フランス語で「波」を表す単語やフレーズの読み方と発音、意味とは?
ここではフランス語で「波」を表す単語の「vague(ヴァーグ)」と「onde(オォンドゥ)」と、「波」に関連するさまざまな表現について紹介していきます。
「波」には大きく分けて2つあります。
1つは、海や湖などで起こる「波」、もう1つは、電波や音波、造形物や自然の物の形が波形になっている状態を表す「波」になります。
海や湖などで起こる「波」を表す単語は、主に「vague(ヴァーグ)」で表現します。
電波や音波などの水に関連しない「波」を表す単語は、主に「onde(オォンドゥ)」で表現します。
「波」に関連する2つのフランス語を覚えるとき、使う場面や意味をイメージしながら覚えてみましょう。
フランス語で「波」を表す単語の読み方と発音
ここではフランス語で「波」を表す単語やその他「波」に関連する単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
波①
フランス語で
vague
という女性名詞の単語になり、主に海や湖などで起こる「波」を表すときに使います。
また、比喩的な意味での「波」、例えば「(景気の)波」「(インフレの)波」や「うねり」という意味や、髪の毛の「ウェーブ」という意味でも使われます。
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波②
フランス語で
onde
という女性名詞の単語になり、主に「電波」や「音波」や「電磁波」のような物理的な「波」「波動」を表すときに使います。
また他に、「ラジオ放送」という意味としても使われる単語です。
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さざ波
フランス語で
vaguelette
という女性名詞の単語になります。
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波形の
フランス語で
ondé
という形容詞の単語になり、「波型模様の」「波打った」という意味としても使います。
また「ondé(オォンデ)」は修飾する名詞が男性名詞なのか、女性名詞なのかによって下記のように変化します。
【形容詞 ondéの変化と使い分け】
- ondé(オォンデ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- ondée(オォンデ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うとき、変化に注意しましょう。
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波状の
フランス語で
ondulé
という形容詞の単語になり、「波形の」「起伏のある」や髪の毛が「ウェーブした」という意味としても使われます。
また「ondulé(オォンデュレ)」は修飾する名詞が男性名詞か女性名詞かにより、下記のように変化します。
【形容詞 onduléの変化と使い分け】
- ondulé(オォンデュレ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- ondulée(オォンデュレ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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波打つ
フランス語で
ondulant
という形容詞の単語になり、「起伏する」という意味としても使います。
また「ondulant(オォンデュロン)」は、修飾する名詞が男性名詞なのか、女性名詞なのかによって下記のように変化します。
【形容詞 ondulantの変化と使い分け】
- ondulant(オォンデュロン) 男性形 男性名詞を修飾する形
- ondulante(オォンデュロントゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音が異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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※上記音声の発音は「ondulant(オォンデュロン)」と同じですが、正しくは「ondulante(オォンデュロントゥ)」になります。
うねる
フランス語で
ondoyer
という動詞の単語になり、「揺れ動く」「波打つ」という意味としても使います。
畑の草や作物が風に吹かれて波打つように動くような状態を表現するときに使います。
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波立たせる
フランス語で
onduler
という動詞の単語になり、「揺らめく」や、髪の毛が「ウェーブしている」「ウェーブをかける」という意味としても使います。
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フランス語の「波(vague)」に関連する表現の読み方と発音、意味
フランス語で海や湖の「波」を表す単語「vague(ヴァーグ)」に関連する表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
波の音
フランス語で
bruit des vagues
という表現になります。
「bruit(ブリュイ)」はここでは「音」「物音」や「騒音」という意味の男性名詞の単語になります。
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大波
フランス語で
grosses vagues
という表現になります。
「grosse(グロォス)」はここでは「大きな」や海や天候などが「荒れた」「荒れ模様の」という意味の形容詞の単語になり、ここでは修飾する名詞「vague(ヴァーグ)」が女性名詞のため、女性形の形になっています。
【形容詞 grosの変化と使い分け】
- gros(グロォ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- grosse(グロォス) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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砕けちる波
フランス語で
vagues qui déferlent
という表現になります。
「déferlent(ディフェールレ)」は原形が「déferler(ディフェールレ)」となり、波が「砕ける」「砕けちる」という意味の動詞の単語になります。
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フランス語の「波(onde)」に関連する表現の読み方と発音、意味
フランス語で海や湖の「波」を表す単語「onde(オォンドゥ)」に関連する表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
衝撃波
フランス語で
onde de choc
という表現になります。
