フランス語で「行ってきます!」と伝えるときのフレーズとは?
ここではフランス語で「行ってきます!」と伝えるフレーズについて紹介をしていきます。
日常生活で「行ってきます」と相手に伝える場面は大きく分けると以下の3つがあります。
【行ってきますと伝える場面】
- 仕事へ出かけるときの「行ってきます」
- 遊びや買い物などに出かけるときの「行ってきます」
- 旅行に出かけるときの「行ってきます」
そして、「行ってきます!」と言われたとき、「行ってらっしゃい!」と、相手を思いやる気持ちを込めて伝えるフレーズや、帰ってきたときに「ただいま!」と伝えるのに適したフレーズについても紹介をしていきます。
このような日常生活の中で使える「行ってきます!」や「行ってらっしゃい!」「ただいま!」と伝え流フレーズについて、日本語の翻訳からフランス語のフレーズを紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
フランス語で「行ってきます」を伝えよう
ここではフランス語で「行ってきます」と、各場面で伝えるのに適したフレーズを紹介をしていきます。
また、「行ってきます」と言われたとき、「行ってらっしゃい」と伝えるのに適したフレーズも併せて紹介していきます。
その場の状況に合わせて、さまざまなニュアンスを含めて「行ってきます」や「行ってらっしゃい」というフレーズを使う必要が出てくると思いますので、そのようなときに役立つフレーズについても紹介をしていきますので、最も近い場面のフレーズをぜひ使ってください。
フランス語で「行ってきます!」が伝わるフレーズとは?
ここではフランス語で「行ってきます」と伝え、その気持ちがしっかりと伝わるフレーズについて、日本語の翻訳からフランス語のフレーズを紹介し、そのフレーズの発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
行っていきます①
フランス語で
Je pars.
という表現になります。
「pars(パー)」は原形が「partir(パルティル)」となる単語で、「出発する」「出かける」「立ち去る」」「帰る」という意味の単語になります。
そのまま翻訳すると「私は出発します」「私は出かけます」という意味になるので、どこかに出かけるときによく使う「行ってきます」のフレーズです。
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行っていきます②
フランス語で
J’y vais.
という表現になります。
「vais(ヴェ)」は原形が「aller(アレェ)」となる単語で、「行く」「進む」という意味になります。
そのまま翻訳をすると「私は行きます」という意味になるので、これもどこかに出かけるときによく使う「行ってきます」のフレーズの1つです。
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行っていきます③
フランス語で
À ce soir.
というフレーズになります。
「soir(ソワ)」は「夜」「夕方」「晩」という意味の単語となり、そのまま翻訳をすると「じゃあまた夜にね」「ではまた今晩ね」という意味となります。
朝や午前中、家から仕事に出かける前に家族や大切な人に向けて、「夜にまた帰ってくるからね」「夕方にまた会いましょう」という意味が込められた「行ってきます」の1つのフレーズです。
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行ってきます④
フランス語で
Au revoir.
というフレーズとなり、「行ってきます」という意味として使われるフレーズの1つです。
「revoir(ルヴォワ)」は「再会する」「再会」という意味の単語となり、そのまま翻訳すると「また会いましょう」という気持ちが込められたフレーズになります。
「Au revoir(オゥ ルヴォワ)」は「さようなら」という意味でもよく知られたフレーズです。
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では、行ってきます。
フランス語で
Bon, Je m’en vais.
というフレーズになり、「じゃあ、そろそろ行くね」という意味としても使われます。
ここで使っている「bon(ボン)」には、「では」「それでは」「じゃあ」「よし」という意味があり、会話の間を取るときに使ったり、話の区切りや話題の切り替えをする役割として使っています。
「もうそろそろ帰りたいけど、ちょっと言い出しにくいな」というときに使いやすいフレーズです。
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それじゃ行くね。
フランス語で
Alors, on y va.
というフレーズになります。
「Alors(アロー)」には「それでは」「さて」「ところで」「じゃあ」という意味の単語で、会話を始めるときのきっかけや、話題を変えたいときのきっかけを作る役割として使われます。
「va(ヴァ)」は原形が「aller(アレェ)」という動詞となり、「行く」「進む」という意味の単語となります。
このフレーズは、「そろそろ帰ろうかな。。」というとき、突然「帰ります」と切り出すと変な感じになるので、「じゃあ、帰ります」と伝えたいときに使えるフレーズになります。
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旅行に行ってきます。
フランス語で
Je vais pour un voyage.
