フランス語で「蜂蜜(はちみつ)」を表す単語とフレーズの読み方や発音、意味とは?
ここではフランス語で「蜂蜜(はちみつ)」を表す単語や「はちみつ」に関連するさまざまなフレーズ、表現について紹介していきます。
フランス国内では1年間に約4万トンもの「はちみつ」が消費されていて、この消費量はヨーロッパ内でも最も多く、1人あたり年間約600グラム消費していることになります。
フランスでは南の地方で養蜂業が行われており、そこでは伝統的な農業の1つになっており、特にモンペリエ近くのクルノンセックという街は「はちみつのエデン」と呼ばれるほど養蜂が盛んで、「はちみつ祭り」が開催されているほどです。
フランスにおいて、ミツバチが自然に作り出す蜜のみ「Miel(ミエル)」と表記することができると法律で定められているため、販売するときに「100%」や「純粋」「オーガニック」などとあえて表記する必要がない、または表記していないのが特徴です。
フランスには日本とはまた違った味わいの「はちみつ」や、食文化が発達したフランスならではの「はちみつ」もありますので、フランスに旅行に行ったときなど、お土産に購入してみてはいかがでしょうか。
フランス語で「蜂蜜(はちみつ)」を表す単語の読み方や発音、意味
ここではフランス語で「はちみつ」を表す単語や関連する単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
蜂蜜(はちみつ)
フランス語で
miel
という男性名詞の単語になり、「蜜」という表現としても使われます。
また「miel(ミエル)」は、「くそっ!」や「ちくしょう!」というときにも使われることがありますので、「はちみつ」という意味以外にこのような使い方もある、ということを覚えておいた方が良いかもしれません。
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蜜のような
フランス語で
miellé
という形容詞の単語になり、色や味、香りが「蜜のような」という意味になります。
また、修飾する名詞が男性名詞なのか女性名詞なのかによって、下記のように変化をします。
【形容詞 mielléの変化と使い分け】
- miellé(ミエレェ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- miellée(ミエレェ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うとき、変化に注意しましょう。
⬇️mielléの発音の確認はこちら⬇️
⬇️mielléeの発音の確認はこちら⬇️
蜜の味のする
フランス語で
mielleux
という形容詞の単語になり、「蜜のにおいのする」という表現でも使われます。
また、言葉や態度などが「いやに優しい」「親しげな」という意味としても使われる単語です。
「mielleux(ミエルゥ)」は修飾する名詞が男性名詞か、女性名詞かによって下記のように変化をします。
【形容詞 mielleuxの変化と使い分け】
- mielleux(ミエルゥ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- mielleuse(ミエルゥズ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で使うときに変化に注意しましょう。
⬇️mielleuxの発音の確認はこちら⬇️
⬇️mielleuseの発音の確認はこちら⬇️
※上記発音はmielleuxと同じですが、実際には「mielleuse(ミエルゥズ)」が正しい発音になります。
フランス語で「はちみつ」に関連する単語やフレーズの読み方、発音、翻訳
ここではフランス語で「はちみつ」に関連する単語やフレーズについて、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
蜂の巣
フランス語で
ruche
という女性名詞の単語になり、主にミツバチの「巣」「巣箱」を表すときに使われます。
「ruche(ルーシュ)」で表現するミツバチの「巣」とは、養蜂で飼っているミツバチの「巣箱」やその中にあるミツバチの「巣」を表現する単語になります。
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蜂の巣②
フランス語で
rayon de miel
という表現になり、みつばちの「巣」の1つの巣穴を表すときに使われます。
「rayon(レィヨン)」はここでは蜂の巣の1つ1つの「密房」という意味の男性名詞の単語になります。
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みつばち①
フランス語で
abeille
という女性名詞の単語になり、英語の「bee」と同じ意味の単語になります。
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みつばち②
フランス語で
ruchée
という女性名詞の単語になり、1つの巣箱の中の「ミツバチ」の集合体を表現するときに使われる単語です。
「abeille(アベイユ)」は1匹の「ミツバチ」を表すとき、「ruchée(ルゥシェ)」は巣箱の中にいる、女王バチや働きバチなど全て含めた「ミツバチ」を表すときに使います。
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女王バチ
フランス語で
abeille reine
という表現になります。
