フランス語で「空」を表す単語やフレーズを紹介!その発音と読み方とは?
ここではフランス語で「空」を表す単語やフレーズに加え、「空」という単語を使った短いフレーズや表現について紹介していきます。
日本でも「シエル(ciel)」という言葉は耳にしたこと、目にしたことがある人が多いのではないでしょうか。
実は私たちの身近に「シエル(ciel)」という言葉を取り入れたお店の名前や商品の名前、また有名アーティストのグループ名、楽曲名などが数多く存在することに気付かされます。
私たちの身近にある「シエル(ciel)」という単語やフレーズについて知ってもらいながら、フランス語の「空(シエル)」について知ってもらえたら嬉しいです。
フランス語で「空(シエル)」を表す単語とその発音、読み方
ここではフランス語で「空(シエル)」を表す単語について、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声と単語やフレーズのカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
空①
フランス語で
ciel
という男性名詞の単語になります。
他に気象を表す「気候」「天体」、空の色を表現する「空色の」「スカイブルーの」という意味もまります。
英語で「sky」と同じ意味の単語になります。
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空②
フランス語で
le ciel
という男性名詞の単語になります。
「le(ル)」は定冠詞になります。
「ciel(スィエル)」は世界に一つしかないもので特定されるものとして、「空」を表す文章や言葉の中では基本的に定冠詞が付きます。
英語では「the sky」と同じ単語になります。
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天国
フランス語で
cieux
という単語になります。
「cieux(シュゥ)」は「ciel(スィエル)」の複数形となり、「(神様のいる)天」や「(神様のいる)天国」という表現をしたいときに使う単語です。
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フランス語でさまざまな「空」模様を表すフレーズ
ここではフランス語で「空」という単語を使って表現するさまざまな空模様に関するフレーズについて、日本語の意味や翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
青空
フランス語で
ciel bleu
と
le ciel bleu
という表現になります。
「bleu(ブルゥ)」は「青」「青色」という意味の単語になります。
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曇り空
フランス語で
ciel nuageux
という表現になり、「曇天」という意味としても使われます。
「nuageux(ニュアジュ)」は「曇った」「雲のかかった」という形容詞になります。
同じ「曇り空」という意味で、「ciel(スィエル)」の代わりに「temps(トォン)」を使って「temps nuageux(トォン ニュアジュ)」というフレーズが使われることもあります。
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夕焼け空
フランス語で
ciel coucher de soleil
という表現になります。
「coucher(クゥシェ)」はここでは「(太陽や月などが)沈むこと」という意味、「soleil(ソレイユ)」はここでは「太陽」という意味の単語となり、「coucher de soleil(クゥシェ ドゥ ソレイユ)」で「夕焼け」「夕暮れ」を表現するフレーズになります。
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夜空
フランス語で
ciel nocturne
という表現になります。
「nocturne(ノクチュルヌ)」はここでは「夜の」という意味となります。
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星空①
フランス語で
ciel parsemé d’étoiles
という表現になり、「星がまたたく空」という表現でもあります。
「parsemé(パルスメ)」は「ちりばめられた」「点在した」という意味、「étoile(エトゥワル)」はここでは「星」という意味の単語になります。
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星空②
フランス語で
ciel étoilé
という表現になります。
「étoilé(エトゥワレ)」は「星を散りばめた」という意味の単語となり、前に紹介したフレーズよりも短いですが、同じ「星空」という意味となります。
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雨
フランス語で
eau du ciel
という表現になります。
「eau(オゥ)」はここでは「雨」「水」という意味の単語で、そのまま翻訳をすると「空の水」という意味になり、「雨」や「雨空」を表すフレーズになります。
「eau du ciel(オゥ デュ スィエル)」で「雨」を表現するのは、小説や物語など主に文章の中となり、会話で使われることはあまりありません。
会話の中で「雨」を伝えるときには「eau(オゥ)」を使います。
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雷
フランス語で
feu du ciel
という表現になります。
「feu(フゥ)」はここでは「火」や「光」という意味の単語で、そのまま翻訳すると「空の火」という意味になり、「雷」を表すフレーズになります。
「feu du ciel(フゥ デュ スィエル)」を使って「雷」を表すのは、主に物語や小説などの文章の中がほとんどとなり、会話の中で使うことはあまりありません。
会話で「雷」に関する表現をするときは以下の単語を使うことが多いです。
【雷に関連する単語】
- 雷 foudre(フードル)
- 雷鳴 tonnerre(トネール)
- 稲光 éclair(エクレール)
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「空(ciel)」の単語を使ったさまざまなフレーズ
ここではフランス語の「空」という単語を使った短いフレーズや表現について、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とそのフレーズのカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
