression(エクスプレスィヨン)」は言葉や記号などによる「表現」「表現する行為」、言葉として「言い回し」「表現」、感情などの「表れ」顔などの「表情」、「表現力」という意味の女性名詞の単語になります。

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フランス語で「自由」を意味する単語や言葉のまとめ

ここでは「自由」を意味するフランス語の言葉、また「自由」に関連するさまざまなフランス語の表現について紹介をしてきました。

「自由」は、フランス共和国の3つの標語の1つとして、フランス革命の頃から掲げられており、フランスの人々にとってはとても大切な意味を持つ言葉でもあります。

ぜひ覚えて使えるようにしていきましょう。

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