「19」はフランス語で「ディズナフ」?数字表現の正しい発音と使い方
ここでは数字の「19」を表すフランス語や、日常生活でよく使う「19」を使った言葉や表現を紹介していきます。
フランスで「19」という数字は、よく「新しい始まり」や「進化」を象徴する数字として解釈されることがあります。
19世紀のフランスでは、多くの社会的、政治的な変革が起こり、その後のフランスがどのように復興し、新しい時代が創っていったか、というところに視点が置かれているためでもあります。
また、産業や芸術、文学の分野においても「19世紀」はフランスにとって特別な時代とされています。
19世紀はナポレオンの時代から始まり、フランスの産業革命や文学・芸術の分野において黄金時代を迎え、ヴィクトル・ユゴーやエミール・ゾラなどの文豪、または印象派画家たちが活躍したのも19世紀のことになります。
19世紀はさまざまな意味でフランス文化のアイデンティティが作られる過程において、重要な役割を果たした時代であるといえます。
ここで紹介している単語や表現、フレーズを覚えて、使えるように身につけていきましょう。
数字の「19」を表すフランス語の単語と関連する言葉
ここではフランス語で数字の「19」を表す単語や関連する言葉、単語について紹介していきます。
19
フランス語で
dix-neuf
という言葉になります。
数字の「19」という意味の数詞や「19の」という意味の形容詞になります。
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19時
フランス語で
dix-neuf heures
という言葉になります。
24時間制の時間表示で「19時」という意味や、「午後7時」という意味になります。
フランスでは時刻表の表示や公式の場、ニュースなどで時間を表すとき、一般的に24時間制での時刻表現をします。
「heures(ウール)」は「時間」や「時刻」という意味や、時間を表すときに「〜時」という意味の女性名詞になり、ここでは複数形になります。
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19歳
フランス語で
dix-neuf ans
という言葉になります。
「19歳」や「19年」という意味で使います。
「ans(アン)」は、年齢を表す「〜歳」や時間の単位の「年」、暦の上での「年」という意味の男性名詞の複数形になります。
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19番目
フランス語で
dix-neuvième
という単語になります。
「第19番目」「19位」「19個目」や「19分の1」という分数を表す意味の男性名詞、「19番目の」「19位の」「19人目の」という意味の形容詞になります。
また「dix-neuvième étage」は直訳すると「19階」になりますが、フランスなどのヨーロッパのアパートやビル、ホテルの実際の階数は「20階」になるので、間違えないように覚えておきましょう。
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19世紀
フランス語で
le dix-neuvième siècle
という言葉になります。
「le(ル)」は、単数形の男性名詞につく定冠詞になり、特定のものを表すときに使い、英語の「the」と同じ働きになります。
「siècle(スィエクル)」は「世紀」「100年間」や「時代」という意味の男性名詞になります。
19世紀は1801年から1900年までの100年間を表していて、 技術が発展し、産業が急速にた時代であり、ヨーロッパ社会が大きく変化をした世紀です。
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19ページ
フランス語で
la page dix-neuf
という言葉になります。
「la(ラ)」は単数形の女性名詞につく定冠詞で、英語の「the」と同じ働きになり、ここでは「page」についています。
「page(パージュ)」は、新聞や雑誌などの「紙面」、本などの「1ページ」「1枚」や歴史上の「一時期」「ひとこま」という意味の女性名詞になります。
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「19」に関連する日常生活で使うフランス語のさまざまな表現
ここでは「19」に関連して、フランスの日常生活の中でよく使うフレーズや表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
私は19歳です
フランス語で
J’ai dix-neuf ans
という言葉になります。
「J’ai(ジェ)」は「Je + ai(代名詞+動詞)」の組み合わせになり、主語代名詞「je」の直後の単語が母音で始まるため、縮約形の形に変化しています。
「Je(ジュ)」は「私は」「私が」「私」という意味の主語代名詞になります。
「ai(エ)」は「〜歳である」や「〜を持っている」「〜である」「〜がある」という意味の一人称単数の動詞になり、原形は「avoir(アヴォワール)」になります。
これは年齢を伝えるときに使う最も一般的でカジュアルな表現になり、数字の部分を変えることで他の年齢で答えるときにも使えるので覚えておきましょう。
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クラスには19人の学生がいます
フランス語で
Il y a dix-neuf étudiants dans la classe
という言葉になります。
「Il y a 〜」で「〜がある」「〜がいる」という意味の定型表現になります。
よく使うため、覚えておくととても便利です。
「étudiants(エテュディアォン)」は、大学の「学生」という意味の名詞の複数形になり、「学生の」という意味の形容詞の意味もあります。
複数形の場合、男性と女性が含まれた学生を表しますが、単数形の場合は男性と女性で以下のように変化します。
【名詞、形容詞étudiantの変化と使い分け方】
- étudiant(エテュディアォン) 男性形 男性の学生を表すときの形
- étudiante(エテュディアォントゥ) 女性形 女性の学生を表すときの形
「dans(ダォン)」は「〜の中に」や「〜のなかへ」「〜の状態に」という意味の前置詞になり、英語の「in」「into」と同じ働きになります。
「classe(クラス)」は授業の「クラス」「学級」や「授業」「教室」という意味の女性名詞になります。
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19世紀の作品は素晴らしい
フランス語で
Les œuvres du dix-neuvième siècle sont magnifiques
という言葉になります。
「Les(レ)」は複数形の名詞につく定冠詞になり、男性名詞、女性名詞のどちらの複数形にも使います。
「œuvres(ウーヴル)」は、文学の「著作」や「芸術作品」、「業績」「成果」、「仕事」「活動」という意味の女性名詞の複数形になり、英語の「work」と同じ意味、働きになります。
「du(デュ)」は「de + le(前置詞+男性名詞に付く定冠詞)」の縮約形になり、「〜の」という意味になります。
「sont(ソン)」は「〜である」「〜です」という意味の三人称複数形になり、原形は「être(エートル)」になります。
「magnifiques(マニフィーク)」は「素晴らしい」「豪華な」「壮大な」「見事な」という意味の形容詞になります。
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19引く3は?
