フランス語で「猫(ねこ)」を表す単語や関連するフレーズの意味と発音、読み方とは?
ここではフランス語で「猫(ねこ)」を表す単語や関連するさまざまなフレーズ、フランス語の「猫(ねこ)」の鳴き声を表す表現やことわざについて紹介をしていきます。
フランスでは、猫はペットとして犬と同じように人気があります。
フランスはペットに対する考え方がとても進んでおり、“家族の一員”としての存在は当たり前ながら、“社会の一員”として存在が認められ、大切にされているという感覚を感じることができます。
その1つの証拠として、集合住宅やアパルトマンでは原則としてペットを飼うことが基本的に許されており、禁止してはいけないという決まりがあります。
「猫」というペットの性格上、外を散歩をさせたり、出かけるときに一緒に連れていくということはほとんどないと思いますが、レストランやデパートでペットの同伴が許されているところが数多くあり、ペットに対する認識や扱いが日本とは異なることに気がつくと思います。
「猫」に関する単語やフレーズを知っていただくのとともに、フランスのペットに対する認識や感覚の日本との違いについても知っておくと役立つのではないでしょうか。
フランス語で「猫(ねこ)」を表す単語とその読み方、発音
ここではフランス語で「猫」を表す単語や「猫」に関連するフレーズについて、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
猫(ねこ)
フランス語で
chat
と
chatte
という名詞の単語になり、他に愛称として「あなた」や「おまえ」という意味としても使われます。
ここでは「猫」を表す単語として紹介していますので、「chat(シャ)」と「chatte(シャットゥ)」の違いについて下記に紹介していきます。
【名詞 chatの変化と使い分け】
- chat(シャ) 男性形 オス猫を表す、または形容詞として男性名詞を修飾する形
- chatte(シャットゥ) 女性形 メス猫を表す、または形容詞として女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話両方で変化に注意して使いましょう。
ちなみにフランスが原産となる「猫」は「シャルトリュー」という品種の猫で、ブルーグレーの非常に美しい、つやのある毛並みの「猫」です。
性格がとても落ち着いて穏やかななめ、とても飼いやすく人気のある「猫」です。
※写真の猫がシャルトリューです。
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子猫
フランス語で
chaton
という名詞の単語になります。
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白猫
フランス語で
chat blanc
という表現になり、猫の性別が不明な場合も含めてこのフレーズで表現します。
「blanc(ブロン)」は「白い」という意味の形容詞の単語になり、「白い猫」という表現となります。
「白猫」がメスだと明らかにわかっている場合は「chatte blanc(シャットゥ ブロン)」という表現になります。
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黒猫
フランス語で
chat noir
という表現になり、猫の性別が不明な場合も含めてこの表現を使います。
「noir(ノワール)」は「黒い」という意味の形容詞の単語になり、ここでは「黒い猫」という意味の表現になります。
「黒猫」の性別がメスだと明らかにわかっている場合は、「chatte noir(シャットゥ ノワール)」という表現になります。
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ぶち猫
フランス語で
chat tacheté
という表現になります。
「tacheté(タシュテ)」は「ぶちの」「斑点模様のある」という意味の形容詞の単語になります。
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灰色の猫
フランス語で
chat gris
という表現になります。
「gris(グリィ)」は「灰色の」という意味の形容詞の単語となります。
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のら猫
フランス語で
chat de gouttière
という表現になり、「雑種の猫」という表現としても使われます。
「gouttière(グティエール)」は「屋根」「樋(とい)」という意味の女性名詞の単語になりますが、「chat de gouttière(シャ ドゥ グティエール)」で「野良猫」「雑種の猫」という意味の表現になります。
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シャム猫
フランス語で
chat siamois
という表現になります。
「siamois(スィャモワ)」は「シャムの」という意味の形容詞になります。
ちなみに「シャム」とはタイ王国の古い呼び名になります。
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ペルシャ猫
フランス語で
chat persan
という表現になります。
「persan(ペルソン)」は「ペルシャの」という意味の形容詞の単語になります。
「ペルシャ」とはイランの古い呼び名になります。
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雄猫
フランス語で
matou
という単語になり、去勢していない雄の猫を表す男性名詞の単語になります。
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山猫
フランス語で
chat sauvage
という表現になります。
「sauvage(ソゥヴァージュ)」は動物や植物が「野生の」という意味の形容詞になり、ここではそのまま翻訳すると「野生の猫」という表現になります。
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フランス語で「猫」に関連するフレーズの意味と発音、読み方
