「18」はフランス語で「ディズユイト」?数字表現の正しい発音と使い方
ここでは数字の「18」を意味するフランス語や、フランスの日常生活でよく使う数字の「18」に関連する言葉やフレーズを紹介していきます。
「18」という数字は、フランスでは火災や救急医療が必要なときにかける消防の緊急通報番号としてよく知られています。
このため、フランスでは「18」という数字は、「助け」や「救済」「火事」を連想させる番号として認識されています。
フランスの学校でも緊急のときに子どもたちが困らないよう、「18番は消防」と教える教育が行われていて、子どもたちの日常の安全教育の一環としてもしっかりと根付いている数字になります。
また、フランスでは法的に成人年齢が「18歳」とされています。
娯楽面においてフランスでは、宝くじやカジノで「18」は「幸運」を象徴する番号のひとつとされています。
このように「18」という数字は、フランスの多くの人にとって大事な意味を持つ数字になっています。
ここで紹介している単語やフレーズを学んで、使えるようにしていきましょう。
数字の「18」を表すフランス語の単語と関連する言葉
ここではフランス語で数字の「18」を表す単語や、「18」に関連する簡単な言葉について紹介していきます。
18
フランス語で
dix-huit
という単語になります。
数字の「18」や「18個」「18人」「18冊」などの意味の数詞になります。
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18歳
フランス語で
dix-huit ans
という言葉になります。
「18歳」や「18年」「18年間」という意味でも使います。
「ans(アン)」は、「年」「歳」という意味や、期間を表す「〜年」、年齢を伝える「〜歳」という意味の男性名詞の複数形になります。
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18番目
フランス語で
dix-huitième
という単語になります。
「第18番目の」「18番目の」「18位の」という意味の形容詞、「18番」「18位」「18区」という意味や「18分の1」という分数を表す男性名詞になります。
ちなみに、ホテルやビル、アパートの階数表示で「dix-huitième étage(ディズュイッティエーム エタージュ)」は言葉の通りに訳すと「18階」という意味になりますが、実際の物理的な階数は「19階」になります。
その理由は、地上階つまり1階が、フランスでは「Rez-de-chaussée(レ ドゥ ショッセ)」、略して「RC/0」と表示されていて、物理的な2階から、「1階」という表示がされているためです。
日本とは異なるエレベーターの階数表示に戸惑うこともあると思いますので、この違いを覚えておくと便利です。
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18回目
フランス語で
dix-huitième fois
という言葉になります。
「18回」や「18度」という意味でも使います。
「fois(フォワ)」は、回数や頻度などを表して「〜回」「〜度」という意味の女性名詞になります。
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18時
フランス語で
dix-huit heures
という言葉になります。
24時間制の「18時」という意味になり、「午後6時」という意味でも使います。
「heures(ウール)」は、単位としての「時間」や時刻を表す「〜時」、「時刻」、決められた「時間」「定刻」という意味の女性名詞になります。
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18ユーロ
フランス語で
dix-huit euros
という言葉になります。
「euros(ウロ)」はEUの共通通貨の単位「ユーロ」という意味の男性名詞の複数形になります。
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18世紀
フランス語で
dix-huitième siècle
という言葉になります。
「18世紀」という意味になり、西暦1701年から1800年までの時代を表しています。
「siècle(スィエクル)」は「世紀」や「〜世紀」、「時代」という意味の男性名詞になります。
18世紀は歴史や文化、哲学、芸術、工業や世界との交易の発展など、すべての分野においてとても重要な時代です。
特にフランスにおける18世紀は、「啓蒙時代」「啓蒙の世紀」とされています。
前時代までの神学や聖書などを知や権威の拠り所(よりどころ)としていたところから離れ、理性や知性によって世界を見て、理解しようとする流れに変化した時代になります。
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「18」に関連する日常生活で使うフランス語のさまざまな表現
ここでは「18」を使ったフランスの日常生活でよく使う言葉や表現にについて、日本語の意味からフランス語を紹介して、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
私は18歳です①
フランス語で
Je suis âgé de dix-huit ans
という言葉になります。
「私は18歳になります」「私は18歳です」という意味になり、年齢を伝えるときに使うフォーマルな表現になり、文章語や公式な場面などで丁寧に年齢を伝えたいときに使います。
「Je(ジュ)」は「私」「私は」という意味の一人称単数の主語代名詞になります。
「suis(スュイ)」は「〜です」「〜である」という意味の一人称単数の現在形になり、原形は「être(エートル)」になります。
「âgé(アジェ)」は「年をとった」「〜歳の」「年齢が〜である」や「高齢の」という意味の形容詞の男性形になります。
「de(ドゥ)」は「〜の」「〜のうちの」という意味の前置詞になり、ここでは形容詞「âgé」に付いて、「~歳の」という意味を作る働きをしています。
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私は18歳です②
フランス語で
J’ai dix-huit ans
という言葉になります。
「私は18歳」「18歳です」という意味にもなり、日常会話の中で年齢を伝える時に使う、最も一般的な表現になります。
「J’ai(ジェ)」は「Je + ai(主語+動詞)」の組み合わせで、ここではエリズィヨンが発生して短縮形の形になっています。
「ai(エ)」は「〜を持っている」や「〜歳である」「〜がある」という意味の一人称単数現在形の動詞になり、原形は「avoir(アヴォワール)」になります。
