「ソレイユ(soleil)」はフランス語で「太陽」?「ソレイユ」の意味と関連する言葉とは?
ここでは「ソレイユ(soleil)」というフランス語がどんな意味を持つ言葉なのか、また「ソレイユ(soleil)」を使った言葉について紹介していきます。
気をつけて見てみると「ソレイユ」という言葉は日本にいても目にすることはあるのではないでしょうか。
「ソレイユの〜〜」や「〜〜ソレイユ」のような形で場所の名称なっていたり、商品の名前になっていたりします。
また、「シルク・ド・ソレイユ」は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「ソレイユ」というフランス語の単語の意味だけでなく、「ソレイユ」を使った表現や言葉とその意味について紹介をしていきます。
「ソレイユ(soleil)」はフランス語で「太陽」という意味
「ソレイユ(soleil)」は「太陽」という意味のフランス語の言葉になります。
ここからは「ソレイユ(soleil)」について詳しくみていきます。
soleil
フランス語で「太陽」という意味の男性名詞になります。
「太陽」と表現するときには基本的に男性名詞の単数形につく定冠詞「le(ル)」がつき、かつ天体としての「太陽」と表現するときは大文字になり、「Le soleil(ル ソレイユ)」となります。
フランス語の「ソレイユ(soleil)」という言葉は、古代ローマ神話に登場する太陽の神「Sol(ソル)」を語源としており、英語で「太陽」という意味の「solar」もこの太陽神の名前を語源としています。
また「ソレイユ(soleil)」は以下の意味としても使います。
- 日差し、日光、陽光
- 日なた、日の照る場所
- ひまわり、ひまわりの花
- 太陽のような存在(権力や幸せの象徴となる存在という意味)
- 車輪(スポーツの鉄棒競技の技)
フランス語の「ソレイユ(soleil)」という単語が持つさまざまな意味や言葉の語源を含めて覚えてみましょう。
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「シルクドゥソレイユ」とはどんな意味?フランス語の正しい意味と発音
ここでは「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」についてみていきましょう。
「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」は、カナダのケベック州モントオールに本拠を置く世界的に有名なサーカス、エンターテイメント集団の名称です。
シルク・ドゥ・ソレイユは1984年に設立され、大道芸やジャグリング、軽技、空中ブランコ、またオペラやロックの要素など、人間が持つ能力を最高に生かしたエンターテイメントを提供していて、動物を使った曲芸を一切行わないことでも知られています。
また、シルク・ドゥ・ソレイユで演目を演じるダンサーやアーティストの中には、オリンピックでメダルを獲得したことのある体操選手や新体操の選手、また水を使った演目ではシンクロナイズドスイミングの選手が引退後に出演して、競技とはまた違う形で私たちを楽しませ、感動させてくれています。
どの演目もとても楽しく、素晴らしく、感動させてくれます。
ぜひ一度見ていただくことを強くお勧めします!
では、ここからは「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」という言葉について詳しく見ていきましょう。
Cirque du Soleil
「cirque(スィルク)」は「サーカス」という意味の男性名詞になります。
また、古代ローマ時代の「円形競技場」という意味や話し言葉で「どんちゃん騒ぎ」「大騒ぎ」という意味でも使います。
「du(デュ)」はここでは「de + le」の組み合わせの特殊な縮約形になります。
「de(ドゥ)」は「〜の」という意味の前置詞になり、英語の「of」「from」と同じ働きの単語になります。
「le(ル)」は男性系の単数名詞につく定冠詞になり、ここでは世界に一つしかないものとして特定化する働きになります。
日本語に直接翻訳すると「太陽のサーカス」という意味の言葉になり、英語にすると「Circus of the solar」になります。
ではなぜ英語圏であるカナダ発祥であるのにフランス語の名前がついているのか?
シルク・ドゥ・ソレイユが本拠を置くカナダのケベック州は、カナダの中でもフランス語を話す住民が多い地域であることが要因の一つではないかと思います。
17世紀から18世紀頃のカナダは、フランスとイギリスの植民地支配を受けていた歴史があり、イギリス系とフランス系の移民で形成された国となりました。
その中でも特にケベック州のモントリオールは、フランス系の移民が多く住む都市になり、今でもフランス語が公用語となっています。
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「ソレイユ(soleil)」はフランス語で「ひまわり」という意味もある
「ソレイユ(soleil)」は「太陽」という意味の他に「ひまわり(向日葵)」という意味でも使います。
またフランス語には「ひまわり(向日葵)」という意味で使う単語が3つあります。
- soleil(ソレイユ)
- hélianthe(エリアォントゥ)
- tournesol(トゥルヌソォル)
どの単語を使っても「ひまわり(向日葵)」と伝わるので、最も覚えやすい単語から覚えて使っていきましょう。
「ひまわり」は、もともと北アメリカが原産の花になり、日本語の漢字では「向日葵」、つまり「太陽に向かって咲く花」というところが由来になっています。
英語では「sunflower」や「Helianthus」となります。
フランス語で「太陽」という意味の言葉「ソレイユ(soleil)」のまとめ
ここではフランス語で「太陽」という意味の単語「ソレイユ(soleil)」について詳しく紹介してきました。
「ソレイユ(soleil)」という言葉について詳しく見ていくと、身近なものや場所の名前、以前行ったことがある場所の名前に「ソレイユ」が使われていたことに気づいた方も多いのではないでしょうか。
そして言葉の意味を知ってみると「なるほど!」や「こんな意味だったのか!」と、「ソレイユ」と名前がついた理由に気がついたのではないと思います。
私たちの身の回りには、思っているよりもはるかに多くのフランス語が使われていますので、身の回りに溢れるフランスの言葉からフランス語に馴染んでみるのもおすすめです。