というフレーズになり、旅行に出かけるときに「行ってきます」と伝えるフレーズです。
「voyage(ヴォヤージュ)」は「旅行」「旅」「観光」「出張」という意味の単語となります。
そのまま翻訳をすると「私は旅行に行きます」「私は出張に行ってきます」という意味のフレーズとなり、旅行や旅、出張に出かけるときに使うフレーズになります。
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またね。
フランス語で
À bientôt.
というフレーズとなり、「行ってきます、またね」という意味でも使われるフレーズです。
「bientôt(ビヤントゥ)」は「近いうち」「やがて」「まもなく」「すぐに」という意味の単語となり、「近いうちに会いましょう」「また会いましょう」という気持ちが込もったフレーズとなります。
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じゃあ、またね。
フランス語で
À la prochain.
というフレーズになり、「じゃまたね」「また今度」と「行ってきます」に近いニュアンスで伝えるフレーズです。
「prochain(プロシャン)」は「この次の」「今度の」という意味となり、特に「来週」「来月」「来年」「春にね」「また夏に」「また秋に」「また冬になったら」など、ある程度、次に会うであろう時期をイメージして伝えるときに適したフレーズです。
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また後でね。
フランス語で
A tout à l’heure.
というフレーズになり、「またね」という表現でも使われます。
こちらも「行ってきます」に近いニュアンスで伝えるときのフレーズです。
「heure(ウール)」は「時間」「時刻」「〜時」「定刻」という意味となり、数時間後にまた会うことが決まっている場合や、次に会う時間が決まっている場合など、すぐに会うことがわかっているとき「また〜時に会いましょう」や「また後で会いましょう」と伝えたいときに適したフレーズです。
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そろそろ失礼します。
フランス語で
On va pas tarder.
というフレーズになります。
「tarder(タァルデ)」は「遅れる」「遅くなる」という意味、「pas(パ)」は「〜ない」「〜しない」という否定の意味の単語となります。
ここでは「私は遅れないように行きます」「遅くならないようそろそろ帰ります」という思いの込もったフレーズとなります。
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すいません、もう行かなくては。
フランス語で
Excuse-moi, je dois partir.
というフレーズとなり、「すいません、私は行かなくてはなりません」と伝えるフレーズとなります。
「Excuse-moi(エクスキューズ モワ)」は「すいません」「申し訳ありません」「失礼ですが〜」という意味の表現になります。
「dois(ドゥワ)」は「devoir(ドゥヴォワ)」が原形の「〜する義務がある」「〜しなければならない」「〜する必要がある」という意味の動詞になります。
「partir(パルティール)」は「出発する」「出かける」「立ち去る」という意味の動詞になります。
そのまま翻訳すると「申し訳ありませんが、私は出発しなくてはなりません」という意味のフレーズとなります。
このフレーズでは「Excuse-moi(エクスキューズ モワ)」を使っているので、人間関係ができている友人や知人の間で使うのに適しており、相手との関係がまだできていない相手に対しては「z」を追加して「Excusez-moi(エクスキュゼ モワ)」を使いましょう。
【 ExcuseとExcusezの使い分け】
- Excuse-moi 友人や家族など親しい相手との会話で使う
- Excusez-moi 親しいとは言えない相手との会話で使う
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⬇️Excuse-moiの発音の確認はこちら⬇️
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もう行かなきゃ。
フランス語で
Il faut que j’y aille.
というフレーズとなり、「行かなくちゃ」と伝えるためにも使われるフレーズです。
「faut(フォ)」は「falloir(ファロワ)」が原形の単語で、「Il faut que〜(イル フォ キュ)」で「〜しなければならない」という意味、「aille(アイエ)」は「aller(アレ)」が原型の単語で「行く」「〜しに行く」「進む」という意味の単語となります。
そのまま翻訳すると「もう行かなくてはなりません」という意味のフレーズとなります。
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フランス語で「行ってらっしゃい!」の気持ちが伝わるフレーズとは?
ここでは「行ってきます」と言われたとき、フランス語で「行ってらっしゃい!」と返すときのフレーズについて、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
気をつけて。
フランス語で
Soyez prudent.