この表現は日常会話で年齢の話をするときにとてもよくに使うため、しっかりと覚えておきましょう。
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18歳で成人を迎える
フランス語で
La majorité à dix-huit ans
という言葉になります。
「成人年齢は18歳です」という意味でも使います。
フランスでは「18歳」が法的に成人と見なされる年齢になります。
「La(ラ)」は単数形の女性名詞に付く定冠詞になり、特定のものを表す目的で使い、英語の「the」と同じ働きになります。
「majorité(マジョリテ)」は「成年」や「大多数」「過半数」や政治の「多数派」「与党」という意味の女性名詞になります。
「la majorité」の形で「成人」「成人年齢」「成年年齢」という意味になります。
「à(ア)」は「〜で」「〜に」という意味の前置詞になります。
フランスでは、選挙の投票権や法的な手続きなどの話題に関連してこの表現をよく使います。
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列車は18時ちょうどに出発します
フランス語で
Le train part à dix-huit heures pile
という言葉になります。
「Le(ル)」は単数形の男性名詞に付く定冠詞で、特定のものを表す目的になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「train(トラン)」は、「電車」「列車」や「汽車」、連なって移動する「隊列」「行列」、人や馬、車な度が進む「ペース」「速度」という意味の男性名詞になります。
「part(パァール)」は「出発する」「発車する」「出る」や「始動する」「動き出す」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「partir(パルティール)」になります。
「pile(ピィル)」はここでは、「ちょうど」「ピッタリ」「きっかり」という意味の副詞になり、時間などに正確であることを強調する目的で使います。基本的に会話の中で使う単語になり、カジュアルなニュアンスの会話で使います。
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彼女はこの通りの18番地に住んでいます
フランス語で
Elle habite au numéro dix-huit de cette rue
という言葉になります。
「Elle(エレ)」は、「彼女は」「彼女」や「それ」「それは」という意味の三人称単数の女性名詞を指す主語代名詞になります。
英語の「she」や「it」と同じ意味、働きになります。
「habite(アビトゥ)」は「住む」「〜に住む」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「habiter(アビテ)」になります。
「au(オ)」は「à + le(前置詞+男性名詞に付く定冠詞)」の組み合わせの縮約形になり、「〜に」「〜で」という意味で、この文章の中では「場所(番地)」を示す働きをしています。
「numéro(ニュメロ)」は、「番号」「第〜番」や「ナンバー」「〜番地」「〜号」という意味の男性名詞になります。
「de(ドゥ)」は「〜の」「〜から」という意味の前置詞になり、ここでは所属や関係を示す働きになり、「この通りの中の18番地」という意味を作る働きをしています。
「cette(セットゥ)」は「この」「あの」という意味の指示代名詞になり、ここでは女性名詞「rue」に対応しています。
「rue(ルュ)」は、両側に家が並ぶ「通り」「街路」や「〜通り」「〜街」、「市街」「街頭」という意味の女性名詞になります。
この表現は住所や番地などを指定したり、伝えたりするときに、とても便利で日常でよく使えるので覚えておきましょう。
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火事のせいで彼は今緊急事態に直面している
フランス語で
Il est sur le dix-huit à cause de l’incendie
という言葉になります。
「Il(イル)」は「彼は」「彼」や「それは」「それ」という意味の三人称単数形の男性名詞を指す主語代名詞になります。
英語の「he」や「it」と同じ働きになります。
「est(エ)」は「〜である」「〜だ」「〜です」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「sur(スュル)」は、「〜の上に」「〜の表面に」「〜に接して」という意味の前置詞になります。
「est le dix-huit (エ ル ディズュイットゥ)」の形で「 緊急事態にある」というニュアンスの意味になり、これは「18番」が消防の番号であることに由来した言い回しになります。
「à cause de(ア コーズ ドゥ)」の形で「〜が原因で」「〜のせいで」という意味の熟語表現になり、原因や理由を表す働きになります。特にネガティブな内容の原因や理由を伝えるときに使う熟語であることを覚えておきましょう。
「l’incendie(ランサォンディ)」は「le + incendie(男性名詞につく定冠詞+男性名詞)」の組み合わせになり、定冠詞の直後の単語の語頭が母音で始まるため、エリズィヨンが発生して縮約形に変化しています。
「incendie(アンサォンディ)」は「火」「火事」「火災」や「戦火」「動乱」という意味の男性名詞になります。
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数字の「18」を表すフランス語「dix-huit(ディズュイットゥ)」のまとめ
ここでは「18」を意味するフランス語について、日常生活でよく使う言葉やフレーズを含めて紹介してきました。
「18」という数字はフランスの日常生活において、さまざまなところで大切な意味を持つ数字として認識されています。
例えば、フランスでは18歳になると選挙権が与えられ、運転免許を取得できるようになり、「大人」としての第一歩を踏み出す年齢とされています。
また、「18番」はフランスの消防の緊急通報番号になっていて、火災や救急医療が必要なときは「18番」に電話をかけることになっています。
このことから、フランスでは「18」という数字は「助け」や「救済」をイメージさせる数字としても知られています。
「18」という数字が持つ、フランスの日常生活での意味やニュアンス、印象を踏まえながら、ここで紹介している言葉やフレーズ、単語について学んでいきましょう。