「16」はフランス語で「セズ」?数字表現の正しい発音と使い方
ここではフランス語で「16」を表す単語や、「16」に関連する言葉やフレーズについて紹介していきます。
フランスにおいて「16」は、歴史や文化においてさまざまな象徴的な意味を持つ数字です。
まず歴史の分野において、16世紀はフランスのルネサンス期として広く知られ、芸術や文学、科学が大きく発展したのがこの時期とされています。
フランソワ1世がフランス王国を統治し、彼の支援によってイタリア・ルネサンスの影響を受けた建築や絵画がフランスに広がりました。
現在のルーブル美術館の一部はこの頃に建設されたものです。
文化的な分野においては、パリ行政区の16区はエッフェル塔やブローニュの森などがあり、観光名所や高級住宅地が多く集まる地域でもあります。
そのため、ここは裕福人々が居住するエリアとして知られていて、フランスの文化や経済においても重要な役割を果たしているエリアになっています。
フランスの教育の分野において、「16」は大切な意味があります。
フランスでは16歳で義務教育が終わるため、進学や就職など今後の将来を左右する道を選択するタイミングとして知られています。
16歳という年齢は、フランスの若者にとって大人への一歩を踏み出す象徴的なタイミングでもあります。
ここで紹介する「16」に関する単語やフレーズを覚えて使えるようにしていきましょう。
数字の「16」を表すフランス語の単語と関連する言葉
ここではフランス語で数字の「16」を表す単語や関連する言葉について詳しく紹介していきます。
16
フランス語で
seize
という単語になります。
数字の「16」や「16人」「16個」「16冊」という意味の数詞および名詞になります。
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パリの16区
フランス語で
le seizième arrondissement
という言葉になります。
「パリ第16区」「第16番目の行政区」という意味で、パリの行政区の第16区を表すときに使います。
「le(ル)」は男性名詞に付く定冠詞になります。
「arrondissement(アロンディスマォン)」は「区」「行政区」という意味の男性名詞になり、フランスの都市の行政区分を表すときに使います。
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16番目
フランス語で
seizième
という単語になります。
「16番目」「16位」という意味の名詞および序数詞、「16番目の」「16位の」という意味の形容詞の働きになります。
また分数の「16分の1」という意味の名詞としても使います。
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16時
フランス語で
seize heures
という言葉になります。
24時間表示の「16時」や「午後4時」という意味の言葉になります。
「heures(ウール)」は「時刻」「時間」や時間を表すときに「〜時」という意味で使う女性名詞になります。
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16歳
フランス語で
seize ans
という言葉になります。
「16歳」や「16年」「16年目」という意味の言葉になります。
「ans(アン)」は「年」「歳」や期間を表す「〜年」、年齢を伝える「〜歳」という意味の男性名詞の複数形になります。
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「16」を使ったフランス語のさまざまなフレーズと使い方
ここでは日常生活の中で使う「16」を使ったフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
チームはベスト16に進出した
フランス語で
L’équipe est qualifiée pour les huitièmes de finale
という言葉になります。
「チームは決勝トーナメントの16強に進出した」という意味でも使います。
「L’équipe(レキップ)」は「La + équipe(女性名詞に付く定冠詞+女性名詞)」の組み合わせになり、ここでは定冠詞の直後の単語の語頭が母音で始まるため、エリズィヨンが発生して縮約形の「L’équipe」に変化しています。
「La(ラ)」は女性名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「équipe(エキップ)」はスポーツなどの「チーム」や作業や仕事などをする「グループ」「集団」「班」という意味の女性名詞になります。
「est(エ)」は「〜である」「〜です」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「qualifiée(キャリフィエ)」は「進出した」「出場資格のある」という意味の形容詞の女性形になります。
「pour(プール)」は「〜のために」「〜に向けて」という意味の前置詞になります。
「les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。
「huitièmes(ユイティエム)」は「8分の1」や「8番目」「8番目の」という意味の名詞および形容詞になり、ここではトーナメントの段階で8分の1にあたる「ベスト16」「16強」という意味になります。
「de(ドゥ)」は「〜の」という意味の前置詞になり、ここでは「huitièmes」と「finale」を結ぶ働きをしています。
「finale(フィナール)」は「決勝」「決勝戦」という意味の女性名詞になり、ここでは「de finale」で「決勝トーナメントの」「決勝戦の段階の」という意味になります。
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列車は16時に出発します
フランス語で
Le train part à seize heures
という言葉になります。
「16時に列車が発車します」「電車は16時に出発します」という意味でも使います。
「train(トラン)」は「列車」「電車」という意味の男性名詞になります。
「part(パァ)」は電車や乗り物などが「出発する」「発車する」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「partir(パルティール)」になります。
「à(ア)」は「〜に」「〜へ」という意味の前置詞になり、時間や場所を表す働きになります。
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私は16歳です
フランス語で
J’ai seize ans
という言葉になります。
「J’ai(ジェ)」は「Je + ai」の組み合わせの縮約形になります。
「Je(ジュ)」は「私」「私は」という意味の主語代名詞になります。
「ai(エ)」は「〜歳である」「〜を持っている」という意味の一人称単数形の動詞で、原形は「avoir(アヴォワール)」になり、英語の「have」と同じ意味、働きの単語になります。
フランス語では年齢を表す表現で、「〜を持っている」という意味の動詞「avoir」を使い、「~歳を持っている」という表現で伝えるので覚えておきましょう。
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16世紀
フランス語で
seizième siècle
という言葉になります。
「16世紀」という意味になり、1501年から1600年までの期間を表します。
「siècle(スィエクル)」は「世紀」という意味の男性名詞になります。
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私たちは6月16日に約束があります
フランス語で
Nous avons rendez-vous le seize juin
という言葉になります。
具体的に「私たちは6月16日に会う約束があります」という意味でも使います。
「Nous(ヌ)」は「私たち」「我々は」「私たちは」という意味の主語代名詞になります。
「avons(アヴォン)」は「〜を持っている」という意味の一人称複数形の動詞になり、原形は「avoir(アヴォワール)」になります。
「rendez-vous(ラォンデ ヴ)」は「予約」「会う約束」「待ち合わせの約束」という意味の男性名詞になります。
ここでは「avons rendez-vous(アヴォン ラォンデ ヴ)」で「会う約束がある」という意味になります。
「juin(ジュアン)」は「6月」という意味の男性名詞になります。
ここでは「le seize juin」の形で「6月16日」と特定に日時を表す表現になります。
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数字の「16」を表すフランス語「seize(セズ)」のまとめ
ここではフランス語で数字の「16」を表す単語や日常生活でよく使う表現について紹介してきました。
「16」という数字がフランスの歴史や文化、社会、教育において意味を持つことも冒頭で紹介してきました。
そのため、フランスにおける日常生活のなかで「16」という数字を使ったり、関連する会話になることも多いのではないかと思います。
ここで紹介している単語や言葉をしっかりと覚えて、身につけていきましょう。