「手紙」を表すフランス語の単語や表現の読み方と発音、意味とは?
ここではフランス語で「手紙」を意味する単語や関連する表現、またフランス語で「手紙」を書くときの書き出しや結びでよく使う表現について紹介していきます。
「手紙」に関連する基本的なフランス語の単語や表現と、フランス語で「手紙」や電子メールを書くときによく使う書き出しの言葉、結びの言葉も紹介していますので覚えてみましょう。
フランス語の「手紙」に関連する単語の読み方と発音
ここではフランス語の「手紙」という意味の単語と「手紙」に関連する単語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
手紙①
フランス語で
lettre
という女性名詞の単語になり、「文字」や「活字」「文面」という意味でも使います。
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手紙②
フランス語で
la lettre
という女性名詞の単語になります。
「la(ラ)」は女性名詞に付く定冠詞になり、ここでは目の前にある手紙や、すでに知られている、話題に上がった手紙を表す役割でついています。
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書留
フランス語で
lettre recommandée
という表現になります。
「recommandée(ルコマォンデェ)」は「書留の」や「推薦された」「望ましい」「強く求められた」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「lettre(レットル)」が女性名詞であるため、女性形の形になっています。
【形容詞 recommandéの変化と使い分け】
- recommandé(ルコマォンデェ) 男性形 男性名詞を修飾するときの形
- recommandée(ルコマォンデェ) 女性形 女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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速達
フランス語で
lettre exprès
という表現になります。
「exprès(エクスプレス)」はここでは「速達の」という意味の形容詞になります。
また、「exprès(エクスプレス)」1語で「速達」という意味の男性名詞の役割もあります。
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「手紙」に関連するフランス語の表現の読み方と発音、翻訳
ここでは「手紙」に関わるフランス語のさまざまな表現について、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方について紹介していきます。
ラブレター
フランス語で
lettre d’amour
という表現になり、「恋文」という意味でも使います。
「d’amour(ダムゥール)」は、部分冠詞の「du(デュ)」と「amour(アムゥール)」を組み合わせた形になり、「du(デュ)」の直後の「amour(アムゥール)」の語頭が母音であるため、縮約系の「d’」の形に変化しています。
「du(デュ)」は、男性名詞に付く部分冠詞で、感情を表す名詞、また食べ物や飲み物を表す名詞など、数えられない名詞の不可算名詞に付きます。
「amour(アムゥール)」は「恋愛」「恋」や「愛」「愛情」という意味の男性名詞の単語になります。
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手紙を書く
フランス語で
écrire une lettre
という表現になります。
「écrire(エクリール)」は、手紙など「〜を書く」「手紙を書く」、文章や文字など「〜を書く」「〜を執筆する」「文章を書く」という意味の動詞になります。
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手紙が届く
フランス語で
lettre arriver
という表現になります。
「arriver(アリィヴェ)」は物や人、乗り物などが「届く」「着く」「来る」「到着する」という意味の動詞になります。
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手紙を読む
フランス語で
lire une lettre
という表現になります。
「lire(リィール)」は「〜を読む」「〜を読み上げる」や相手の感情や未来の予想など「〜を読み取る」「〜を察知する」という意味の動詞になります。
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手紙をポストに入れる
フランス語で
poster une lettre
という表現になります。
「poster(ポステェ)」は「〜を郵便で出す」「〜を投函する」という意味の動詞になります。
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手紙を開封する
フランス語で
ouvrir une lettre
という表現になります。
「ouvrir(ウヴリィール)」は「〜をあける」「〜を開封する」やお店や会社など「〜を開店する」、活動など「〜を開始する」という意味の動詞の単語になります。
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手紙の返事を書く
フランス語で
répondre à une lettre
という表現になります。
「répondre(レポーンドル)」は手紙やeメールの返信など「〜を送る」や「〜と答える」「〜と返事をする」という意味の動詞になります。
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「手紙」の書き出しでよく使うフランス語表現の読み方と発音、翻訳
ここではフランス語で「手紙」を書くとき、書き出しでよく使われるフランス語の単語や表現について、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
拝啓
フランス語で
cher
と
chère
という形容詞の単語になり、「親しい」「親愛なる」や「大切な」という意味でも使います。
2つの単語の使い分け方は以下の通りになります。
【形容詞 cherの変化と使い分け方】
- cher(シェール) 男性形 男性宛の手紙で使う、または男性名詞を修飾するときの形
- chère(シェール) 女性形 女性宛の手紙で使う、または女性名詞を修飾するときの形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが、発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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お元気ですか?
フランス語で
Comment allez-vous?