「reine(レェーヌ)」は「王妃」「女王」という意味の女性名詞の単語で、この単語1語で「女王バチ」または「女王アリ」を表す単語として使われることもあります。
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働きバチ
フランス語で
ouvrière
という女性名詞の単語になり、「働きアリ」という意味としても使われる単語になります。
この単語が女性名詞である理由は、「働きバチ」が全て雌のミツバチであるためです。
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養蜂場
フランス語で
rucher
という男性名詞の単語になり、ミツバチの巣箱が数多く設置してある全部の巣箱を集合体として「巣箱」と表すときにも使われます。
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養蜂
フランス語で
apiculture
という女性名詞の単語になります。
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養蜂家
フランス語で
apiculteur
という名詞の単語になります。
表現する「養蜂家」が男性なのか女性なのかによって、下記のように変化します。
【名詞 apiculteurの変化と使い分け】
- apiculteur(アピキュルター) 男性形 男性の養蜂家を表すときの形
- apicultrice(アピキュルトリス) 女性形 女性の養蜂家を表すときの形
男性形と女性形でスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話両方で変化に注意して使いましょう。
⬇️apiculteurの発音の確認はこちら⬇️
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フランス語で「はちみつ 」を表す単語を使ったフレーズの読み方と発音、意味
フランス語で「はちみつ」を表す単語を使った表現やフレーズについて、日本語の翻訳や意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
蜂蜜色
フランス語で
couleur de miel
という表現になります。
「couleur(クゥルァー)」は「色」「カラー」という意味の女性名詞の単語になります。
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蜜のように甘い
フランス語で
doux comme le miel
という表現になります。
「comme(コォム)」はここでは「〜のような」「〜と同じような」という比較や比喩の意味として使われる前置詞になります。
「doux(ドゥ)」はここでは「甘い」という意味の形容詞の単語になり、ここでは修飾する名詞の「miel(ミエル)」が男性名詞のため、男性形の形になっています。
【形容詞 douxの変化と使い分け】
- doux(ドゥ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- douce(ドゥース) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形、女性形で発音、スペルともに異なっているので、文章と会話の両方で変化に注意して使いましょう。
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ハネムーン
フランス語で
lune de miel
という表現になり、「蜜月」という意味でも使われます。
「lune(リュヌ)」は「月」という意味の女性名詞の単語になります。
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塩はちみつ
フランス語で
miel de sel
という表現になります。
「sel(セル)」は「塩」という意味の男性名詞の単語になります。
フランスのブリュターニュには、ゲランドの塩田で取れる塩を使った「塩はちみつ」というものがあり、非常に美味しいと評判になっています。
楽しみ方としては、ブリーチーズやヤギのチーズにかけて食べたり、そのチーズをバゲットにのせて一緒に食べるとおいしさがさらに引き立ち、格別の味わいとなります。
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フランス語で「蜂蜜(はちみつ)」を表す単語とフレーズのまとめ
ここではフランス語で「蜂蜜(はちみつ)」を表す単語や「はちみつ」に関連するさまざまなフレーズや表現について紹介してきました。
フランスの南の地方では、養蜂は伝統的な農業の1つになっており、フランスにおける「はちみつ」の消費量は、年間約4万トン、1人あたり約600グラムになり、ヨーロッパの中で最も多い消費量になっています。
「はちみつ」はフランスで「Miel(ミエル)」と表記され、マルシェやデパートなどで売っています。
フランスでは、「Miel(ミエル)」と名前をつけることができるのは、ミツバチが花から作り出す自然な蜜を採取したもののみ、という法律があります。
そのため、あえて「オーガニック」や「純粋」という言葉を添えるまでもなく、「Miel(ミエル)」として売られているものは「オーガニック」という意識が浸透しています。
「はちみつ」は体に良く、好きな方も多いと思います。
日本の「はちみつ」もとても美味しいですが、食文化の発達したフランスの「はちみつ」も楽しんでみてはいかがでしょうか。