「愛してる(ジュテーム)」の気持ちが伝わるフランス語の表現の読み方と発音、翻訳とは?
ここではフランス語で「愛してる」という気持ちを伝える表現「ジュテーム」について紹介していきます。
フランス語には、愛情表現が豊かな美しい言葉やフレーズが数多くあり、音声として聞いても美しい響をもった言葉が多くありますが、数多くの愛情表現の言葉があるがゆえ、使い方や使う場面を間違えてしまうと、自分が意図しない方向で気持ちが伝わってしまったりします。
自分が相手に伝えたい気持ちの大きさやニュアンス、そこに恋愛感情があるのかないのか、などによっても使う言葉や表現は変わってきます。
ここでは相手との関係性や伝えたい意思に応じた表現を紹介していますので、しっかりと覚えて、正しく自分の気持ちを表現し、伝えられるようになりましょう。
「愛してる」と伝えるフランス語「ジュテーム」の表現の読み方と発音
ここでは「愛してる」と気持ちを伝えるためのフランス語「ジュテーム」の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方について紹介していきます。
愛してる
フランス語で
Je t’aime
という表現になり、「好きです」というニュアンスでも使う表現になります。
「je(ジュ)」は「私は」という意味の人称代名詞になります。
「t’aime(テーム)」は、「te(トゥ)」と「aime(エーム)」の組み合わせになり、ここでは「te(トゥ)」の直後の単語の語頭が母音のため、エリズィオンとなり「t’aime(テーム)」の形になっています。
「te(トゥ)」は「君を」「おまえを」や「君に」「おまえに」、「君のために」「おまえのために」という意味の人称代名詞になります。
「aime(エーム)」は、「aimer(エメ)」が原形の「(人)〜を愛する」「〜が好きである」「〜を大切に思う」という意味の動詞になります。
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あなたがたを愛しています
フランス語で
Je vous aime
という表現になります。
「vous(ヴ)」は「あなた」「あなたがた」「君たち」という意味の人称代名詞になり、「te(トゥ)」よりも関係が深くない相手に対して使う単語になります。
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私も愛してる
フランス語で
Moi, aussi
という表現になります。
「moi(モワ)」は「私」「僕」という意味の人称代名詞の強勢形になり、文頭に置いて強調をしたいときの形になります。
「aussi(オゥスィ)」は、ここでは「同じく」「〜と同じくらいに」「〜と同様に」という意味の副詞になります。
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「好き」の気持ちを伝えるフランス語の表現の読み方と発音
ここでは相手に「好き」という気持ちを伝えるためのフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
あなたが好き
フランス語で
J’aime vous
という表現になります。
「J’aime(ジェーム)」は、「Je(ジュ)」と「aime(エーム)」 の組み合わせになります。
「Je(ジュ)」の語尾が母音「e」、「aime(エーム)」の語頭が母音「a」になり、この場合エリジオンとなり、「Je(ジュ)」の「e」が文字、発音ともに省略され、「J’aime(ジーム)」になっています。
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私のこと好き?
フランス語で
Tu m’aimes?