フランス語で
Dix-neuf moins trois, ça fait combien ?
という言葉になります。
「19引く3は、いくつですか?」という意味でも使います。
「moins(モワン)」は、ここでは「〜を引いた」「〜を引いて」や「〜を除いて」、また時刻の「〜分前」や「氷点下〜度」等意味で使う前置詞になります。
「trois(トロワ)」は数字の「3」という意味の数詞になります。
「ça(サ)」は「これ」「それ」「あれ」という意味の代名詞になり、英語の「this」「that」「it」と同じ意味、働きになります。
「fait(フェ)」は、ここでは計算の結果が「〜になる」「〜である」という意味の三人称単数形の動詞になり、原形は「faire(フェール)」になります。
「combien(コンビヤン)」は「どれだけの」「いくつ」や「どれくらい」という意味の疑問を表す副詞になり、英語の「how much」や「how many」と同じ意味になります。
この表現は、計算の結果を聞くときに使う表現になり、学校の授業だけでなく、日常会話や仕事などでよく使うため覚えておくと便利です。
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19番のバスに乗ってください
フランス語で
Prenez le bus numéro dix-neuf
という言葉になります。
「Prenez(プルネ)」は、ここでは乗り物に「乗る」、乗り物を「利用する」「使う」という意味の二人称複数形の動詞になり、原形は「prendre(プラォーンドル)」になります。
「bus(ビュス)」は乗り物の「バス」という意味の男性名詞になります。
「numéro(ニュメロ)」は「番号」「ナンバー」や「〜番」「〜号」という意味の男性名詞になります。
旅先で道案内を受けたり、反対にバスの乗り場を教えるときに使える表現になります。
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明日は気温が19度になります。
フランス語で
Il fera dix-neuf degrés demain
という言葉になります。
「明日は19度になるでしょう」という意味でも使います。
「Il(イル)」は形式主語になり、天候や気温を表す文で形式的に使われる主語で、具体的な対象を指していません。
「fera(フラ)」は「〜になる」「〜になるだろう」という意味の三人称単数未来形の動詞になり、原形は「faire(フェール)」になります。
「degrés(ドゥグレ)」は、単位としての「〜度」、「段階」「階級」や「等級」という意味の男性名詞の複数形になります。
「dix-neuf degrés」で「19℃」「19度」という意味になります。
「demain(ドゥマン)」は「明日」や「近い将来」という意味の副詞になります。
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このプロジェクトは完成間近で止まった
フランス語で
Ce projet est resté à dix-neuf
という言葉になります。
「Ce(ス)」は「この」「その」という意味の指示形容詞になり、下記の「projet」が男性名詞単数形であるため、対応する形で「ce」を使っています。
「projet(プロジェ)」は「計画」「プラン」や「企画」「企画書」、「草案」という意味の男性名詞になります。
「est(エ)」は「〜です」「〜である」という意味の三人称単数現在形の動詞になり、原形は「être(エートル)」になります。
「resté(レステ)」はある場所に「とどまる」「滞在する」やある状態に「〜のままでいる」「止まる」という意味の動詞の過去分詞になり、原形は「rester(レステェ)」になります。
ここでは、直前の動詞「être」を助動詞として用いて、過去の状態を表す形になっています。
「à(ア)」は「〜に」「〜で」という意味の前置詞になり、ここでは「〜の状態で」という意味で使っています。
直訳すると「このプロジェクトは19の状態で止まった」という意味になり、20を完成の状態と仮定して、その直前の19の段階でストップしたという意味になります。
この文を比喩的な表現になり、「完成を目前にして止まった」という意味で使います。
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999
フランス語で
neuf cent quatre-vingt-dix-neuf
という言葉になります。
「neuf(ヌァフ)」は数字の「9」という意味の数詞です。
「cent(サォン)」は数字の「100」という意味の数詞です。
「quatre-vingt(カトル ヴァン)」は「4×20」という意味になり、数字の「80」を表しています。
数字の「999」を表す表現の仕組みは、「900+80+19=999」という形になっています。
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数字の「19」を表すフランス語「dix-neuf(ディズナフ)」のまとめ
ここではフランス語で数字の「19」を表す単語や、日常生活の中でよく使う表現やフレーズを紹介してきました。
フランスにおける「19」という数字の持つ意味は、「19」という数字自体が中心的なテーマとなることは少ないですが、歴史や文化、芸術、産業において、「19世紀」という時代が持つ影響力はとても大きいと感じます。
ここでは「19」を表す単語だけでなく、日常で頻繁に使うことがある表現も含めて紹介していますので、しっかりと覚えて使えるようにしていきましょう。