「choc(ショック)」は物体の「衝突」、また心理的、社会的な「衝撃」「打撃」という意味の男性名詞の単語になります。
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波長
フランス語で
longueur d’onde
という表現になります。
「longueur(ロングェール)」は「長さ」という意味の形容詞の単語になります。
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放送する
フランス語で
mettre en ondes
という表現になります。
「mettre(メェトル)」はここでは機械や器具などを「作動させる」「調整する」という意味の動詞の単語になります。
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短波
フランス語で
ondes courtes
という表現になります。
「courte(クゥルトゥ)」は長さや距離が「短い」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「onde(オォンドゥ)」が女性名詞のため、女性形の形になっています。
【形容詞 courtの変化と使い分け】
- court(クゥール) 男性形 男性名詞を修飾する形
- courte(クゥルトゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なっていますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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中波
フランス語で
petites ondes
という表現になります。
「petite(プティトゥ)」は「小さい」という意味の形容詞となり、ここでは修飾名詞の「onde(オォンドゥ)」が女性名詞のため、女性形の形になっています。
【形容詞 petitの変化と使い分け】
- petit(プティ) 男性形 男性名詞を修飾する形
- petite(プティトゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で使うときに変化に注意しましょう。
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長波
フランス語で
grandes ondes
という表現になります。
「grande(グラァーンドゥ)」は「大きい」「広い」「長い」という意味の形容詞となり、ここでは修飾する名詞の「onde(オォンドゥ)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 grandの変化と使い分け】
- grand(グラァン) 男性形 男性名詞を修飾する形
- grande(グラァーンドゥ) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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音波
フランス語で
onde sonore
という表現になります。
「sonore(ソノール)」はここでは「音の」「音を出す」という意味の形容詞の単語になります。
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電磁波
フランス語で
onde électromagnétique
という表現になります。
「électromagnétique(エレクトロマニエティーク)」は「電磁気の」という意味の形容詞の単語になります。
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「波」を表すフランス語を使った表現の読み方と発音、翻訳
ここでは「波」を表すフランス語を使ったさまざまな表現について、日本語の翻訳や意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
新しい波
フランス語で
nouvelle vague
という表現になり、「新世代の」という意味やそのまま「ヌーヴェルヴァーグ」として使われる表現です。
主にファンションや芸術、音楽、映画などで発生する新しいジャンルや傾向を表現するときに使われます。
「nouvelle(ヌゥヴェル)」は「新しい」「今度の」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「vague(ヴァーグ)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 nouveauの変化と使い分け】
- nouveau(ヌゥーヴォー) 男性形 男性名詞を修飾する形
- nouvelle(ヌゥヴェル) 女性形 女性名詞を修飾する形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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穏やかな水面
フランス語で
onde calme
という表現になります。
「calme(キャルム)」は「静かな」「穏やかな」という意味の形容詞の単語になり、修飾する名詞が男性名詞か女性名詞かによる変化がない形容詞になります。
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波長が合う
フランス語で
être sur la même longueur d’onde
という表現になり、「気が合う」「うまが合う」という表現でも使われ、主に会話などの話し言葉で使われる表現になります。
「être(エトル)」はここでは「〜である」という意味の動詞になり、英語の「be動詞」と同じ働きの単語になります。
「sur(スュ)」はここでは「〜について」「〜に関して」という意味の前置詞の単語になります。
「même(メェム)」は「同じ」「同一の」という意味の形容詞の単語になります。
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段ボール
フランス語で
carton ondulé
という表現になります。
「carton(キャルトン)」は「厚紙」「ボール紙」「ボール箱」という意味の男性名詞の単語になります。
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フランス語で「波」を表す単語やフレーズのまとめ
ここではフランス語で「波」を表す単語「vague(ヴァーグ)」と「onde(オォンドゥ)」について、また「波」に関連するフランス語の表現について紹介してきました。
フランス語で「波」を単語には、「vague(ヴァーグ)」と「onde(オォンドゥ)」の2つがあり、それぞれの単語が表す意味の違いについてまとめると下記のようになります。
- vague(ヴァーグ) 主に海や湖などで起こる「波」を表す
- onde(オォンドゥ) 主に電波や音波などの水に関連しない「波」を表す
「波」に関連する2つのフランス語を覚えるときには、使う場面や意味を頭の中にイメージしながら覚えることで、実際の会話でしっかりと使い分けができるようになります。