「8」はフランス語で「ユイット」?数字の正しい発音と使い方
ここでは数字の「8」を表すフランス語や、フランス語で「8」にまつわる言葉について紹介していきます。
フランスにおいて「8」という数字は、日常生活から文化や歴史、宗教に至るまで様々な意味を持つ数字です。
パリの「8区」という地区は、シャンゼリゼ通りや凱旋門、マドレーヌ寺院などの有名な観光地があるエリアであり、フランスの経済とファッションの中心地となっていて、ハイブランドや有名レストランが店を構えています。
また、フランスのキリスト教の文化において「8」は、復活や新しい始まりを象徴する数字でもあります。
これは聖書における「7日目の安息日」の次の日、つまり8日目が新しい週の始まりとされていて、再生や更新を意味する日とされているからでもあります。
日本においても「8」は縁起の良い数字とされています。
「8」は漢字で「八」と表し、その形が末広がりでとても縁起が良い数字とされています。
また英数字でも「8」は円が結ばれる形であるため、「縁が結ばれる」と掛けて縁起が良いとされています。
ここでは「8」に関連して日常生活の中でよく使うフランス語の単語や言葉を紹介していますので、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。
フランス語で数字の「8」を表す単語と関連する言葉
ここでは数字の「8」を表す単語と関連する言葉や単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
8
フランス語で
huit
という単語になります。
「8」や「8つ」「8個」「8人」という意味の数詞になります。
また「8つの」「8人の」「8個の」という形容詞の働きもありますが、修飾する名詞の性によって変化せず、不変になります。
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8月
フランス語で
août
という単語になります。
1年のうちで8番目の月を表す「8月」という意味の男性名詞になります。
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8日間
フランス語で
huitaine
という単語になります。
「約8日間」「およそ8日間」や正確に「8日間」という意味の女性名詞になります。
一般的には、8日間という期間や日数として使得ことが多い単語ですが、文脈や状況によっては、「8つの物」や「8人の人」、「8個のもの」などを表すときにも使います。
この単語は、フランス語の日常会話の中で、「1週間ちょっと」の期間を指すのに便利な表現としてよく使われ、特定の予定や期限をアバウトに伝えるときに適した単語になります。
「1週間(7日間)」に「1日を加えた期間」を意味する表現になります。
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8番目
フランス語で
huitième
という単語になります。
順番や順位、頻度などが「8番目の」「8位の」「8つ目の」「8人目の」という意味の形容詞、「8位」「8回目」「8つ目のもの」という意味の名詞になります。
形容詞の場合、修飾する名詞の性による変化はありません。
また、「8分の1」という分数を表すときにも使う単語になります。
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8倍
フランス語で
octuple
という単語になります。
「8倍の」や「8つの部分からなる」「8個で構成された」という意味の形容詞になり、修飾する名詞の性に関わらず不変になります。
形容詞として通常は名詞の前に来ますが、強調したい場合には名詞の後ろに来ることもあります。
日常生活よりは技術的、科学的、経済的な文脈や場面で使われることが多い単語になります。
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オクテット
フランス語で
octet
という単語になります。
「8ビット」または「1バイト」という意味の男性名詞になります。
コンピュータやデジタル技術の分野で使われる基本的なデータ単位のことを表す単語になります。
フランス語では「octet」が「バイト」の意味で一般的に使われており、英語や日本語では「byte」が一般的に使われています。
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8分の1
フランス語で
un huitième
という言葉になります。
分数として「8分の1」という意味で数量や分量を表すときに使います。
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「8」を使ったフランス語のさまざまな言葉と使い方
ここではフランス語の「8」に関連して、日常生活の中でよく使う言い回しや表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声を含めて解説していきいます。
8時に
フランス語で
à huit heures
という言葉になります。
午前中、午後関係なく「8時に」と時間を指定して表すときに使う言葉になります。
「à(ア)」は「〜へ」「〜に」「〜で」という意味で、時間、場所、方向、目的などを示す前置詞になり、ここでは特定の時間を表す目的で使っています。
「heures(ウール)」は「時間」や「〜時」という意味で時間を表す名詞の複数形になります。
会話の中で時刻を伝えるとき、「heures」を省略することがあります。
これは日常会話では自然なことで、会話中に「à huit」だけでも「8時に」という意味で十分伝わります。
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8階
フランス語で
huitième étage
という言葉になります。
「8階」「8階のフロア」という意味で建物の階数を表すときに使います。
「étage(エタージュ)」は「〜階」「フロア」という意味で建物の階数を表す男性名詞になります。
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午前8時
フランス語で
huit heures du matin
という言葉になります。
「午前8時」「朝の8時」や「AM8時」という意味で使います。
「du(デュ)」は「de + le」の縮約形の前置詞になり、「〜の」という意味になり、「de(ドゥ)」は前置詞、「le(ル)」は定冠詞になります。
「matin(マタン)」は「朝」「午前」「午前中」という意味の男性名詞になります。
「du matin(デュ マタン)」で「朝の」「午前の」という意味の言葉になります。
日常生活の中で予定を示す時間表現として、「huit heures du matin」はとてもよく使我、予定が午前であることを明確にするため、「du matin」を付けて提示することが一般的です。
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午後8時
フランス語で
huit heures du soir
という言葉になります。
「午後8時」「夜8時」や「PM8時」という意味の言葉になります。
「soir(ソワール)」は「夜」や「夕方」という意味の男性名詞になります。
「du soir(デュ ソワール)」は「夜の」「夕方の」という意味の言葉になります。
