フランス語で「緑」を表す単語とさまざまなフレーズの翻訳と発音、読み方とは?
ここではフランス語で「緑」という色を表す単語や関連するさまざまな色を表すフレーズ、またフランス語の「緑」を表す単語を使ったフレーズや表現について紹介をしていきます。
フランス人は「緑」という色に対して、もしかすると良い印象を抱かない人が多い色なのかもしれません。
特に「黄緑色」は、フランスの薬局の文字やマークに使われていて、「黄緑」を見ると「病気」をイメージする人がいるからだと言われています。
フランス人は特に「黄色味の強い緑」に対して、「病気」「嫉妬」など、ネガティブなイメージを抱く人が多いからでもあるようです。
もちろんフランス人も「緑」に対して、日本人が抱くような「若さ」「新鮮さ」「清潔さ」というイメージを持つ人もいますが、それは「緑」の色味や使われている場所によるところが大きいのではないかと思います。
フランス人が「緑」という色に対して抱くイメージを理解して、単語やフレーズを覚えて使っていきましょう。
フランス語で「緑」を表す単語とその意味、発音
ここではフランス語で「緑」という色を表す単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
緑色
フランス語で
vert
という男性名詞の単語になり、「緑色」や「青信号」を表すときに使われます。
また「青葉」「青草」「牧草地」など、野原や森、草原の緑を表現するときにも使われます。
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緑の
フランス語で
vert
という形容詞の単語になり、修飾する名詞の性が男性名詞なのか、女性名詞なのかによって下記のように変化します。
【形容詞 vertの変化と使い分け】
- vert(ヴェール) 男性形 男性名詞を修飾する形
- verte(ヴェルトゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章で使うときと会話で使うときに注意しましょう。
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緑色になる
フランス語で
verdir
という動詞の単語になり、「緑の草や葉に覆われる」や「〜を緑色にする」という表現をするときに使われます。
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「緑(vert)」に関連するさまざまな色の表現
ここではフランス語で「緑」という色に関連するさまざまな色を表す表現について、日本語での色名からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
明るい緑
フランス語で
vert clair
という表現になります。
「clair(クレィア)」はここでは「(色が)明るい」や「淡い」「薄い」という意味の形容詞となり、ここでは修飾する名詞「vert(ヴェール)」が男性名詞のため、男性形の形になっています。
【形容詞 clairの変化と使い分け】
- clair(クレィア) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- claire(クレィア) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが、発音は同じであるため、文章で変化に注意して使いましょう。
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濃い緑
フランス語で
vert foncé
という表現になります。
「foncé(フォンセ)」はここでは「(色が)濃い」「暗い」「暗い色の」という意味の単語になり、ここでは修飾する名詞「vert(ヴェール)」が男性名詞のため、男性形になっています。
【形容詞 foncéの変化と使い分け】
- foncé(フォンセ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- foncée(フォンセ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うときに気をつけて使いましょう。
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黄緑
フランス語で
vert jaune
という表現になります。
「jaune(ジョゥンヌ)」はここでは「黄色い」や「黄色っぽい」という意味の形容詞となりますが、修飾する名詞の性による変化がありません。
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ライムグリーン
フランス語で
vert citron
という表現になります。
「citron(スィトロン)」はここでは「レモン色の」や「淡黄色の」という意味の形容詞となりますが、修飾する名詞の性による変化はありません。
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青りんご色
フランス語で
vert pomme
という表現になります。
「pomme(ポンム)」はここでは「りんご」という意味の女性名詞になります。
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フォレストグリーン
フランス語で
vert forêt
という表現になり、「森林の緑」「緑の森」を表現するときに使うフレーズです。
「forêt(フォレ)」は「森」「森林」を表す女性名詞です。
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エメラルドグリーン
フランス語で
vert émeraude
という表現になります。
「émeraude(エムロゥードゥ)」は「エメラルド」や、この単語単体で「エメラルドグリーン」「鮮やかな緑色」という意味の女性名詞になります。
