「1月」はフランス語で「janvier(ジャンヴィエ)」?正しい読み方と使い方

白い1月のカレンダー

ここではフランス語で「1月」を表す単語と、1月の日常生活の中でよく使う言葉やフレーズについて紹介していきます。

1月のフランスは、真冬の寒さが厳しい季節になります。

クリスマスや年末年始の賑わいがひと段落し、新しい年の始まりを迎えて、街や村は静かで落ち着いた雰囲気に包まれる時期になります。

また1月は、エピファニーと呼ばれるキリスト教の公現祭が1月6日にあり、そのときに、家族や友人たちをガレット・デ・ロワと呼ばれるアーモンドクリームのパイを食べる伝統的な習慣があります。

ガレット・デ・ロワの中にはフェーヴと呼ばれる小さな陶器の人形が隠されていて、家族や友人でガレットを切り分け、フェーヴが入った一切れを当てた人は「王様」や「女王様」として王冠をかぶってその日のお祝いの主役になります。

1月のフランスの日常生活を感じながら、一緒に学んで覚えていきましょう。

 

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フランス語で「1月」を表す単語と使い方

new year revolutionの文字

ここでは「1月」を表すフランス語の単語について紹介していきます。

1月

フランス語で

janvierジョンヴィエ

という単語になります。

グレゴリオ暦で1年で最初の月「1月」という意味の男性名詞になり、英語の「January」と同じ意味の単語になります。

フランス語で月名は、常に小文字で書きます。

また「janv」と省略形で表すこともあるので覚えておきましょう。

⬇︎発音の確認はこちら⬇︎

 

1月に

フランス語で

en janvierアォン ジョンヴィエ

という言葉になります。

「en(オン)」は「〜に」「〜で」という意味の前置詞になり、時間や場所を表すときによく使います。

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「1月」に関連するさまざまなフランス語の言葉

冬の女性の姿

ここではフランス語で「1月」に関連するさまざまな言葉や、「1月」にまつわることわざについて、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。

1月1日です

フランス語で

Nous sommes le premier janvierヌゥ ソム ル プルミエ ジョンヴィエ

という言葉になります。

「今日は1月1日です」という意味でも使います。

「Nous(ヌゥ)」は「私たち」という意味の人称代名詞になります。

「sommes(ソム)」は「〜である」「〜です」という意味の一人称複数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。

「Nous sommes 〜」は「私たちは〜です」という意味ですが、日付けを表すときにも使う表現になり、その場合「今日は〜です」という意味で使います。

「le(ル)」は男性名詞及び性別の変化のない名詞の単数形に付く定冠詞になり、ここでは「premier」に付いています。

「premier(プルミエ)」は「最初の」「1番目の」や「1日」という意味の序数詞になります。

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新年

フランス語で

Nouvel anヌヴェ ロン

という言葉になります。

「新年」「新しい年」という意味になり、英語の「New Year」と同じ意味の言葉になります。

「Nouvel(ヌヴェール)」は「新しい」「新品」「まっさらの」という意味の形容詞になります。

「an(アン)」は「年」「〜年」という意味の男性名詞になります。

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あけましておめでとう

フランス語で

Bonne annéeボンヌ アネ

という言葉になります。

「あけましておめでとうございます」や「良いお年を」という意味になり、最も一般的なフランス語の新年の挨拶の言葉になります。

「Bonne(ボンヌ)」は「素晴らしい」「良い」という意味の形容詞の女性形になり、英語の「good」と同じ意味の単語です。

「année(アネ)」は「年」という意味の女性名詞になり、ここでは「その年全体」「1年という期間」を強調する意味で使っています。

「年」を表す単語は2つがあり、意味や使い方の違いは以下の通りになります。

【「年」を表す2つの単語】

  • an(アン)   単純に「年」の単位を表し、「〜年」「〜歳」という意味で使う
  • année(アネ)  その年全体や期間、内容を強調するときに使う

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1月は1年の最初の月です

フランス語で

Janvier est le premier mois de l’annéeジョンヴィエ エ ル プルミエ モワ ドゥ ラネ

という言葉になります。

「1月は年の最初の月です」という意味でも使います。

「est(エ)」は「〜です」「〜である」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「être(エートル)」です。

「le(ル)」は単数形の男性名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ意味、働きの単語になります。

ここでは「premier」に付いており、特定された順序(最初)を表しています。

「premier(プルミエ)」は「最初の」「1番目の」という意味の序数詞になります。

「mois(モワ)」は「月」「〜月」という意味の男性名詞になります。

「de(ドゥ)」は「〜の」「〜から」という意味の前置詞になります。

「l’année(ラネ)」は「la + année(定冠詞+女性名詞)」の組み合わせになり、定冠詞「la(ラ)」の直後の単語の語頭が母音で始まるため、エリズィヨンが発生して縮約形となっています。

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冬のセール

フランス語で

Les soldes d’hiverレ ソルドゥ ディヴェール

という言葉になります。

「Les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になり、英語の「the」と同じ働きになります。

「soldes(ソルドゥ)」は「売り出し」「セール」という意味の男性名詞の複数形になります。

「d’hiver(ディヴェール)」は「de + hiver(前置詞+名詞)」の組み合わせになり、ここでは前置詞「de(ドゥ)」の直後の単語の語頭が母音から始まるため、エリズィヨンが発生して縮約形の形になります。

「hiver(イヴェール)」は「冬」という意味の男性名詞になります。

フランスでは大きなセール期間が夏と冬に1回づつあります、

フランスでは、政府によって公式にセール期間が決められており、そのときは多くの店舗で商品が大幅に割引されます。

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エピファニー

フランス語で

Épiphanieエピファニィ

という単語になります。

キリスト教の公現祭を表す女性名詞の単語になります。

公現祭はキリスト教における重要な祝日であり、特にカトリックや正教会で祝われ、東方の三博士(メルキオール、ガスパール、バルタザール)が、幼子イエスに贈り物を捧げた出来事を記念する日です。

