「c’est la vie(セラヴィ)」の意味はフランス語でどんな言葉?
ここでは「c’est la vie(セラヴィ)」というフランス語の言葉について、どんな意味の言葉なのか、どんな使い方があるのかについて詳しく紹介していきます。
「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉は、フランス人がたびたび口にする決まり文句のような言葉です。
フランス人は、さまざまな場面でさまざまな感情を伴って「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉を使いますが、そこにはどんな意味や感情が込められているのかについても紹介していきますので、フランス語ネイティブのようにかっこよく使ってみましょう。
「c’est la vie(セラヴィ)」の意味はフランス語で「これが人生」という言葉
ここでは「c’est la vie(セラヴィ)」というフランス語について詳しく紹介していきます。
C’est la vie
フランス語で「これが人生」「これこそ人生だ」という意味の言葉になります。
「c’est la vie(セラヴィ)」は、使う場面や表情、雰囲気や言い方によってポジティブな意味になったり、ネガティブな意味になったりします。
例えば、「こういうこともある、これもまた人生」や「人生にはいろんなことがあるさ」というニュアンスを持つ言葉でもあります。
「C’est(セ)」は「ce + est」の組み合わせになり、「ce(ス)」の直後の単語の「est(エ)」の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなって「C’est(セ)」の形となっています。
「ce(ス)」は「これ」「あれ」という意味の指示代名詞になり、英語の「it」「this」「that」と同じ働きの単語になります。
「est(エ)」は「être(エトル)」が原形になり、「〜である」「〜になる」「〜にある」という意味の動詞になり、英語の「be動詞」と同じ働きの単語になります。
「la(ラ)」は女性名詞に付く定冠詞になり、ここでは抽象化や概念として「〜というもの」という表現をする働きになります。
「vie(ヴィ)」は「一生」「生涯」「人生」や「命」「生活」という意味の女性名詞になります。
「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉を英語で表現すると「It is the life」となります。
フランス人の「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉の使い方
フランス人はこの「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉を本当によく使います。
ではどんなときに使うのかというと、どうにもできない出来事が起きたときや思い通りにいかないことに見舞われたとき、フランス人は「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉を使います。
例えば、バスや電車が遅れて来ないとき、予期しない出来事で予定が狂ってしまったとき、子供が欲しいものを買ってもらいたくて駄々をこねているのをなだめるときなど、予定通りや思い通りにならない状況のときに使う言葉です。
このように見てみると、使う状況がネガティブなので「c’est la vie(セラヴィ)」は諦めの感情やマイナスな感情が入った言葉なのかというと、決してそうではありません。
フランス人が「c’est la vie(セラヴィ)」と言う言葉には、「人生には思い通りにならないこともある。それでも前を向いて進んで行こう」というポジティブな思いがこもっています。
思い通りにならないことに腹を立てたり、くよくよと思い悩んでいても時間がもったいないだけです。
人生の大切な時間を少しでも前向きな気分で過ごすため、素早く気持ちを切り替えるスイッチになる言葉なのかもしれません。
フランス語の「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉のまとめ
ここではフランス語の「c’est la vie(セラヴィ)」という言葉について詳しく紹介してきました。
フランス人がとてもよく口にする言葉「c’est la vie(セラヴィ)」について、どんな気持ちを込めて言っているのかなんとなくでもわかったのではないでしょうか。
フランス語に少し馴染んできたら、普段の生活の中で「c’est la vie(セラヴィ)」を使ってみましょう。