「桜(さくら)」を表すフランス語の単語やフレーズ、その発音と読み方とは?
ここではフランス語で「桜(さくら)」を表す単語や「桜(さくら)」に関連するさまざまなフレーズについて紹介をしていきます。
春に「桜(さくら)」を楽しむ習慣は、日本ほどではないにしてもフランスでも浸透しており、パリ市内の公園で桜を楽しむ人たちを数多く見ることができます。
日本で桜はとても美しく、日本の春は最高の季節ですが、春先にフランスに旅行をして、フランスの桜を楽しみたいという方に向けて、「桜(さくら)」に関わる言葉だけでなく、日本とフランスの桜の違いについても紹介をしていきます。
フランス語で「桜(さくら)」や「さくらんぼ」を表す単語
ここではフランス語で「桜(さくら)」や「さくらんぼ」を表す単語について、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
桜
フランス語で
fleur de cerisier
というフレーズになり、「桜の花」を表現するときにも使われます。
英語では「cherry blossoms」というフレーズで表現されます。
フランスでは日本の文化に興味を持ってくれている方が増えているようで、そのまま「Sakura」で通じる場合もあるようです。
「cerisier(スリズィエ)」は「セイヨウザクラ」という意味となり、フランスで楽しむことができるのは、この「セイヨウザクラ」が多く、パリの公園などで楽しむことができます。
「桜(さくら)」の花言葉は日本では「精神の美、純潔」で、桜の咲き方や花の散り方など、桜の花のイメージを人のあるべき生き方に重ねているように思います。
フランス語で「桜(さくら)」の花言葉は下記のフレーズになります。
【フランスの桜の花言葉】
フランス語の桜の花言葉は「私を忘れないで」
→ Ne m’oubliez pas.(ヌ ムウブリエ パ)
この言葉は、桜の花が散りゆくはかなさを恋愛のはかなさに重ねて「恋が終わり別れる恋人同士の心情」を表しています。
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さくらんぼ
フランス語で
cerise
という単語になります。
「cerise(スリーズ)」は別名で「桜桃」とも言われます。
フランスでは「さくら」というと「スリーズ(さくらんぼ)」をイメージする人が多く、日本の「さくら」のイメージとは少し違っているようです。
フランスで見かけるさくらんぼは5月から6月頃が旬の果物になり、春の果物となっています。
日本のような実が黄色いさくらんぼではなく、濃い赤紫色をしたアメリカンチェリーで、甘みの強いさくらんぼを楽しむことができます。
生でそのまま食べることもありますが、主にはジャムにすることが多く、そのジャムを使ってケーキを焼いて食べることもあります。
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セイヨウザクラ
フランス語で
cerisier
という単語になります。
セイヨウザクラはフランスだけではなく、ヨーロッパ全域で楽しむことができる桜の品種です。
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フランス語で「桜(さくら)」に関連するさまざまなフレーズ
ここではフランス語で「桜(さくら)」に関連するさまざまな表現やフレーズについて、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
桜が咲いた
フランス語で
fleur de cerisier fleurit
という表現になります。
「fleur(フルール)」は「花」という女性名詞の単語になり、「fleurit(フルゥリィ)」は「花が咲いた」、「開花した」、「花におおわれる」という意味の動詞になります。
そのまま翻訳をすると「桜の花が開花した」となります。
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桜の季節
フランス語で
saison de cerisier en fleurs
という表現になります。
「saison(セゾン)」は「季節」という意味の単語で、そのまま翻訳をすると「桜の花の季節」という意味になります。
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桜が満開
フランス語で
les cerisiers sont en pleine floraison
という表現になります。
「pleine(プレヌ)」は「〜でいっぱいの」「満ちた」という意味、「floraison(フロレゾン)」は「開花」という意味の単語になり、そのまま翻訳をすると「桜の木が開花して花でいっぱいです」という意味となります。
また「floraison(フロレゾン)」が女性名詞であるため、「pleine(プレヌ)」は形容詞の女性形になっています。
【形容詞 pleineの変化と使い分け】
- plein(プラン) 男性形 男性名詞を修飾する形
- pleine(プレヌ) 女性形 女性名詞を修飾する形
スペルだけでなく発音も変化するので、文章でつかうとき、会話で使うときともに変化に気をつけましょう。
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桜吹雪
フランス語で
tourbillon de pétales fleurs de cerisiers
という表現になります。
「tourbillon(トゥルビィヨン)」はここでは「つむじ風」、「渦巻」という意味、「pétale(ペタル)」は「花びら」という意味の単語で、そのまま翻訳をすると「桜の花の花びらが渦巻いている」という意味となります。
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桜前線
フランス語で
front des fleurs de cerisier
という表現になります。
「front(フロン)」はここでは「前線」という意味の単語となります。
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桜の花見
フランス語で
sortie pour admirer la floraison des cerisiers
という表現になります。
「sortie(ソルティ)」はここでは「外出」、「出かけること」という意味、「admirer(アドミレ)」は「感心する」、「〜に感嘆する」という意味の単語となり、そのまま翻訳をすると「桜の木の花の開花を簡単しに行く」という意味となります。
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お花見
フランス語で
regarder les fleurs
という表現になります。
「regarder(ルゥギャルデ)」は「〜を見る」、「眺める」という意味の単語で、そのまま翻訳をすると「花を眺める」という意味になります。
フランスやヨーロッパでは桜の咲いている季節に関係なく、公園でピクニックをしたり、ワインやビールを飲んで楽しく過ごす文化があるため、1年中季節ごとの花見を楽しんでいるといってもいいかもしれません。
最近ではフランスで日本の文化が浸透してきているため、そのまま「Hanami(花見)」で通じるケースもあります。
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フランス語で「桜(さくら)」を表す単語やフレーズのまとめ
ここではフランス語で「桜(さくら)」を表す単語「cerisier(スリズィエ)」や「桜(さくら)」に関連するさまざまなフレーズについて紹介をしてきました。
日本と同じように、フランスでも春には公園などで桜を楽しむことができ、多くのフランス人が花見を楽しんでいます。
フランスでは日本の文化に興味を持つ人々が増えてきており、日本の花見の文化を知っていて「日本で花見を楽しみたい!」と思っている人が増えてきています。
そのためか、「桜(さくら)」を表す「fleur de cerisier(フルール ドゥ スリズィエ)」や「お花見」を表す「regarder les fleur(ルゥギャルデ レ フルール)」と言わず、「Sakura」や「Hanami」でそのまま伝わるようになってきています。
日本の「桜(さくら)」を楽しむ文化は浸透しつつあるので、ここで紹介するフレーズや単語について知っていただくことで、フランス語での会話の中で「桜(さくら)」を話題にした会話に役立つのではないかと思います。