というフレーズとなり、これから出かける相手を気づかう気持ちが込もった表現になります。
「Soyez(ソイエ)」は「être」が原形の単語で「〜しなさい」「〜でありなさい」という意味、「prudent(プルドォン)」は「慎重な」「用心深い」という意味の単語です。
そのまま翻訳すると「慎重にしなさい、気をつけなさい」と親しい友人や家族、子供にの安全を気遣う優しさから発する命令文となります。
「être(エトル)」は英語の「be動詞」と同じ役割となり、「Soyez prudent.」を英語で表現すると「Be careful.」になります。
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行ってらっしゃい!
フランス語で
À ce soir! Bonne journée!
というフレーズになり、「よい1日を!また夜にね!」という意味でも使われるフレーズです。
「Bonne journée(ボン ジョルネ)」は「よい1日を過ごしてください」という意味で、午前中の別れの挨拶として使われることが多いフレーズです。
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楽しんできてね。
フランス語で
Amuse-toi bien.
というフレーズになり、「行ってらっしゃい、楽しんできて」と伝えるときにも使われます。
「amuse(アミュズ)」は「楽しんでいる」「楽しそうな」という意味、「bien(ビヤン)」は、ここでは「とても」「よく」という意味の単語です。
そのまま翻訳すると「よく楽しんできて」という気持ちを込めた「行ってらっしゃい」と伝えるフレーズになります。
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ディナーを楽しんでね。
フランス語で
Allez passer du bon temps au dîner.
というフレーズになり、「夕食楽しんできてね、行ってらっしゃい」という気持ちを込めて、食事に出かける相手に伝えたいときに使います。
「allez(アレェ)」は「aller(アレェ)」が原形の単語で「行く」という意味、「passer(パッセ)」は「過ぎる」「経過する」「過ごす」という意味、「bon temps(ボン トォン)」は「よい時間」という意味、「dîner(ディネ)」は「夕食」という意味の単語となります。
「楽しい夕食の時間を過ごしてきてください」という気持ちの込もったフレーズとなります。
また「dîner(ディネ)」の部分を下記の単語に変えることで、それぞれの食事に使うことができます。
【1日の食事の表現】
- 朝食 petit déjeuner(プティ デジョネ)
- ランチ déjeuner(デジョネ)
- 夕食 souper(スゥペ)
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みんなによろしくね。
フランス語で
Dites bonjour à tout le monde à la soirée.
というフレーズになり、「パーティーのみんなによろしく伝えてね」と、これからパーティーに出かける相手へ声を掛けるときに使います。
「dites bonjour(ディトゥ ボンジュール)」は「よろしくと伝える」という意味、「à la soirée(ア ラ ソワレ)」は「パーティーで」という意味の表現となります。
そのまま翻訳をすると「パーティーに参加しているみんなに、よろしくと伝えてください」となり、「自分が参加できないパーティーに行く相手に、私の代わりにみんなによろしく伝えてね」という気持ちの込もったフレーズです。
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デート楽しんできて。
フランス語で
Amuse-vous bien pendant votre rendez-vous.
というフレーズになり、これから恋人とのデートに出かける相手へ伝えるときなどに使われます。
「pendant(プォンドォン)」は「〜の間」という意味、「rendez-vous(ルォンデ ヴ)」は「会う約束、会合、予約」という意味の単語となります。
そのまま翻訳をすると「あなたの約束の時間の間、いっぱい楽しんできてね」という意味となります。
「会う約束」=「デート」と解釈して、「デートの間、楽しい時間を過ごしてね」という気持ちが込もったフレーズです。
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オペラ楽しんできてね。
フランス語で
Ayez du bon temps à l’opéra.
というフレーズとなり、これからオペラ観劇に出かける相手に伝えるフレーズとなります。
「ayez(エイエ)」は「avoir(アヴォワ)」が原形の単語で、「〜を持っている」という意味、「bon temps(ボン トォン)」は「よい時間」を意味する単語となり、「オペラが楽しいよい時間になりますように」という気持ちの込もったフレーズです。
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気をつけて行ってらっしゃい。
フランス語で
Fais attention en chemin.