フランス語で「猫」に関連するさまざまなフレーズや「猫」の鳴き声を表すフランス語の表現について、日本語の翻訳や意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
猫なで声の
フランス語で
chat
という形容詞の単語になり、特に女性が「甘えた」という状態を表す表現として使われます。
また、「chat(シャ)」は修飾する名詞の性が男性名詞なのか女性名詞なのかにより、下記のように変化します。
【形容詞 chatの変化と使い分け】
- chat(シャ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- chatte(シャットゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話の両方において変化に注意して使いましょう。
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猫の鳴き声①
フランス語で
miaulement
という男性名詞の単語になり、猫の鳴き声に似た音を表すときにも使われます。
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猫の鳴き声②
フランス語で
miaou
という表現になり、猫が鳴く声を表現する単語として使われ、日本では「ニャー」と同じ意味なります。
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猫が鳴く
フランス語で
miauler
という単語になり、「猫がニャオと鳴く」「猫の鳴き声に似た音を出す」という意味で使われます。
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猫のしっぽ
フランス語で
queue de chat
という表現になります。
「queue(クュ)」はここでは「しっぽ」「尾」という意味の女性名詞の単語になります。
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太った猫
フランス語で
gros chat
という表現になります。
「gros(グロォ)」は「太った」「大きな」という意味の形容詞の単語で、ここでは修飾する名詞の「chat(シャ)」が男性名詞のため、男性形の形になっています。
【形容詞 grosの変化と使い分け】
- gros(グロォ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- grosse(グロォス) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なっていますので、文章と会話両方で変化に注意して使いましょう。
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猫の名前
フランス語で
nom du chat
という表現になります。
「nom(ノン)」は「名前」という意味の男性名詞の単語となります。
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ラングドシャ
フランス語で
langue-de-chat
という男性名詞の単語になります。
「langue(ラォーング)」は「舌」「舌状のもの」、また「言語」という意味の女性名詞の単語になります。
「ラングドシャ」は楕円形で細長い形をした、薄いクッキーのことで、形や表面のザラついた感じが「猫の舌」のようであったため、このような名前になったと言われています。
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坊や
フランス語で
mon petit chat
という表現になります。
「mon(モン)」は「私の」という所有を表す意味の形容詞の単語、「petit(プチィ)」は「小さい」「幼い」という意味の形容詞の単語で、ここでは修飾する名詞「chat(シャ)」が男性名詞であるため、男性形の形になっています。
【形容詞 petitの変化と使い分け】
- petit(プチィ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- petite(プチィトゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形、女性形でスペル、発音ともに異なっていますので、文章、会話両方で変化に注意して使いましょう。
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猫の手も借りたい
フランス語で
Je veux emprunter la main d’un chat.
という表現になり、忙しいとき「猫の手も借りたい」ということわざになります。
「emprunter(アンプランテ)」は「〜を借りる」という意味の動詞の単語、「main(ンマン)」は「手」という意味の女性名詞の単語になります。
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気ままな生活
フランス語で
une vie de chat
という表現になります。
「une(ユヌ)」は「1人の」「1人」という意味の代名詞の単語、「vie(ヴィ)」はここでは「人生」「生涯」という意味の女性名詞の単語になります。
そのまま翻訳をすると「猫のような1人の生活」という意味となり、猫のように勝手気ままに生きている人生を表現するときに使います。
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フランス語で「猫(ねこ)」を表す単語やフレーズのまとめ
ここではフランス語で「猫」を表す単語や関連するさまざまなフレーズについて紹介をしてきました。
フランスでは、ペットとして「猫」は「犬」と並ぶとても人気のある愛玩動物です。
また、フランスでは“ペットを飼う”というよりは、ペットを“パートナーとしてともに暮らしていく”という意識を持って接しているように感じます。
日本でも「猫」や「犬」をペットとして飼う人々が増えていますが、その扱いや認識が甘いところがあるよう感じるので、フランスやヨーロッパの人々のペットに対する認識や扱いから学ぶべき部分は多々あるのではないかと感じます。