という表現になり、「ご機嫌いかがですか?」という意味でも使われ、手紙などの文章だけでなく、会話でもよく使われます。
「comment(コマォン)」は、ここでは様子や状況などを伺う意味の「どのような」「どんな風な」という意味の福祉になります。
「allez(アレ)」は「aller(アレ)」が原形になり、ここでは健康状態などが「健康である」「〜である」「調子が良い」という意味の動詞になり、英語の「go」と同じ意味の単語になります。
「vous(ヴ)」は「あなた」「あなたがた」という意味の代名詞になります。
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お元気でお過ごしのことと思います①
フランス語で
Je crois que vous allez bien
という表現になります。
「crois(クロワ)」は「croire(クロワァ)」が原形で、「〜だと信じる」「〜だと思う」という意味の動詞になり、英語の「believe」と同じ意味の単語になります。
ここでは「Je crois que 〜」で「〜だと思いますが」「〜のことと存じますが」という意味になり、控えめに自分の考えを主張したり、自分の思いを伝えるための表現として使います。
「bien(ビヤン)」は「気分がいい」や「具合がいい」「心地よい」という意味の形容詞になります。
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お元気でお過ごしのことと思います②
フランス語で
J’espère que vous allez bien
という表現になります。
「J’espère(ジェスペェール)」は「je(ジュ)」と「espère(エスペェール)」の組み合わせになり、ここでは「je(ジュ)」の直後の単語の語頭が母音のため、エリズィヨンとなり「J’espère」の形になっています。
「je(ジュ)」は「私は」という意味の人称代名詞になります。
「espère(エスペェール)」は「espérer(エスペレェ)」が原形の「〜を望む」「〜を願う」「〜を希望する」という意味の動詞になり、英語の「hope」と同じ意味の単語になります。
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いかがお過ごしですか?
フランス語で
Tout va bien chez vous?
という表現になります。
「tout(トゥ)」は「すべて」「すべてのもの」「すべての人」「すべてのこと」という意味の形容詞になります。
「va(ヴァ)」は「aller(アレ)」が原形の「調子が良い」や物事が「うまくいく」という意味の動詞になり、英語の「go」と同じ意味の単語になります。
「chez(シェ)」は、ここでは人を表す代名詞や名詞と一緒に使われており、その場合「〜においては」「〜おきましては」という意味の前置詞になります。
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「手紙」の締めや結びの言葉でよく使うフランス語表現の読み方と発音、翻訳
ここではフランス語で「手紙」を書くとき、結びの言葉としてよく使うフランス語の単語や表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
かしこ
フランス語で
Amicalement
という副詞の単語になり、「草々」や「友情を込めて」「親切に」「友好的に」という意味でも使います。
「Amicalement(アミカャルマォン)」は手紙や文書の結びに使われる言葉で、仲の良い友達や、年上の知人、友達宛など、カジュアルな関係の相手に手紙やeメールを送るときに使われます。
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友情を込めて
フランス語で
Amitiés
という女性名詞の単語になり、手紙の結びとしては主に複数形で使われ、「友情を込めて」や「友情の印」「友人」「友情の言葉」という意味で使います。
「Amitiés(アミティエ)」は、カジュアルな手紙や文書の結びに使われ、相手との関係が深くなくても使われます。
単数形では「友情」「好意」「友好関係」という意味で使われます。
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じゃあね
フランス語で
A bientôt
という表現になり、「また近いうちに」「ではまた」「またね」という意味でも使われ、カジュアルな表現として手紙やeメールなどで使われます。
「bientôt(ビヤントォ)」は「まもなく」「近いうちに」や「すぐに」という意味の副詞になり、英語の「soon」と同じ意味の単語になります。
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またね
フランス語で
À plus tard
という表現になり、「またあとで」「また会いましょう」という意味でも使われ、カジュアルな関係の相手や友達とのやりとりでよく使われる結びの言葉になります。
「plus tard(プリュ タァール)」で「そのうちに」「あとで」という意味の表現になります。
「À plus(ア プリュ)」や「À +」という短縮形で使われることもあるので覚えておきましょう。
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心を込めて
フランス語で
Cordialement
という副詞の単語になり、「心から」という意味でも使われます。
フランス語圏におけるビジネスメールや手紙で最もよく使われている単語で、フォーマルまたはセミフォーマルな表現で使うことができます。
1〜2度くらい直接会ったことがある相手に対して使うことが多い結びの言葉です。
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敬意を表して
フランス語で
respectueusement
という副詞の単語になり、手紙の結びとして「敬具」や「敬意を込めて」という意味で使われます。
フォーマルまたはセミフォーマルな表現で使われる単語になります。
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フランス語で「手紙」を表す単語や関連する表現のまとめ
ここでは「手紙」を表すフランス語の単語や関連する表現と、フランス語で「手紙」や電子メールを書くときの書き出しや結びでよく使う表現について紹介していきます。
フランス語で友人や会社の同僚、取引先の方に手紙を書いたり、電子メールを出したりするとき、「手紙の書き出しはフランス語でどんな言葉を使うの?」、「結びの言葉はどうしたらいい?」と困ったり、迷うことがあるかと思います。
ここではフランス語で手紙を書くときによく使う書き出しや結びの言葉について、厳選して紹介をしていますので、ぜひ覚えて使ってみましょう。