というフレーズとなり、「気をつけて帰ってね」という意味としても使われます。
夕方から暗くなってきたときや夜遅く家に帰ろうとする相手を気遣って伝えるフレーズです。
「fais(フェ)」は「faire(フェール)」が原形の単語で「〜をする」という意味の動詞になります。
「attention(アトォンスィヨン)」は「注意」「関心」「気づかい」「心配り」という意味の女性名詞になります。
「chemin(シュマン)」は「道」「道路」「道のり」、どこかへ行く「道筋」「通り道」という意味の男性名詞になります。
そのまま翻訳すると「帰り道の途中、気をつけなさい」という気持ちの込もったフレーズとなり、親しい友人や大切な家族、子供に対して使うことが多いフレーズです。
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気をつけてお帰りください。
フランス語で
Bon retour.
というフレーズになります。
「retour(ルトゥール)」は「帰ること」「帰宅」「帰り道」「帰路」という意味の単語となり、「帰り道気をつけてくださいね」という気持ちの込もったフレーズとなります。
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フランス語で「ただいま」と伝えるフレーズ
ここでは外出先から帰ってきたときや戻ってきたとき、「ただいま」と相手に伝えるフレーズについて、日本語の翻訳からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
フランス語には、日本語にある「ただいま」に相当するフレーズがないため、近い意味で使われているフレーズを紹介していきます。
ただいま①
フランス語で
C’est moi.
というフレーズとなり、家に帰ってきたときなどのあいさつとしてよく使います。
このフレーズのそのままの翻訳は、「私です」という意味となりますが、家に帰ってきたときや旅先、出張から戻ったときに、「C’est moi!(セ モワ)」と伝えることで、「私は今家に帰ってきましたよ」という気持ちを込めて、「ただいま」という意味で使われています。
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ただいま②
フランス語で
Bon arrivée.
というフレーズです。
「arrivée(アリィヴェ)」は「到着」「到来」「到達」という意味の単語となり、そのまま翻訳すると「良い到着」となります。
旅先や出張先などから帰ってきたとき、「ただいま」という意味でよく使われるフレーズです。
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ただいま③
フランス語で
Je suis là.
というフレーズになり、「今帰ったよ」と伝えるときにも使われるフレーズです。
「là(ラ)」は「ここ」「あそこ」「その時」という意味の単語で、そのまま翻訳をすると「私ここだよ」「私はここにいます」という意味のフレーズになります。
英語で近い表現は「I’m home!」となります。
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ただいま④
フランス語で
Bonsoir.
という単語になります。
「bonsoir(ボンソワ)」は「こんばんは」という意味でよく知られており、他に「さようなら」や「おやすみ」という意味でもよく使われます。
「こんばんは」という意味で夕方以降に交わすあいさつとしてだけでなく、別れのあいさつとして「行ってきます」という意味、「ただいま」という意味、「お帰りなさい」という意味として、とてもよく使われる便利な単語です。
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無事に帰ってきました。
フランス語で
Je reviens en pleine forme.
というフレーズになり、「元気で帰ってきました」という意味としても使われるフレーズです。
「reviens(ルヴィヤン)」は「revenir(ルヴニール)」が原形の単語で「帰ってくる」「戻ってくる」という意味の動詞になります。
「pleine(プレーヌ)」は「完全な」「〜でいっぱいの」という意味の形容詞になり、「en + pleine + 無冠詞名詞」の組み合わせで「〜の真ん中で」という意味の表現になります。
「forme(フォルム)」は「元気」「好調」や「体調」、「姿」「形状」という意味の女性名詞になります。
そのまま翻訳すると「私は何事もなく元気に帰ってきました」という意味のフレーズとなります。
遠方への長期間旅行や出張から帰ってきたとき、心配して待っていた家族や友人に、無事に戻ってきたことを報告するときなどに使えるフレーズです。
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フランス語で「行ってきます」や「ただいま」と伝えるフレーズのまとめ
ここではフランス語で「行ってきます」と伝えるときに適したフレーズだけでなく、「行ってらっしゃい」や「ただいま」と伝えるフレーズについても紹介をしてきました。
フランスで仲良くなった友人と別れるとき、数日後に会うことがわかっているとき、何かの用事で出かけて、また後で戻ってくるときなど、それぞれの状況に適したフレーズを紹介しています。
「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」と伝えるためのフレーズを、その状況に合わせて使い分けていくことで、相手との会話がしっかりと噛み合い、とてもよいコミュニケーションが取れることは間違いありません。
まずは皆さんが一番使いそうなフレーズから覚えて、使ってみてください。