虹
フランス語で
l’arc-en-ciel
という表現になります。
「arc(アルク)」は「弓」や「アーチ」という意味の単語で、「arc-en-ciel(アルク オン スィエル)」で「虹」という意味の男性名詞になり、「空にかかったアーチ」という表現になります。
ここでは「arc-en-ciel(アルク オン スィエル)」の名詞に定冠詞「le(ル)」が付き、母音から始まるため「l’」となり、「l’arc-en-ciel(ラルク オン スィエル)」となります。
「虹」や「虹色」や「ニジマス(虹鱒)」という魚を表現するときも「arc-en-ciel(アルク オン スィエル)」を使います。
英語で「rainbow」と同じ意味の単語で、ちなみに「ニジマス(虹鱒)」は英語で「rainbow trout」となります。
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空の青さ
フランス語で
le bleu de ciel
という表現になります。
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青く澄んだ空
フランス語で
Le ciel est bleu et clair
という表現になります。
「clair(クレィア)」はここでは「澄んだ」「はっきりと」という意味となります。
フランス語の「clair(クレィア)」には、英語の「clear」や「light」「bright」と同じ意味があり、ここでは英語の「clear」と同じ意味で使われています。
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空は真っ青だ
フランス語で
Le ciel est d’un bleu pur
という表現になります。
「pur(ピュゥ)」はここでは「澄んだ」「透き通るような」と意味で「bleu pur(ブルゥ ピュゥ)」で「透き通るような青」となります。
このフレーズをそのまま翻訳すると「透き通るような青さの空」という表現となります。
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空に雲が出ている
フランス語で
Il y a des nuages dans le ciel
という表現になります。
「nuages(ニュアジュ)」は「nuage(ニュアジュ)」の複数形で「雲」という意味の男性名詞となります。
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空中で
フランス語で
en plein ciel
という表現になります。
「plein(プラン)」は「いっぱいの」「完全な」という意味の単語ですが、「en plein + 無冠詞の名詞」で「〜の真ん中で」という表現になります。
上記より「en plein ciel(オン プラン スィエル)」は「空の真ん中で」という表現のフレーズになります。
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天を仰ぐ
フランス語で
lever les yeux au ciel
という表現になります。
「lever(ルゥヴェ)」はここでは「(体の一部を)上げる」という意味、「yeux(イユ)」は「目」と言う意味の単語となり、「lever les yeux(ルゥヴェ レ ズィユゥ)」で「見上げる」という表現になります。
このフレーズをそのまま翻訳をすると「空を見上げる」という表現になります。
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おかげさまで
フランス語で
grâce au ciel
という表現になります。
「grâce(グラァス)」はここでは「(特別の)厚意」「(神の)恩恵」という意味の単語となり、ここでは「ご厚意のおかげで」という気持ちの含まれたフレーズになります。
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君が来てくれたのは天の助けだ
フランス語で
C’est le ciel qui t’envoie
という表現になります。
「envoie(アォンヴォワ)」は原形が「envoyer(アォンヴォワイェ)」で、ここでは「(人を)送り出す」という意味となり、「神様が私が困っているのを見て、君を送り込んで助けてくれた」という意味が含まれたフレーズになります。
困っている状況などでたまたま友人が来てすごく助かったときに、「君が来てくれて本当に助かった」というように、神様に感謝したくなるようなときに使えるフレーズです。
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この世
フランス語で
sous le ciel
という表現になり、「現世」という意味もある表現です。
「sous(スゥ)」は「〜の下に」という意味で、英語の「under」と同じ意味の単語となります。
そのまま翻訳をすると「空の下に」という意味で使われる表現ですが、物語や小説など文章中の表現で「この世」や「現世」という意味で使われます。
今私たちが生きている世界を「地上」、死後の世界を「空」にたとえた表現として文章中で使われる表現です。
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思いがけず手に入る
フランス語で
tomber du ciel
という表現になり、他に「(人が)タイミングよく現れる」という意味もあります。
「tomber(トォムベェ)」はここでは「(人)〜に偶然出会う」「(物)〜を偶然発見する」という意味の単語で、ここでは比喩として、自分にとって良いことや望むことが、空から降って湧いたかのように「思いがけず手に入る」、自分にとって好ましい人が「偶然現れる」という意味で使われるフレーズです。
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フランス語で「空」を表す単語とフレーズのまとめ
ここではフランス語で「空(シエル)」を表す単語や、「空(シエル)」という単語を使ったさまざまな短いフレーズについて紹介をしてきました。
フランス語の「空(シエル)」という単語を使った言葉は、日本でもお店や商品の名前、またアーティスト名や楽曲のタイトルとして思いのほか数多く存在することに気がつくのではないでしょうか。
「空(シエル)」という単語を覚える中で、関連するさまざまな表現やフレーズについても楽しみながら知っていただけるのではないかと思います。