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八方
フランス語で
les huit vents
という言葉になります。
「四方八方」や「八方の風」「八方位の風」という意味の言葉になり、慣用的な表現として、特定の状況や方向に対する多様性を表したいときに使うことがある表現です。
「les(レ)」は「その」「これら」「それらの」という意味の定冠詞の複数形になります。
「vents(ヴォン)」は「風」や「風向き」という意味の男性名詞の複数形になります。
この言葉は、8つの方角を表すときに使われ、北、南、東、西に加え、北東、北西、南東、南西のような8つの方位の風向きを示す意味になります。
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8の字
フランス語で
huit couché
という言葉になります。
「8の字」「横向きの8」を意味する言葉になり、具体的には、「♾️」の記号、つまり無限大を表すときにも使います。
無限大の記号が、視覚的に「横に寝かせた8」に見えることから由来しています。
「couché(クゥシェ)」は「横になった」「横にされた」という意味の動詞の過去分詞になり、原形の動詞は「coucher(クゥシェ)」になります。
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5月8日はフランスの祝日です
フランス語で
Le huit mai est un jour férié en France
という言葉になり、フランスの第二次世界大戦終結を記念する日になります。
「Le(ル)」は「その」という意味の男性名詞に付く定冠詞になります。
「mai(メ)」は「5月」という意味の男性名詞の単語になり、ここでは「5月8日」具体的な日付を表しているため、定冠詞がついて「le huit mai(ル ユイット メ)」となっています。
「est(エ)」は「〜です」「〜である」という意味の動詞の現在形になり、原形の動詞は「être(エートル)」で英語のbe動詞と同じ意味、役割になります。
「un(アン)」は「ある〜」という意味の不定冠詞になり、単数形の男性名詞に付きます。
「jour(ジュール)」は「日」「〜日」や「日中」という意味の男性名詞になります。
「férié(フェリエ)」は「休日の」「祝日の」「祝日になっている」という意味の形容詞になり、「férié jour」で「祝日」という意味の言葉になります。
「en(オン)」は「〜で」という意味の場所や状況を表す前置詞になります。
毎年5月8日は、フランスで祝日として記念される日になっており、具体的には、1945年5月8日にナチス・ドイツが連合国に降伏し、第二次世界大戦がヨーロッパで終結したことを記念する日となっています。
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頑張る
フランス語で
se plier en huit
という言葉になります。
「頑張る」や「非常に努力する」「懸命に対応する」という意味で比喩的な言葉になり、直訳すると「8つに折りたたむ」という意味の言葉になります。
「plier(プリィエ)」は「折りたたむ」「曲げる」という意味の動詞になり、「se plier(ス プリィエ)」で「自分を折りたたむ」や「自分自身を〜する」という意味のなります。
「en(オン)」は「〜に」「〜として」という意味の前置詞になります。
この言葉は、「自分を折り曲げる」「自分を犠牲にして頑張る」という比喩的な意味で使う言葉になります。
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千鳥足で歩く
フランス語で
faire des huit
という言葉になります。
「8の字を描く」や「8の字の形で動く」という意味の言葉になり、比喩的に「千鳥足で歩く」という意味で使います。
「faire(フェール)」は「〜をする」「〜を作る」という意味の動詞になります。
「des(デ)」は不定冠詞の複数形になり、ここでは「いくつかの8」という意味になり、複数の「8の字」を作ることを意味しています。
8の字を描く動きを指して使う言葉になり、車やバイク、飛行機などが8の字を描いて走行や飛行したり、人が繰り返し同じ動きをする状態を指して使います。
また、迷走や無意味な動きを表すときの比喩としても使われることがあり、特に方向を失って何度も同じ場所を回ってしまうような動きに対しても使うことがある言葉です。
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オクターブ
フランス語で
l’octave
という言葉になります。
基本的には音楽に関連した用語になり、8つの音階や音階の幅を表すときに使います。
また、比喩的に声の高さや音量が急激に変化することを表現するときにも使う言葉になります。
「l’」は女性名詞につく定冠詞「le(ル)」の短縮形になり、直後の名詞の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなって「l’」に変化しています。
「octave(オクターヴ)」は「オクターブ」という意味の女性名詞になり、音楽用語で音階や音程を表すときに使います。
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1週間後に
フランス語で
dans huit jours
という言葉になります。
「1週間後に」や「8日後に」という意味の言葉になります。
フランス語では「huit jours」は「1週間後」という意味で使われることが多く、実際には7日後を指していることが多いので注意しましょう。
「dans(ドン)」は「〜の中に」や「〜後に」という意味の前置詞になります。
フランス語圏では、「huit jours」という表現はしばしば「1週間」を指すということを覚えておきましょう。
フランスでは、「1週間は7日間」との認識がありながらも、1週間後を「huit jours」と表現する習慣があります。
これは1日目と最終日を数える習慣によるもので注意しましょう。
もし不安であれば相手に確認をすることも大切です。
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毎週
フランス語で
tous les huit jours
という言葉になります。
「毎週」や「8日ごとに」という意味になり、フランス語では「huit jours」が1週間を意味することから、上記と同様にこの表現も「毎週」という意味で使います。
「tous(トゥ)」は「すべての」や「毎〜」という意味の形容詞になり、ここでは「毎〜」という意味で繰り返しの周期を指しています。
「les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になります。
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数字の「8」を表すフランス語「huit(ユイット)」のまとめ
ここではフランス語で「8」を表す言葉について紹介してきました。
数字の「8」はフランスにおいて、日常生活においてのみでなく、宗教や文化、歴史の中で意味を持つ存在として扱われてきました。
それだけに、他の数字と比較しても使われる機会が多く、覚えておくべき言い回しや表現が多くあります。
しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。