「4月」はフランス語で「avril(アヴリル)」?月名の正しい発音と使い方

ここでは「4月」を表すフランス語の単語と「4月」に関連する言葉や表現について紹介していきます。
4月のフランスは、暖かくなり本格的な春が訪れるとても美しい季節です。
フランスの北部では気温が10〜15℃くらいになり、フランスの南部では15〜20℃くらいで、晴れの日が多くなるのですが、急な天候の変化もあり、変わりやすい天候が特徴になります。
公園や田園地域では桜やチューリップ、菜の花などが美しく咲き、春らしい美しい景色が楽しむことができ、エッフェル塔周辺やパリで一番高い丘にあるモンマルトル周辺でも、美しく咲き誇る春の花を存分に楽しめます。
4月はフランスのどこを訪れても楽しめる季節です。
フランス語で「4月」を表す単語と使い方
ここでは「4月」を意味するフランス語の単語について紹介していきます。
4月
フランス語で
avril
という単語になります。
グレゴリオ暦で1年の4番目の月「4月」という男性名詞になり、英語の「April」と同じ意味になります。
フランス語で月名は小文字で表し、省略形の表記は「avl」となります。
日付を表すときは男性名詞に付く定冠詞「le(ル)」が付きますが、月の名前のみの場合は定冠詞は付きません。
「avril」はラテン語の「Aprilis」に起源があり、ギリシャ神話のアプロディーテ(Aphrodite)に関連する言葉とされています。
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4月に
フランス語で
en avril
という言葉になります。、
「en + 月の名前」で「〜月に」と時期を表す形になります。
「en(アォン)」は、「〜に」「〜で」という意味の前置詞で月や年など時間を表す働きになります。
具体的には季節、月、年、時間を表す表現で使い、「〜の時に」「〜中に」という意味になります。
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「4月」に関連するさまざまなフランス語の言葉
ここでは「4月」に関する日常生活で使うフランス語について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
4月の花々
フランス語で
Les fleurs d’avril
という言葉になります。
「Les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「fleurs(フルール)」は「花」という意味の女性名詞の複数形になります。
「d’avril(ダヴリル)」は「de + avril(前置詞+名詞)」の組み合わせになり、ここでは「de(ドゥ)」の直後の単語の語頭が母音であるため、エリズィヨンとなって縮約形になり、「d’avril」の形に変化しています。
「de(ドゥ)」は「〜の」という意味の前置詞になります。
この表現は、春に咲く花を表す際に使われ、季節の到来や春の象徴として、4月に咲く花々を示す詩的な表現として使われることが多いので、覚えておくと深みがある言葉です。
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エイプリルフール(4月の魚)
フランス語で
Poisson d’avril
という言葉になります。
「Poisson(ポワソン)」は「魚」を表す男性名詞になり、ここではエイプリルフールのいたずらで使われる「紙の魚」として使っています。
この表現は4月1日の「エイプリルフール」を表す比喩的な表現になり、フランスではよく使われています。
フランスでは、エイプリルフールの日は伝統的に「魚」をテーマにしたいたずらをすることが多く、特に子どもが紙で作った魚を他人の背中にこっそり貼り付けて遊ぶ習慣があり、それにちなんだ言葉になります。
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穏やかな4月
フランス語で
avril doux
という言葉になります。
「暖かい4月」という意味でも使います。
「doux(ドゥ)」は「柔らかい」「暖かい」「穏やかな」「優しい」という意味のという意味の形容詞の男性形になります。
この表現は、春らしい心地よい気候を表すときに使うことが多く、寒い冬が過ぎ、暖かさが戻ってくる4月の柔らかで穏やかな気候を表現するときに使います。
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4月の春
フランス語で
Un printemps en avril
という言葉になります。
「4月に訪れる春」という意味でも使います。
「Un(アン)」は単数形の男性名詞に付く不定冠詞になり、英語の「a」「an」と同じ働きになります。
「printemps(プランタン)」は「春」という意味の男性名詞になり、ここでは不定冠詞「un」が付いているため、「春のような感覚」や「春のような日々」という少し抽象的なニュアンスになります。
この表現は、直訳すると「4月の春」という意味になりますが、「4月に春が訪れる」や「4月に春の気配を感じる」というニュアンスで使います。
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4月はまだ服を脱ぐな
フランス語で
En avril, ne te découvre pas d’un fil
という言葉になります。
「ne 〜 pas(ヌ 〜 パ)」の形で、「〜してはいけない」「〜するな」という否定の表現になります。
フランス語では否定構文は動詞を「ne 〜 pas」で挟む形で表現し、ここでは「ne ~ découvre pas 」で「脱いではいけない」という意味になります。
「te(テ)」は「あなたを」という意味の再帰代名詞になり、ここでは「découvrire」の再帰代名詞として使っていて、「自分を脱がす」という意味で自分自身に対する行為を表し、「あなたが服を脱ぐ」という意味になります。
「découvre(デクゥーヴル)」は「脱ぐ」「覆いを取る」や「明らかにする」という意味の二人称複数形の動詞になり、原形は「découvrir(デクゥヴリール)」になります。
「d’un fil(ドァン フィル)」は「糸一本」「一本の糸」という意味の表現になり、ここでは「ほんの少しも」「少しも」という比喩的な意味になります。
「fil(フィル)」は「糸」という意味の男性名詞になります。
この表現は、「4月はまだ寒い可能性があるので、少しも服を脱がないように」という注意をするニュアンスで使うことが多い言葉になります。
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4月のにわか雨
フランス語で
Les giboulées d’avril
という言葉になります。
「4月の突然のにわか雨」という意味でも使います。
「giboulées(ジブレ)」は「にわか雨」「突然の雨」や「にわか雪」という意味の女性名詞の複数形になります。
フランスの4月や春先の不安定な天気を表していて、冷たい雨や雪が急に降ったり止んだりするような状況を表しています。
フランスの春先の気まぐれな天候を表し、春の訪れを感じさせるフランスの季節感を表現している言葉になります。
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4月が雨なら5月は幸せ
フランス語で
avril pluvieux, mai heureux
という言葉になります。
「雨の多い4月、幸せな5月」という意味でも使います。
「pluvieux(プリュヴュ)」は「雨の多い」「雨模様の」という意味の形容詞の男性形になります。
「heureux(ウールー)」は「幸せな」「幸福な」や「運がいい」「喜ばしい」という意味の形容詞の男性形になります。
この表現は、「4月が雨の多い天気なら、5月には豊かさや幸せが訪れる」という意味のフランスのことわざです。
雨が農作物の成長に役立つため、4月に雨が降ると5月の農作物の豊かな実りに繋がるという考えを表しています。
フランスの気候や農業に根ざした伝統的な知恵に関する表現になります。
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「4月」を表すフランス語「avril(アヴリル)」のまとめ
ここではフランス語で「4月」を表す単語「avril(アヴリル)」と、日常生活の中で使う「4月」に関連するフランス語の表現や言葉を紹介してきました。
4月のフランスは、春の暖かさとともに、高揚するような気持ちに包まれる時期になります。
マルシェには、この時期に旬を迎えた春野菜であるアスパラガスやホワイトアスパラ、グリーンピース、フェンネルなどが並び、目を楽しませてくれます。
そして観光で訪れるとしても、フランスという国全てが魅力的な観光地となります。
とくに南フランスは、フランスでも温暖な気候であるため、ラベンダーやミモザの花が見頃を迎えます。
4月は急な雨など天気が変わりやすい時期でもありますが、美しく魅力的なフランスの春を楽しんでみてください。