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オリーブグリーン
フランス語で
vert olive
という表現になります。
「olive(オリィヴェ)」は「オリーブの実」という意味や、この単語単体で「オリーブ色」という名詞の意味や「オリーブ色の」という形容詞の意味もあり、「オリーブグリーン」を表現するとき、「olive(オリィヴェ)」単体で使われることもあります。
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モスグリーン
フランス語で
vert mousse
という表現になります。
「mousse(ムゥース)」はここでは「苔(コケ)」という意味の女性名詞になります。
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コバルトグリーン
フランス語で
vert cobalt
という表現になります。
「cobalt(コバルツ)」は化学用語で「コバルト」という意味の男性名詞になります。
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緑青
フランス語で
vert-de-gris
という意味の男性名詞となり、「緑青色の」という形容詞の意味としても使われます。
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「緑(vert)」を使ったさまざまな単語やフレーズ
ここではフランス語の「緑」という単語を使ったさまざまなフレーズや表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
青信号
フランス語で
feu vert
という表現になります。
「feu(フゥ)」はここでは「信号」「信号機」という意味の男性名詞となります。
信号の進めの光の色は「緑」ですが、フランスでも日本と同じように「青信号」という表現をします。
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緑茶
フランス語で
thé vert
という表現になります。
「thé(テ)」は「お茶」「紅茶」や「お茶の葉」という意味の男性名詞になり、ここでは「緑色のお茶」という表現になります。
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生野菜
フランス語で
légumes verts
という表現になります。
「légume(レギューム)」は「野菜」という意味の男性名詞となり、そのまま翻訳をすると「青野菜」「青物」という表現になります。
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熟していない果物
フランス語で
fruit vert
という表現になります。
「fruit(フリュイ)」は「果物」や「フルーツ」という意味の男性名詞になります。
「vert(ヴェール)」はここでは「熟していない」という意味となり、「まだ熟していないフルーツ」という表現になります。
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熟成していないワイン
フランス語で
vin vert
という表現になります。
「vin(ヴァン)」は「ワイン」「ぶどう酒」という意味の男性名詞となります。
「vert(ヴェール)」はここでも「熟していない」という意味となり、「まだ熟成していないワイン」という表現になります。
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青春時代
フランス語で
les vertes années
という表現になります。
「année(アネ)」はここでは複数形の「années(アネ)」で「時代」「時期」という意味の女性名詞となります。
ここでは「années(アネ)」が女性名詞のため、それを修飾する形容詞「vert(ヴェール)」は女性形の「verte(ヴェルトゥ)」に変化しています。
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宇宙人
フランス語で
petit homme vert
という表現になります。
「petit(プティ)」はここでは「小柄な」「小さい」という意味の形容詞で、「homme(オム)」はここでは「人」「人間」という男性名詞となり、そのまま翻訳をすると「緑色の小さな人」という表現になります。
また形容詞「petit(プティ)」は、修飾する名詞「homme(オム)」が男性名詞のため、男性形の形容詞になります。
【形容詞 petitの変化と使い分け】
- petit(プティ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- petite(プティトゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペルと発音ともに異なりますので、会話で使うときと文章で使うときに注意しましょう。
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フランス語で「緑」を表す単語とフレーズのまとめ
ここではフランス語で「緑」を表す単語や「緑」に関連するさまざまな色を表すフレーズ、また「緑(vert)」という単語を使ったフレーズや表現について紹介してきました。
フランスでは「緑」という色に対して、「若さ」や「新鮮さ」「清潔感」というポジティブなイメージを抱くこともあれば、反対に「病気」や「嫉妬」というネガティブなイメージを抱くこともあり、「緑」の色味によって印象が大きく変化するようです。
特に「黄緑色」という色は、フランスの薬局の文字やマークに使われていることもあり、「病気」というイメージを想起しやすいからと言われています。
日本人とフランス人の「緑」という色に対して抱くイメージ、印象を理解して「緑(vert)」を使ってみましょう。