という表現になります。
「tu(テュ)」は「君」「あなた」という意味の人称代名詞になります。
「m’aimes(メーム)」は「me(ム)」と「aimes(エーム)」の組み合わせになり、ここではエリジオンとなり、「me(ム)」の語尾が母音「e」が文字、発音ともに省略されて「m’aimes(メーム)」の形になっています。
「me(ム)」は「私を」「私に」「私のために」という意味の人称代名詞になります。
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これが好き
フランス語で
J’aime ça
という表現になります。
「j’aime(ジェーム)」は「je(ジュ)」と「aime(エーム)」の組み合わせになり、ここではエリジオンとなって、最初の「je(ジュ)」の語尾の母音「e」が省略されて「j’aime(ジェーム)」の形になっています。
「ça(サ)」は「これ」「あれ」「それ」という意味の指示代名詞になり、英語の「this」「that」と同じ意味の単語になります。
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食べることが好き
フランス語で
J’aime manger
という表現になります。
「manger(マォンジェ)」は、ここでは「食べること」「食事」「食べ物」という意味の男性名詞の単語で使われており、主に会話の中で「食事」や「食べ物」を表すときに使います。
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歌うことが好き
フランス語で
J’aime chanter
という表現になります。
「chanter(シャォンテェ)」は「歌う」「〜を歌う」という意味の動詞の単語になります。
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車が好き
フランス語で
J’aime les voitures
という表現になり、「私は車が好きです」という意味の表現でもあります。
「les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になります。
「voiture(ヴォワテュール)」は「車」「自動車」という意味の女性名詞の単語になり、ここでは「s」が付き、複数形「voitures(ヴォワテュール)」となり、「s」は発音しません。
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犬が好き
フランス語で
J’aime les chiens
という表現になり、「私は犬が好きです」という意味の表現でもあります。
「les(レ)」は複数形の名詞に付く定冠詞になります。
「chien(シヤン)」は「犬」という意味の名詞になり、ここでは複数形「chiens(シヤン)」になっており、「s」は発音しません。
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美しい花が好きです
フランス語で
J’aime les belles fleurs
という表現になります。
「belle(ベェル)」は「美しい」「きれいな」「素晴らしい」や「見事な」「立派な」という意味の形容詞になり、ここでは修飾する名詞「fleur(フルール)」が女性名詞であるため女性形の形になっています。
「fleur(フルール)」は「花」という意味の女性名詞の単語になります。
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君が好き(恋愛感情がある)
フランス語で
Je vous aime bien
という表現になります。
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君が好き(恋愛感情がない)
フランス語で
Je t’aime beaucoup
という表現になり、友達として「君のことが大好き」という意味の表現になります。
「Je t’aime(ジュ テーム)」が入っているので、恋愛感情を伝える表現と間違えそうですが、「beaucoup(ボクゥ)」が付くと、ニュアンスが「君のことが好き」となり、恋愛感情はないけど友達として好き、と伝える表現になります。
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君のことが好き(少し恋愛感情あり)
フランス語で
Je t’aime bien
という表現になります。
「bien(ビヤン)」は「よく」「とても」「大変」という意味の副詞になりますが、「Je t’aime(ジュ テーム)」を強調する役割ではなく、愛情表現の強さを弱める働きになっています。
この表現を使うのに適切な関係性は、付き合い始めの恋人同士、またフレンドリーな異性の相手に対して気持ちを伝えるときに適した表現になります。
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「大好き」の気持ちを伝えるフランス語の表現の読み方と発音
ここでは「大好き」と気持ちを伝えるフランス語の表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説をしていきます。
あなたのことが大好き
フランス語で
Je t’adore
という表現になります。
「t’adore(タドォール)」は「te(トゥ)」と「adore(アドォール)」の組み合わせになり、ここではエリズィオンとなって「te(トゥ)」の語尾の母音「e」が省略されています。
「te(トゥ)」は「お前を」「君を」や「君に」「おまえに」という意味の人称代名詞になり、「vous(ヴ)」より関係性の近い相手に対して使う単語になります。
「adore(アドォール)」は、「adorer(アドォレ)」が原形の「〜を熱愛する」「〜が大好きだ」という意味の動詞になります。
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あなた方が大好き
フランス語で
Je vous adore
という表現になります。
「vous(ヴ)」は「あなた」や「あなたがた」「人々」という意味の人称代名詞になり、目の前にいる人や目の前にいる複数の人を表すときに使います。
