フランス語で「米」を表す単語と関連するさまざまな表現の読み方と発音、意味とは?
ここではフランス語で「米」を表すときに使う単語や「米」に関連するさまざまな単語や表現について紹介していきます。
フランスでは、「米」は茹でるもの、という認識であり、茹でたあとに残った水を切って、調理や味付けをして食べられています。
主食が「米」である日本人にとっては、なかなかイメージが湧きにくいかもしれませんが、主食がバゲットであるフランス人にとっては、「米」は料理の1つの食材、ということなのではないでしょうか。
ここで紹介している「米」を表す単語や関連する表現、言葉をしっかりと覚えて、会話で使えるようにしていきましょう。
「米」という意味のフランス語の単語の読み方と発音
ここではフランス語で「米」という意味の単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
米
フランス語で
riz
という男性名詞の単語になり、「米飯」という意味でも使います。
また、他に「稲」という意味でも使う単語になります。
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米の
フランス語で
rizier
と
rizière
という形容詞になり、「稲の」「稲作の」という意味でも使う単語になります。
2つの単語の使い分けは以下の通りになります。
【形容詞 rizierの変化と使い分け】
- rizier(リィズィエ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- rizière(リィズィエール) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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米作り
フランス語で
riziculture
という女性名詞の単語になり、他に「稲作」という意味でも使います。
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稲作農家
フランス語で
riziculteur
と
rizicultrice
という名詞になり、「稲の栽培農家」「米農家」という意味でも使います。
2つの単語の使い分けは以下の通りになります。
【名詞 riziculteurの変化と使い分け】
- riziculteur(リズィキュルタォール) 男性名詞 男性の稲作農家を表すときに使う
- rizicultrice(リズィキュルトリス) 女性名詞 女性の稲作農家を表すときに使う
男性名詞と女性名詞で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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水田
フランス語で
rizière
という女性名詞になり、他に「田んぼ」や「稲作地」という意味でも使う単語になります。
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フランス語で「米」の種類に関連するさまざまな表現の読み方と発音、意味
ここでは「米」やご飯の種類に関連するフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
ご飯
フランス語で
riz nature
という表現になり、炒めたりしていない普通の「ご飯」「ライス」を表すときに使います。
「nature(ナテュール)」は、ここでは「何も加えていない」、食べ物や飲み物が「そのままの」や「生の」という意味の形容詞になります。
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白米
フランス語で
riz blanchi
という表現になり、「精白米」という意味でも使います。
「blanchi(ブラォンシィ)」は「白くなった」「白くした」という意味の形容詞になります。
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玄米
フランス語で
riz décortiqué
という表現になり、収穫した稲の籾(もみ)から籾殻(もみがら)を外しただけの状態の米を表すときに使います。
「décortiqué(デコルティケ)」は「décortiquer(デコルティケ)」が原形の「〜の皮をむいた」「〜を脱穀した」「〜の皮を取った」という意味の同紙になります。
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ジャポニカ米
フランス語で
riz rond
という表現になります。
「ジャポニカ米」とは、粒が短く円形の米になり、炊くとツヤと粘りが出る米のことを指し、世界で栽培されている米の約20%がジャポニカ米になります。
「rond(ロォン)」は「円形の」「丸い」や「丸みを帯びた」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「riz(リヒィ)」が男性名詞であるため男性形になります。
【形容詞 rondの変化と使い分け】
- rond(ロォン) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- ronde(ロォンドゥ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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⬇️rondの発音の確認はこちら⬇️
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インディカ米
フランス語で
riz long
という表現になります。
「インディカ米」は、粒が細長い形状の米になり、炊くとパサパサとしている米のことを指し、世界で最も生産量が多く、カレーに付くライスや、ピラフなど米を炒めるときによく使われます。
「long(ロォン)」は「長い」「縦長の」「丈の長い」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「riz(リィ)」が男性名詞であるため、男性形の形になっています。
【形容詞 longの変化と使い分け】
- long(ロォン) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- longue(ロォングュ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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炒飯
フランス語で
riz cantonais
と
à la cantonaise
という表現になり、炒めた米を表すときに使います。
「cantonais(カォントネェ)」は「広東風」「広東語」という意味の男性名詞になります。
「cantonaise(カォントネェーズ)」は「広東」「広東語」という意味の名詞になります。
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ライスプディング
フランス語で
riz au lait
という表現になります。
「au(オゥ)」は「〜入りの」という意味になります。
「lait(レ)」は「牛乳」「ミルク」という意味の男性名詞になります。
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「米」に関連するフランス語のさまざまな表現の読み方と発音、意味
ここでは「米」に関連するさまざまなフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
米を洗う
フランス語で
laver du riz
という表現になり、「お米をとぐ」という意味でも使います。
「laver(ラヴェ)」は「〜を洗う」「〜を洗浄する」「〜を洗濯する」という意味の動詞になります。
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米を炊く
フランス語で
faire du riz
という表現になります。
「faire(フェール)」は「〜を作る」という意味の動詞になります。
日本語では「米を炊く」「ご飯を炊く」という表現になりますが、フランス語では「米を茹でる」というニュアンスになります。
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米を食べる
フランス語で
manger du riz
という表現になります。
「manger(マォンジェ)」は「〜を食べる」「〜を消費する」という意味の動詞になります。
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田植え
フランス語で
repiquage du riz
という表現になります。
「repiquage(ルピカージュ)」は苗などの「移植」「再び刺すこと」やテープやレコードの「復刻版」「再録音」という意味の男性名詞になります。
種を直接田に撒くのではなく苗に育ってから田んぼに植えるため、「repiquage(ルピカージュ)」を使っています。
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フランス語で「米」を表す単語や関連する言葉のまとめ
ここでは「米」を表すときに使うフランス語の単語や関連するさまざまな言葉について紹介してきました。
日本とフランスでは「米」に対する認識が異なっていて、フランスでは「米」は茹でてから調理し、味付けをして主食となるバゲットと一緒に食べられています。
この認識の違いから、フランスのレストランなどで食事をするとき、イメージしていた料理と違ったものが出てきた、ということもあるかもしれません。
ここで紹介している単語や表現、言葉をしっかりと覚えて、コミュニケーションの中で使えるようにしていきいましょう。