この日は1月6日に祝われ、その日は祝日になり、特にフランスでは「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」というパイ菓子を食べる風習があります。

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ガレット・デ・ロワ

フランス語で

Galette des Roisガレットゥ デ ロワ

という言葉になります。

「王様のガレット」という意味になり、フランスでは1月6日に祝われるエピファニー(公現祭)のときに食べられる伝統的なお菓子で、家族や友人と一緒に食べる習慣があります。

「Galette des Rois」には、小さな陶器の人形(fève)が隠されていて、ガレットを切り分けるときにこのフェーヴを見つけた人がその日の「王様」または「女王様」とされ、紙製の王冠をかぶる習慣があります。

「Galette(ガレットゥ)」は、平らで丸い形状のパイやケーキの一種で、一般的にはフランジパーヌ(アーモンドクリーム)を詰めたパイ生地のケーキのことを指します。

「des Rois(デ ロワ)」は「王様の」という意味になり、ここでは東方の三博士(メルキオール、ガスパール、バルタザール)に関連して、公現祭の日に三博士がキリストを訪れたことを祝うという意味を持ちます。

フランスでは「Galette des Rois」は公現祭の祝い方として広く一般的に浸透していて、学校や職場、家庭でガレットを切り分けて、フェーヴを見つけた人が王冠を付けて祝います。

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サン・ヴァンサン祭り

フランス語で

Fête de la Saint-Vincentフェトゥ ドゥ ラ サン ヴァンソン

という言葉になります。

「サン・ヴァンサン祭」という意味で、毎年1月22日頃になると、フランスのワイン生産者たちの守護聖人である、「聖ヴァンサン」をお祝いするお祭りを表します。

特にフランスのブルゴーニュ地方など、ワイン生産が主な地域で盛大にお祝いされ、ワインの豊作祈願や過去の収穫への感謝を捧げます。

「Fête(フェトゥ)」は「お祝い」「お祭り」や「祝祭」「祝日」という意味の女性名詞になります。

「de(ドゥ)」は「〜の」「〜に関する」という意味の前置詞になります。

「la(ラ)」は単数形の女性名詞に名詞に付く定冠詞になり、ここでは「Saint-Vincent」にかかっています。

また「Saint-Vincent」は男性名詞になりますが、フランス語では「saint(聖人)」を意味する言葉が来る場合でも「fête」が女性名詞であるため、定冠詞「la」が使われます。

「Saint-Vincent(サンヴァンソン)」は「聖ヴァンサン」「ワイン製造者の守護神」という意味の男性名詞になり、キリスト教の殉教者で、ワイン生産者から崇敬されています。

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乾燥して穏やかな1月は良い兆し

フランス語で

Janvier sec et sage est un bon présageジョンヴィエ セック エ サージュ エ タン ボン プレザージュ

という言葉になります。

このフレーズは、1月の天候が安定していて穏やかであれば、その年が良い年になるという意味になり、特に農業や自然のサイクルにおいて、1月の天気が重要であることを表しています。

「sec(セック)」は「乾燥した」「雨の少ない」という意味の形容詞になります。

「et(エ)」は「〜と」「そして」という意味の接続詞になり、英語の「and」と同じ意味になります。

「sage(サージュ)」は「穏やかな」「賢い」「静かな」「落ち着いた」という意味の形容詞になります。

「est(エ)」は「〜である」「〜です」「〜だ」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。

「un(アン)」は「ある」「1つの」という意味の男性名詞の単数形に付く不定冠詞になります。

「bon(ボン)」は「良い」という意味の形容詞の男性形になります。

「présage(プレザージュ)」は「予兆」「兆し」「前兆」という意味の男性名詞になり、ここでは「bon présage」で「良い兆し」「幸運の兆し」という意味になります。

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1月の霜は農夫にとって富をもたらす

フランス語で

Gelée de janvier, richesse du fermierジュレェ ドゥ ジョンヴィエ リシェッス デュ フェルミエ

という言葉になります。

「1月の霜は農民の富である」「1月の霜、農民の富」ということことわざになります。

1月の霜が降りるほどの寒さが、農作物の将来的な豊作や収穫に良い影響を与え、農民にとっての富につながる、ということを表しています。

「Gelée(ジュレェ)」は「霜」や「寒冷の天気」「氷点下の気候」という意味の女性名詞になります。

「richesse(リシェッス)」は「豊かさ」「富」という意味の女性名詞になります。

「du(デュ)」は「de + le(前置詞+定冠詞)」の組み合わせの縮約形になり、「〜の」という意味になります。

「fermier(フェルミエ)」は「農民」「農場主」や「農家」という意味の男性名詞になります。

このことわざは、霜や冬の寒冷な気候により、霜が降りることで農作物の害虫による影響が少なくなり、農作物が適切な冬眠状態に入ることで豊作につながる、という自然のサイクルを言い表しています。

⬇︎発音の確認はこちら⬇︎

 

「1月」を表すフランス語「janvier」のまとめ

ここではフランス語で「1月」を表す「janvier(ジョンヴィエ)」について紹介してきました。

フランスの1月は、パリ市内やフランス北部では雪が降ることもあり、寒さが厳しい季節になりますが、その分、空気が澄んでいるため、建物や風景の美しさをより一層楽しめる季節でもあります。

そのフランスの空気を感じながら、1月の日常生活でよく使う言葉やフレーズを学んで、覚えていきましょう。

 

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