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フランス語で「愛してる」ジュテームと愛情を表現するさまざまな表現の読み方と発音、翻訳
ここでは相手に「愛してる」という気持ちや愛情を伝えるフランス語「ジュテーム」のさまざまな表現について、日本語の意味からフランス語を紹介し、発音の音声とカタカナでの読み方を含めて解説していきます。
心から君を愛している
フランス語で
Je t’aime de tout mon cœur
という表現になります。
「tout(トゥ)」は、ここでは「すべての」「〜全体」や「完全な」という意味の形容詞になります。
「mon(モン)」は「私の」という意味の所有を表す形容詞になります。
「cœur(クェール)」は、ここでは異性に対する「愛情」「気持ち」という意味の男性名詞の単語になります。
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何よりも君を愛している
フランス語で
Je t’aime plus que tout
という表現になります。
「plus que tout(プリュ ク トゥ)」の形で「何よりも」「何にもまして」という意味の表現になります。
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君に夢中だ
フランス語で
Tu me fais craquer
という表現になり、「君にメロメロだ」という意味でも使います。
「tu(テュ)」は「おまえ」「君」という意味の人称代名詞になります。
「me(ム)」は「私を」「私の」という意味の人称代名詞になります。
「fais(フェ)」は「faire(フェール)」が原形となり、ここでは人の態度などが「〜を引き起こす」「〜させる」という意味の動詞になります。
「craquer(クラケェ)」は、ここでは人が欲望などに「負ける」「まいる」や人の魅力に「惚れ込む」という意味の動詞になり、よく使われるのは「ポキッと折れる」「失敗する」という意味で使われます。
そのため、「君の魅力に負けた」という意味合いの表現になります。
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私はあなたに恋しています
フランス語で
Je suis amoureuse de toi
という表現になります。
「de(ドゥ)」はここでは「〜に」という意味の前置詞になります。
「toi(トゥワ)」は「君」「おまえ」という意味の人称代名詞の強勢形になり、前置詞の後ろに付くときの形になります。
「amoureuse(アムゥルーズ)」は「恋をしている」「夢中の」「惚れている」という意味の女性形の形容詞になり、ここでは主語となる「私」が女性であることがわかります。
【形容詞 amoureuxの変化と使い分け】
- amoureux(アムゥル) 男性形 男性が女性に恋をしているときに使う形
- amoureuse(アムゥルーズ) 女性形 女性が男性に恋をしているときに使う形
男性形と女性形で単語のスペル、発音ともに異なりますので、文章と会話で変化に注意して使いましょう。
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ずっと一緒にいよう
フランス語で
Je vous suis attaché
という表現になり、「私はあなたに深い愛情を持っている」というニュアンスになります。
「suis(スュィ)」は、「être(エトル)」が原形の「〜である」という意味の動詞になり、英語の「be動詞」と同じ役割の単語になります。
「attaché(アタッシェ)」は「〜に愛着がある」「〜に専念した」「〜に執着した」という意味の形容詞になり、ここでは主語となる「Je(私)」が男性であるため、男性形の形となっています。
【形容詞 attachéの変化と使い分け】
- attaché(アタッシェ) 男性形 男性が主体となって気持ちを伝えるときに使う形
- attachée(アタッシェ) 女性形 女性が主体となって気持ちを伝えるときに使う形
男性形と女性形で単語のスペルは異なりますが、発音は同じであるため、文章で使うときに変化に注意しましょう。
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あなたといると私は幸せです
フランス語で
Je suis heureux avec toi
という表現になります。
「heureux(ウゥルゥ)」は「幸せな」「幸福な」「嬉しい」という意味の形容詞になり、ここでは主語の「Je(ジュ)」が男性であるため、男性形の形になっています。
「avec(アヴェク)」は「〜と一緒に」「〜とともに」という意味の前置詞になります。
「toi(トゥワ)」は「おまえ」「君」という意味の人称代名詞の強勢形になり、前置詞の後ろに来るときの人称代名詞の形になります。
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永遠に愛している
フランス語で
Je t’aime pour toujours
という表現になります。
「pour(プゥール)」は、ここでは予定の期間や時期を前提として「〜に」「〜の間」「〜の予定で」という意味の前置詞になります。
「toujours(トゥジュール)」は「いつも」「ずっと」「常に」や「今もなお」という意味で「永遠」を表す副詞になります。
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フランス語で「愛してる(ジュテーム)」と伝える表現のまとめ
ここではフランス語で「愛してる(ジュテーム)」という気持ちを表現するフレーズや言葉について紹介してきました。
愛情表現に関わる言葉は、大切な家族や恋人、友人との関係をより良いものとするために必要ですが、使い方を間違えると誤解が発生し、関係が意図しない方向に向かってしまうこともありえます。
フランス語には愛情表現に関連する美しい言葉が数多くありますが、それぞれの言葉から相手に伝わる気持ちまでを理解をしていないと、自分の思いとは異なって伝わってしまう可能性があります。
相手と良い関係性を保ちつつ、相手との関係性をより発展させていくために、フランス語の愛情表現について正しい意味とニュアンスをしっかり理解して使っていきましょう。